Web管理者日記 2002年6月  

 

6/30(日) Apacheのセキュリティーアップデート再挑戦。Configureのオプション設定をWebで調べるが、2.0系はオプションが変わっているためうまくいかない。1.3系の最新版に変更し、make&make installでようやくセキュアな最新版(Ver 1.3.26)に更新。やっぱりUNIX系は難しいなあ…午後は嫁さんの車の車幅ポール購入と取り付け、娘と粘土遊びで日が暮れる。

 

6/29(土) やらなければならない仕事がいくつかあるのに、なんとなく手につかずに本を読んだりサーバをいじくったり。逃避行動だな… もう6月も終わってしまうのに。

 

6/28(金) 午前中はサーバのセキュリティーアップデート作業。Googleのデータベースにこのサイトが登録されて、Googleからここへのアクセスが増えている。Apacheにセキュリティーホールが発見されているので、その対策。アップデートファイルをダウンロードして作業するが、ソースからのコンパイルが不調。結局RedhatのRPMパッケージ(ちょっと旧い)からアップデートしてお茶を濁す。まだまだスキル不足。

結局、家を出る時間が予定より遅れ大学へは行かず。諸々の用事を済ませ、夕刻、東明小渡辺さんにレンタルしたPCのWindows再インストール作業に出かける。ネットワークカードとディスプレイアダプタのドライバを忘れて難渋。仕方なくノートのPHS回線でダウンロード。ディスプレイドライバもなぜかうまく入らず時間切れ。作業は来週に持ち越し。ツイてない…

 

6/27(木) 午前中は大学にて論文のための下調べ作業。昼食を食べて谷口さん、村上さんと夜の2005年の教室を考える会(石川版)の準備作業。資料作成や実習用PCの設定作業、実習用フロッピーディスクの作成作業等。院生の内垣戸さん、学生の小林さん、亀田さん、技官の松能さんも動員で準備作業を黙々と。

夕刻からの会はプレゼン2本(中條節プレゼンは相変わらず危なげなし!)、後は内留生担当のフォトショップによるデジタル写真加工講座。体験版お持ち帰り特典つきの会なのでインストール作業も参加者がやるという意図。が、体験版と製品版がぶつかって一部のPCでうまくいかず、説明担当だった自分は冷や汗。谷口さんはメインの講師役を堂々とこなす。

参加者も多くて盛会だったが、運営のマネージメントレベルででの役割分担における揺れ、実習準備の負担の大きさはやはり課題かな。

 

6/26(水) 前夜からD-projectの推薦者MLが動き出す。9人の方を推薦しているが、早速みなさん自己紹介をして発信をスタートしている。さすがだな。これからどんどん刺激的な内容が流れると思う。自分もしっかり発信を心がけよう。

今日は、杏子の初の授業参観日。親として授業参観を見るのは初めてで、なんだか不思議な感じでもあり、朝から緊張もしたりして。(^^ゞ

教室での朝の会(?)や学年集会(???)でのお歌やお遊戯を見る。まあ、我ながら見事に自分の子のことしか見ていない事に途中で気づく。

なるほど、これが子を持つ親の気持ちだな。

杏子は家での姿とは違いやけに神妙。内弁慶は父親似。その後「お母さんと一緒の読書タイム」は大喜びで母親の所に飛んで来る。ちゃっかり膝に座って本を読んでもらっている。父親はもっぱらカメラマン。

途中で退出し、昼前に大学着。村上さんとターバンカレーの昼食。午後は内垣戸さんの依頼でD-pro夏の発表ブースを模してリハーサル&撮影会。谷口さんが主演。

その後、野畑さん@教育研究室が来研して谷口&村上プロジェクトのCM撮影の主演としてV撮り。正來も声でちょっと出演。二人の撮影へのこだわり、ノンリニアビデオ編集のスキルはすでに遠く追いつけないレベルになっていて、自分はほとんど傍観者。申し訳ない。

