Web管理者日記 2002年9月

 

9/30(月) 内留生親善ツアー2日目。みなさんは6時起床、30分寝坊した自分は笑われてしまった。朝食をゆったりとり、また部屋でのんびり歓談。10時チェックアウト、小松原さん@川崎教育センターを越後湯沢駅で見送る。お土産に新潟の銘酒「八海山」を地元店にて格安で入手し、村上さん共々上機嫌。長岡回りでのんびりドライブして帰路につく。15時頃、金沢到着。明日からは大学の後期開始、内留生活も後半戦だ。

 

9/29(日) 内留生の親善ツアー(?)で越後湯沢行き。朝9時にルネス金沢に集合し、北陸道を北へ。上越から上信越道経由で小布施着11時過ぎ。北斎館見学、お土産を物色。地酒と栗ようかんを購入。山越えをして越後湯沢「NASPAホテルニューオータニ」に3時過ぎに到着。ニューオータニの名がつくだけあって豪華なホテルだが、シーズンオフで2食付き一泊一万三千円也、この宿を見つけた谷口さんが皆の絶賛を浴びる。小松原さんも17時過ぎに合流。風呂に入って部屋でのんびり。夕食も質量共にまことに結構…ということなし。遅くまで話し込んでしまった。

 

9/28(土) 遅く起き出してメールチェック。中川先生@金沢大から、「友だち100プロジェクト」の臨時Webの立ち上げ依頼。早速、作業にとりかかる。

自宅Webサーバにバーチャルドメインを設定し、コンテンツ公開してみようと思い立つ。

Frontpage2000で一枚物のHTMLファイルを簡単に作成、Apacheのhttpd.confをGUI設定ツールWebminでいじくりまわす。その後、DDNSのzive.orgにバーチャルドメインの設定と適用をする。途中、このWeb(masaki1966.zive.net)と、友だち100人プロジェクトWeb(URLまだ秘密)の設定がぶつかってApacheが起動しなくなり青ざめたが、ポート設定のミスを見つけてhttpd.confを手動修正し、再起動成功。同一IP・サーバでの二つのWebサイト公開にも成功した。やれやれ、良かった…。(^^;

仕事のおかげでスキルアップもできたので、結果オーライだな。

 

9/27(金) 所用でいくつかの店を回ってから11時大学。昼過ぎに富山の米田さん@三ヶ月内留が初来研にて、ご挨拶。二学期いっぱいウィークリーマンションでの単身赴任だそうで、我々とは力の入り方が違うかも…刺激をもらって自分もがんばろう。

帰宅して読書、夕食、一家そろってビデオ鑑賞会で夜更かし。

 

9/26(木) 9時30分野々市小。昨日持ち出した画像ファイルを使いたい方がいたので、元の場所へ書き戻し。その他、いくつかの作業と質問への応対。

昼過ぎに自宅に戻り昼食。カウンター6666目前。と思ったらあっさり通過。踏んだ方からの掲示板への反応は残念ながらなし。

実践センターのMLで、今日から3か月間の内留生として来られる、富山市長岡小の米田さんの自己紹介メールが流れる。今日からとは知らずにいたため、大学欠席で失礼してしまった。MLに自己紹介メールを投稿。

長岡小といえば、石黒先生、渡辺先生(前任)のお顔が思い浮かぶ。英語活動を学びたいとのこと、金沢の先進校の研究発表がこれから目白押しだろうから、いいタイミングだと思う。自分も後期のテーマに向けてがんばらなくては。まずは、栃木大会の発表プレゼン作成、そして−昨年の雪辱戦(泣)−教育情報化コーディネータ2級2次試験突破のための準備!!CECの学習パッケージプロジェクト、2005校内LAN活用プロジェクトもそろそろ本腰を入れて下調べをするべき時期だ。11月の工学会研究部の学習会、D-project東京OFF、その他にもいろいろするべきことが山積み。書くうちにも、こうしてはいられないという気分になってくるなあ。がんばろう。

帰宅前、電器店によりデジタルカメラの予備バッテリーを購入。Linux参考書でセキュアなApache設定のチェックポイントを学習。試験的にSMTPサーバのQ-mail1.03をインストール、設定してみる、が、付け焼き刃ではうまくいくはずもなく…。良さげな参考書を書店で前日に発見(値段に躊躇して購入せず)しているので、思い切って明日購入して来ることに決定。