夜、明日の2005教室石川版の学習会出席チェックに関する確認作業等をML上で最終詰め。スタッフ間でE-mailをきちんとチェックし、全体のマネジメントのために意思疎通を図れるメールリテラシーがこの手の組織には不可欠になってきていることを改めて感じる。この現場の忙しさを克服して自己研修するには、それしかない。それができないのはは結局どこかにマネジメントの不備かモチベーションの不足があるということなんだろうな。力があって忙しい人ほど「忙しい」とは言わないということも、この世界に入っての実感。そういう人ほど、メールの返信は確実で速いのだ。

 

6/25(火) 午前中は野々市小へ。PC室の整頓、書類の提出などの雑務。

11時30分大学着。すぐに地味作業の再開。学食での昼食をはさんでひたすら作業。谷口さんは午後から小松の情報委員会に出かけていき、村上さんも早々に退出。今枝さんといろいろ話しつつ作業をする。最近今枝さんとの情報交換がとても興味深く、ついつい話し込んでしまう。映像(画像)教材作成を研究されているので、知っている国内データベースを少し紹介してみた。

単純作業にかなり疲れ、気分転換(?)に「メディア・リテラシーを育てる国語の授業」(井上 尚美・中村 敦雄編 明治図書刊)をソファーに転がって読み始める。メディアリテラシー教育の歴史が冒頭に簡単に触れられている。今まで真剣に勉強した事がなかったので興味を惹かれる。以前岡部先生から、国語の指導要領が一番系統性がしっかりしていると聞いた事があるが、その中でメディアリテラシーというものをどのように織り込んでいく事ができるのか、じっくり読んでみたい。小学校「教科情報」projectの勉強にもなるだろうと期待。

帰宅してApacheのアクセスログを覗いていると、RefereeがGoogleになっているログ部分を発見!もしやと思いGoogleで検索をかけてみるとこのページが出てくる!Googleデータベースについにこのページが載っかったということで、うれしいうれしい。

やはり、index.htmlがフレームページだとちゃんとクローラーが引っかけてくれないというのは本当だったようだ。ダミーインデックスページはどうもうざったくていやなものだけど、効果はあったということだな。

 

6/24(月) 珍しく早起きして9時大学。谷口さんと村上さんに驚かれてしまった…

早速、論文書きの下準備作業。単純作業は終わりに近づいているが…午前中いっぱいひたすら作業。

午後からは中川先生が研究室に来られ、1時間2本勝負の内留生ゼミ。今日で最終日の超短期内留生・小松原さん@川崎市教育センターが「デジタル映像教材データベース」、谷口さんが「小中連携を視野に入れた情報教育カリキュラム作成」をディスカッションテーマに出してくれる。

小松原さんの取り組みは、作られるデジタル映像データベースを教材として現場教員が「使える」ものにするためにはどのような方策を考えたらよいのかが焦点となる。

デジタル映像クリップは素材なのか教材なのか、それらはどの文脈の中で使われるのか(教科学習等に沿わせるのか、自由なテーマ学習に沿わせるのか)、使用の主体は教師か子どもか、インターフェイスは?等々、問題点となりそうな部分をみんなで出し合い整理する展開になった。自分が昨年度石川県の教育センターで取り組んだ映像データベースプロジェクトで感じた疑問などがやはり問題点として整理された気がする。個人的にとても興味深いセッション。

谷口さんの取り組み「小中連携の情報教育カリキュラム」、おそらくはまだ全国的にも実践事例は稀有だろうと思う。例えば地域レベルでカリキュラム体系としてかなり細部にわたって発達段階に応じた指導細目を決めていくことで指導の指針を明確にしていくべきなのか。それとも指導者が自分の実践において子どもにつけたい力をより明確に意識して柔軟なカリキュラムを作成しつつ、「ついた力」をチェックシート上でカウントしつつ学習履歴として次学年に引き継いでいくことで情報教育的な学力保証をしていくべきなのか…、おそらくは両方の側面が必要なのだろうけれど、具体的なモデルはどのようなものになるのか?などなどの考えが自分の中で駆けめぐる。難しいテーマだけれどこれからは避けては通れない部分だと感じる。谷口さんが例えば堀田先生の「小学校教科情報」プロジェクトなどに参加できたらきっと研究の論点が整理されていくのではないかと感じた。

1時間強のゼミだったけれど、緊張感のあるいいセッションになった。次回は未定だけれど、自分の仕事を少しでも前進させて斬ってもらえるようにがんばらなくては…

終了後、夕刻からは浅野川近くのビストロとどろき亭にて小松原さんの夕送別夕食会。中川先生、小林さん、亀田さん、内留生5名が全員集合で盛り上がる。

終わりがけにはNHK教育テレビ「調べてまとめてつたえよう」のディレクター和泉さんも合流、番組制作話をしていただくというラッキーな会になった。7月末に中川先生収録のスタジオ見学も決まって大いに楽しみ。

解散後小松原さんをホテルまで車で送り、7月末の再会を誓いつつお別れ。23時帰宅。

 

6/23(日) のんびり過ごす一日。昼は家族で8番ラーメン。午後は読書とWebページ作成。夕食後も娘と遊んだりネットを覗いたり。

 

6/22(土) 10時30分東明小集合で、石川県教育工学会実践交流発表会@津幡条南小に出かける。中條さん、中野さん、渡辺さん、正來といういつものサークルメンバーに加えて、日向さんと斉藤さんが集結。中條さんオデッセイで出発。昼食をとってから会場へ。

 

今年度は昨年度好評だった2回の実践発表会を倍増して4回にする、その第一回目。5名の5分間プレゼンと工学会からの各種コマーシャルタイム、その後金沢大加藤先生の講演という構成。参加者は60名弱で、やはりなかなかの盛会となる。企画2の山下さん、坂上さん、飯田さん、谷口さんを初めとする集客活動はいつもながら強力である。新研究部がやっている組織の維持のためのこの努力はとても重要だと思う。

 

プレゼントップバッターはわれらがサークル渡辺さんの「マルチ紙芝居で大爆笑」。長年取り組んできた紙芝居をデジタル機器を利用してさらに楽しいものにしようというもの。子どもたちがまさに爆笑している授業風景、そして渡辺さんのアクションたっぷりのプレゼンパフォーマンスに引き込まれる。渡辺学級の個性と楽しさが垣間見えるプレゼン。

もう一つ印象に残ったプレゼンは青江さん@清湖小のデジタルムービー、アニメーションGIFを利用した体育指導用クリップ作成の試みを紹介したもの。「やりたいこと」がまずあってそれを実現するために必要なメディアや機器を特性に応じて使い分けて利用している地に足のついた実践と感じた。プレゼンも内容を絞ったすっきりした構成で好印象。

休憩時間には中條部長が工学会入会の勧誘、清水さんが石川版2005年の教室を考える会CM,谷口さんがD-project紹介プレゼン、正來がテレビ会議交流授業支援企画のCMプレゼン。自分はともかく、みんなしゃべりが妙にうまい!だんだん営業マンに似てきたということかな。

自分のコマーシャルに対しても、興味があるので名刺を下さいと話しかけて下さる方が帰り際5名ほど来られる。有り難い。少しずつ話しをさせていただく。反応があると嬉しいのは子どもと同じ。

最後は加藤先生から総括の講演。今日のようなプレゼンテーションをすることが教師にとってどのような意味があるかを、指導場面、自己研鑽、実践の蓄積といった面からわかりやすく整理して、その重要性をまとめておられた。教師業は日々プレゼン、やはりこういう場で自分の実践をまとめてみる、発表する、振り返るということは重要だと再確認。帰りの車でも続けて話しができて、有意義な一日だった。

 

6/21(金) 今日は大学に行かずに所用かたづけ。午前中は家の野暮用。午後からまず野々市小の機器トラブルシュート。預けたままにしてある私物デスクトップPCセットの一つを整備して車に積み込み、東明小へ。渡辺さんの教室用PCとして貸し出す約束をようやく果たした…つもりが勤務校のシステムポリシーが頑固に居座って解除できない。よってネットワーク設定ができず。OS再インストールしたほうが話が早そうだ。来週の課題。渡辺さん、すみません。

作業場の教室で中條さんといろいろ今後のサークルの方針を話し合う。自己研修において外を志向する仲間増やしがやはり課題という結論。

家にとって返して嫁さんを乗せホンダクリオでFit納車。ビンボな我が家には痛い出費だけど、まあ仕方ない…。嫁さんは新車の匂いがえらく嬉しそうだったけど。

 

6/20(木) 午前中はホンダクリオでバンパーの交換作業。嫁さんの新車(Fit)が店には届いていた。明日納車予定。待ち時間中に「学校情報化のマネジメント」(岡本薫著 明治図書刊)読了。各種の指摘は興味深いし、うなずけるものも多かった。反面、著者の論拠を補強する役割を果たしている「海外からの現在の日本の教育状況への批判」のソースが明らかにされていないことが気になる。プロパガンダの匂いはそこからくるのか。

終わって大学に向かう途中で谷口さんより電話があり、有志で昼食会@第七餃子へ。村上さんの新車の話題で盛り上がる。

1時30分ゼミ。亀田さんは「勉強」の意味を問うレポ、村上さんは「男女平等と差別」をテーマに。とても大きなテーマなので、焦点が定まらずに話題があちこちに拡散してしまうのがちょっと残念。話をすること自体は面白いし、内留ならではの時間の使い方とは思う。が、世間話のレベルで話をしてもゼミとしての深まりはなかなか生まれない。話題提供というのは難しいな。みんなにどのレベルで討論してもらうかを限定するような視点を提案者が持たないといけないんだろうと自分の提案のこれまでを自省。

終了後、子どもと大人の世界の境界の曖昧化、子どもの世界の大人による浸食という話題で世間話的議論。これまた大きすぎるテーマだけど、世間話だからいいか…。一致する場面も多くて、面白かった。

 

6/19(水) 午前中は家でメール整理。谷口さんとメール連絡しつつ、D-proセミナー関連の日程等の詰めの作業、MLに発表順変更の依頼メールを送信。

午後から小松犬丸小の校内研修に参加(加藤先生、谷口、今枝、小松原、正來)。校内研修における各自の個人研究発表会(!)とのこと。こういうユニークな研究・研修体制に犬丸小スタッフの強さを感じるなあ。

11人の職員全員が自分の今年度の校内研究個人テーマを発表してディスカッション。一人10分の割り当てを越える方もいた(校長先生からやんわり指導あり!)が、一つのテーマだけでなく、しかも提案をきちんとレジュメにして時間内にプレゼンするというのはいいと思う。時間は無限ではないのだ!こういう場面では司会の突っ込みが重要だと思った。今回は時間不足の感もあったので仕方がないかな。

研修会を通して、犬丸小のめざすものとして遊びまで含めた「学び」とその評価を考える姿勢が見えたし、校長先生が子どもの姿を厳しく細やかに、しかし温かく捉えてコメントされている姿に尊敬の念を覚えた。犬丸小はたしかに規模も小さく、まとまりやすい面はあるだろう。しかし、多忙きわまりない今年度の学校現場で、これだけきっちり時間をかけて研究のための話し合いができる学校マネージメントの確かさ。学校規模の違いではすまされないなにかがそこにはあると思う。

 

6/18(火) 10時30分大学。村上さんとD-pro夏セミナーのプレゼン打ち合わせをし、交通手段と宿泊場所について中川先生に相談、事務局北川さんに相談のメール送信。1時間ほどで了解の返信、さすが素早い!これで横浜行きは研究生3人の車による珍道中になることが決定。

その後、買っておいた「国語科でできるメディアリテラシー学習」(由井 はるみ著 明治図書刊)を読み始める。国語と情報教育のリンクが最近のキーワードの一つだそうで、少し関連の書籍にこれから当たってみようと思う。

ワールドカップ日本トルコ戦が始まる頃に大学を出て帰宅。さすがに町は空いていた。日本代表の惜敗は無念だったが、ここまでやった実力はただただすごいと思う。

 

6/17(月) 松任の実家によってから、ホームセンターでレンタルしていたドリル返却、ホンダクリオでリアバンパー交換の見積もりをして11時大学着。D-pro夏発表関連のメール処理。ITCE業務の分析作業を引き続きぼちぼちと進める。夕刻からは内地留学生野郎会でテルメ金沢へ。金沢大へ1週間の超短期内留に来られた小松原さん@川崎市教育センター研究員も飛び入り参加で盛り上がった。

 

6/16(日) 日曜にしては早起き。目的は車のテレビアンテナ交換。リアウィンドウに立っていたTV用2本、VICS用1本をリアウィンド貼り付けのフィルムプリントアンテナに交換。リアシートすべてとピラーカバー、ドライバーズシートを外し、ナビとTVチューナユニットまでカーペット下を配線取り回し。汗だく。苦労したが感度も良好、アンテナつんつん状態から解放されて満足。スーパーマーケットの駐車場でこすられたバンパー(怒)もボーナスで交換しようと画策しているが、果たして我が家の財務大臣の許可は…?

昼食後、父の日プレゼントを持って実家へ。その後、買いものして帰宅。Manさんから掲示板に返信あり。最近のうちのWebのアクセスログには、ManさんWebから飛んできてくれる方がとても多く記録されている。感謝感謝である。人気ページにリンクしてもらうと効果大ということを実感。

中條さんからの情報教育サークル関連のメールに対応。5年目を迎える我々のサークルも今年は一つの転機を迎えつつある。モチベーション、発信の場作り、Give&Takeがきちんと成り立つメンバーシップ…考えなければならないことがたくさんある。

 

6/15(土) 家族サービスデイ。幼稚園から帰ってきた杏子、嫁さんと昼からショッピングセンターへ。諸々の買いものを済ませ、アイスクリームショップへ。ホームセンターにも寄ってまた諸々の買いもの。帰ってきて少し昼寝後、外で車のテレビアンテナ交換の準備をしつつ杏子と近所の女の子の遊びのお守り、おもちゃの修理、風呂場の扉の修理。ついでにトップページをノンフレームページに変更。(検索エンジンのロボット対策である。)

 

6/14(金) 10時大学。谷口さんが持ってきた音声入力ソフトで盛り上がる。研究室の台所を片づけ(逃避行動だな)、その後、岡本薫「学校情報化のマネジメント」(明治図書)を読む。学校教育成立のための三要素、カリキュラム、教師の資質、学校経営マネージメントのうち、最後の要素が日本ではあまり重視されずに来たという一文が印象に残る。情報教育のとらえなど首をひねりたくなる部分もあるが、耳を傾けるべき主張のある本でもあると思う。まだ読破していないが、先が楽しみ。

3時30分からはワールドカップ日本チュニジア戦をみんなで観戦してしまう。日本選手は試合のたびに風格が出てくるような気がする。気のせいかな?スポーツにうとい自分だけれど、日本チームをここまで育てたトルシエという人に興味が出てきた。

夜、メールを読み書きしつつ新しいテスト掲示板の設置。今回は楽勝。

 

6/13(木) 7時30分家を出て白山麓少年自然の家へ。勤務校の6年生合宿最終日のゲーム活動のお手伝い。山の上では蒸し暑さもそれほどではなく、気持ちよく野外活動。6年生たちはさすがに疲れていたけれど、まだ帰りがたい様子。そうだよなあ。

正午前に出て1時前に大学着。1時30分ゼミ開始。

今日は谷口さん「小中連携の情報教育カリキュラムのあり方とは」、4年小林さん「死を扱う授業のあり方」、今枝さん「研究発表校視察レポート」。

谷口さんは、出身の小松市をターゲットに小中連携の情報教育カリキュラムの作成の可能性を探る方向で研究を進めている。今日は情報モラルについて話をされていた。試案として道徳との類似性に着目したものを作成されていた。今枝さんが中学での情報教育の現状を話してくださったりしたので、自分もまもなく文科省から出る情報教育の手引きの「めあて」一覧をコピーして若干説明をしてみた。どこかにもっとモデルになるような取り組みがあるのかなあ。

小林さんのレポートはとても重いテーマ。「死について考える授業」を成立させるための教材のリアリティー、それを学びとして成立させうるだけの教師の力量・資質、学習集団としての高まりがないと、なかなか扱えないテーマだと感じた。金沢の有名な実践家、金森先生の話題なども出つつ、「生と死」を論ずるに耐えうる学習集団を自分は今まで作れなかったなあ…と自己反省。自分の教師としての資質を考えなければ議論が上滑りになってしまいそうで、軽はずみな言葉が出せなかったレポート。

今枝さんは、これまでの一月半で精力的に全国の研究校を見て回ったことをまとめてレポート化。情報教育や総合的な学習に対する小学校と中学校の温度差、それはどこから生ずるのかという話題から、学級担任制と教科担任制の長所短所にまで話が広がった。専門性を大切にする中学の指導者と、学級経営を中心にまるごとありのままの子どもの変容を見守ろうとする小学校の指導者のスタンスの違いがあるのかなあ…など、議論は拡散気味だったけれど、中学の先生とそういう話ができることは実は貴重。今枝さんの率直な話しぶりにいろいろ考える事ができて良かったと思う。

 

6/12(水) 杏子の初めての遠足日。大喜びで出て行くのを見送り、大学へ。午前中はITCE論文書きの調査活動。地味な作業が続いている。いつ終わるかなあ…

作業を続けているうちに県教育センターに内留中の井表さん@美川小が来られる。大学を出て「王将」で昼食、近況報告。研究室に戻り、井表さんの研究を肴に議論。井表さんはテーマとして、マルチメディアの授業場面への効果的な導入を考えている。

聞いていると、子どもの学習のアウトプットに際して、特性に応じた効果的なメディア利用の力を育てることに主眼があるという印象。

どのように種々のメディア特性を意識化させ、場合に応じた選択ができるような力をつけるか。そのための「仕掛け」をどうするか、教師による評価の軸を年間を通じてどう通すか、子どもたちが自己の力量の向上を意識化できるような自己・相互評価の軸をどのように仕組むか…議論させてもらいながら、自分の去年の取り組みの場面が次々浮かんで消える。その時考えた事がもう一度整理されていく感覚。良い勉強をさせてもらった。

ゼミでの高野さんとの議論もそうだけれど、自分の実践に引きつけて考えると後から自分のしたことの意味がわかって、我ながらなかなか…と感心したり…、なんてことを…と自己嫌悪に陥ったりすることが最近多い。現場だとかえってそういうテーマを絞った議論をする仲間がなかなかいなかったり、振り返る時間がなかったりする。これも内留生活のありがたさだな。

帰宅後、先日の「ともだち100人」オフラインミーティングの報告を作成して「内留見聞記」にアップロード。

 

6/11(火) 10時大学。谷口さんと研究室の冷蔵庫を大掃除。期限切れ食料と恐ろしいほど霜だらけだった冷蔵庫がすっきり。

たまった雑務を済ませ、13時映像メディア論。今日は最初だけ顔を出してすぐに研究室に戻る。学生さんたちは撮影を始めたところだそうだが、我が内留生チームは村上さんと谷口さんの奮闘で2本がほぼ仕上がっている。

引き続き研究室で読書、来週水曜日の研究室内留生宴会の打ち合わせと予約、論文読み。夕刻帰宅してから勤務校の6年生の合宿に顔を出す準備。

21時、白山麓少年自然の家。ビールとサーティーワンのアイスクリームを差し入れ。学校の近況を聞いたりこちらのやっていることを話したり、12時まで歓談。未明1時頃帰宅。 

アクセスカウンタが1ヶ月少しで2000目前に来た。見て頂いているみなさん、ありがとうございます。キリ番踏む方はだれだろう?お知らせくださるとうれしいな、って、自分で踏んじゃう可能性かなり大。 ^_^;

 

6/10(月) 未明に作業。「とも100」プロジェクトの議事録整理とMLへのアップ。その後2時過ぎまでかけてなんとか学習パッケージの最終提出作業が終わる。我ながらなんと手の遅いことか…。ようやく終わって爆睡。

ゆっくり起床しメールチェックなど済ませ、10時30分大学。学習パッケージのCD-ROM資料を希望の先生に渡すための作業、中條さんに情報教育評価チェックリストを送る編集作業など。谷口さん、村上さん、教育研内留生の野畑さんは午後から気張らしに出かけるが、自分は宿題がだんだん重くのしかかりつつある状況なので残って学習(泣)。ITCE関連の資料をじっくりと読む。

 

6/9(日) のどのいがらっぽさで目が覚める。今度の風邪は本当にしつこい。ホテルのテラスで簡単な朝食をとってみんなで移動。9時大崎アドビ本社会議室にて「友100」オフラインミーティング。(詳細は後日内留見聞記にて)自分はオブザーバーという立場なので、議事録をとることにした。参加のみなさん、交流学習をきちんと「子どもが楽しい、子どもに力がつく」ことをごく自然に意識している方たちばかりと感じる。様々なプランの交流の仕掛けが話し合われ、細部が詰められていった。会の最後にIPベースのビデオチャットシステム「V−chat」のデモンストレーション。NAT越えが出来るというのがウリのシステム。とはいえ、解説の中でやはり特定のポート(3つ)が開いていないと通信は不可とのこと。ネットミのような複雑な設定は必要ないものの、ホームユースのルータ越えはともかく、セキュリティーがキツめの教育系ネットのファイアウォールはやや不安なところ。さっそくインターネット3の東明小中條さんの所でテストをやってみる必要があるな。

解散して、ちょっと秋葉原に寄り、すぐに東京駅から上越回りで帰宅21時。日本ロシア戦を見つつ、昨日の緊急宿題、学習パッケージの正式版提出に取りかかる…つもりが思わず熱くなってサッカー観戦。仕事はなかなか進まず。

 

6/8(土) 起床、体調やはり今ひとつ。学習パッケージの緊急提出のメールを発見し、急遽作業開始。仮提出は済ませたが、本提出(明日24時締め切り)は明日帰宅してからの作業になりそうだ。ううむ、がんばらなくては。

昼過ぎに金沢駅へ。13時23分はくたか号で東京へ出発、久々の電車の旅を楽しんだ。18時過ぎに東京の宿、五反田「アリエッタホテル」に到着。ワールドカップの関係か、外国人の姿が多い。

19時オフラインミーティング@大崎ゲートシティ「北海道」。全国からのメンバ十数名に混ぜてもらっての参加。大いに盛り上がって23時終了。ホテルまで山形の竹田さんと話しながら歩く。東北の情報教育事情やNHKとの仕事のことを聞かせてもらう。Webを見て頂いているようで、内留生活はいいですね…との言葉。ほんとにそうだ、自分の境遇がどんなに恵まれたものか噛みしめなくては…と再自覚。来週は本腰入れて自分の研究を進めよう。

 

6/7(金) 今日は谷口さんと村上さんが静岡三ヶ日西小へ中川先生とお出かけ、今枝さんも県外へお出かけ。自分は勤務校へ。本当は三ヶ日西へ行きたかったけれど、明日から東京出張なので病み上がりの体力に自信がなく断念。来週の6年生合宿のお手伝い日を打ち合わせ、PC室の機器メンテナンス。来週あたりOpen officeを入れるつもり。昼頃に帰宅して簡単な昼食。園から帰ってきた杏子を連れ東京行きの切符の手配ででまた外出、杏子を連れてミスドで一休み。それにしても暑い日だった。体力が回復していないのか、ひどく疲れる。

 

6/6(木) 11時大学。みなさんに長欠のお詫びをしてゼミの準備。今日は中川先生、加藤先生ともに会議で本当の自主ゼミ状態。

13時30分ゼミ開始。正來「学習パッケージの中のプレゼンテーション的教材」高野さん「プレゼンテーションの評価項目」

週の前半倒れていたので準備はまったく不足だったが、先週の高野さんの提案をふまえた形で提案をしてみた。プレゼンテーション能力を育てると言ってもいくつかの局面があり、育てたい力にもたくさんのものが含まれる。それらを整理し、子どもの既習事項と経験値に応じて、その時間どこに評価のスコープを当てるかが教師のデザインではないか…という議論になっていった。途中から中川先生も来られ、そもそもグループプレゼンをなぜしようとしているかということも含めて、一時間や一単元でなく、単元の連続-年間として今はどこに評価のスコープを当てて子どもたちの力を伸ばそうとしているかを議論すべきだとの指摘を受ける。高野さんは年間のつけたいプレゼンテーション能力の推移表(?)のような見通しをその時点その時点で立ててみるといいなあと思った。

終わって、村上さんと谷口さんが編集に取り組んできたD-projectのプロモーションCFが中川先生に完成披露される。プロ並みの仕上がりに中川先生は大喜び、D-pro8月合宿まで秘蔵しておいて一気に公開しようということになる。

帰宅してメールチェック。皆川先生からお見舞いメールを頂きびっくり!うれしかった。お気遣い、ありがとうございます>皆川先生

夜、mozilla1.0の正式リリースを知り、インストール。日本語化も可能でなかなか使えそう。OpenofficeといいmozillaといいLinuxといい、open sourceな世界って面白い。

 

6/5(水) 夕刻まで静養。ようやく少し食事に手がつくようになった。

 

6/4(火) 若干持ち直すが相変わらず食事は×、ひたすら静養。夕刻、少し元気が出てきてメールチェックとWeb日記更新。

 

6/3(月) 7時、起床するも悪寒と腹痛と吐き気に見舞われダウン。終日絶食の寝たきり生活。

 

6/2(日) ゆっくり起きて、午前中は読書。午後、家族で電気店に行ってDVDレコーダなど品定めするも今ひとつ。新ハードウェアへの興味が薄れて来た?

帰宅して杏子と散歩。個人的リンク集の手直しに手をつける。TEST掲示板もレスがツリー表示されるものにリプレイス検討。Linuxサーバいじりが妙に楽しく、いらぬ設定変更などでついつい遊んでしまうので困る。お金がかからないけど時間のかかる遊びだな。

 

6/1(土) 7時15分起床。今日は杏子の幼稚園の運。9時30分妙源寺幼稚園グランド。快晴で暑い中、小さな子たちががんばっていた。お遊戯やかけっこを見る。

杏子のかけっこはのんびりゆったりニコニコ走ってブービー賞(^_^; 

親に似ていまいち競争心がないみたいだなあ…。お遊戯は実に楽しそうに踊っていたけど。(親馬鹿…)

それにしても、あの小さな3歳児たちを上手にまとめる幼稚園の先生は偉いと思う。

帰宅後、昼食、読書、ちょっと昼寝、Webのメンテナンス。5月のページビューは4716。毎日更新だけが取り柄のこのサイトだが、少しずつグレードアップしていきたいな。

深夜まで読書とメールチェック。なんだかメールが少なくてさみしい夜だった。休日でみんな静かに過ごしているのだろうな。

 

 

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masakiの情報教育レポート 管理者 正來 洋