 

9/25(水) 10時野々市小へ。プロモビデオの静止画素材を探す。サーバー内を漁り、Webページ用に確保されていたものもサルベージ。256MBのCFカードがほぼ満杯になるぐらい集めることができ満足。

その他の雑用もすませ、11時半過ぎ学校を出る。途中コンビニで軽食、ホームWebサーバの設定に金沢北間町の村上邸へ移動。Win32用Apache2.4.40をダウンロードしてインストール。IISを止めるのを忘れていて起動せず。設定し直して再インストール、無事テストページが表示される。

続いて、村上さん作成のコンテンツのフォルダをデフォルトフォルダに指定しなおして再起動するも、文字化け。小松の自宅にいる谷口さんに確認してもらってもやはり文字化けとのことで往生する。Apacheを1.3.26にVersion downして試しても×。httpd.confの言語設定をいじくっても×。一縷の望みをかけて、index.htmlをホームページビルダーで開き、上書き保存するとやっと正常表示! index.htmlのソースが一部不正な状態で保存されてしまっていたらしい。Apache側の問題ではなかったことがわかった。

最後にFTPサーバの設定をして、大学からでもWebページが書き換えられるようにする。ここまでで2時間あまり。なんとか宿題を終わらせることができて一安心。

16時前に帰宅。堀田先生から10月半ばの2回目のHorilab超短期内留の宿泊予約確定のメールが来ていた。お礼を返信。今回は徳島三好郡ITCeの中川先生、熊本の才所先生とご一緒できるのでこれまたよい刺激を受けられそうで緊張しつつもとても楽しみだ。最終日には小学校で教科「情報」を進めている富士市元吉原小にも連れて行っていただけるとのことで、これまた滅多にない学習のチャンス。有り難いことだとひたすら感謝である。

 

9/24(火) 郵便局での野暮用の後、久しぶりに大学へ。村上さん、野畑さんと中央学食で昼食。村上さんWebサーバの再構築を明日することに決定。IISだと埒があかないので、Windows版のApacheをインストールすることにした。

帰宅してWindows版のApacheをダウンロードしてThinkpadにテストインストールしたところ、あっという間にWeb公開が可能になってしまい唖然とする。Linuxでも簡単と言えば簡単なのだけれどtarballからのアップデートなんてことになるとそれなりに面倒なもの。ものの5分でWebサーバが立ってしまうのはどんなもんか…と思うぐらいお気楽。

テスト公開用の期間限定内輪ネタコンテンツを作り、内留生仲間にURLを知らせるメール。反応やいかに…

山口のManさんから掲示板に書き込みあり。i-podに物欲メラメラ…らしい。うん、あれはりんご社らしいモダンなデバイスだな。いいかも。ともあれ、掲示板にいろんな方が訪れてくださっているので管理人としてはとてもうれしい。

 

9/23(月) 前日は未明まで読書をしてしまい、朝は思い切り寝過ごしてしまった。終日、娘の子守と読書、ネット巡回。夕刻から嫁さんの実家で食事会。ここしばらく、極度にのんきモード。10月からはまた忙しくなりそうなので、まあいいか。

 

9/22(日) 朝から野々市小プロモビデオの構想を考えたり、煮詰まったり。昼食後、ノンリニア編集用増設HDDを買いに、娘を連れてDOS-Vパラダイスへ。Maxtor製の流体軸受け5400回転版80GBハードディスクを購入、一万円少々。帰宅して早速増設。これだけ大きなハードディスクだとフォーマットもやたらに時間がかかる。夕食は給料日直後ということで、近場の回転寿司へ。人気店で超混雑だったが、座敷が空いていてラッキー。美味なり。

帰宅してメールの処理。三重暁小の水谷先生主宰の全国多地点方言交流プロジェクト関連で関係方面にいくつかメール。昨年度、水谷先生には遠隔授業を成立させるためのコラボレーションノウハウをずいぶん教えて頂いた。

メーリングリストを使って意思疎通をする「メールリテラシー」とでも言うべきものの重要性はそこで学ばせてもらったものだ。

今年、水谷先生もひと味違う交流学習にチャレンジされようとしている。また勉強させてもらえるのは本当に幸運だ。楽しみ。

 

9/21(土) 午前中は娘の子守と読書。午後、野々市小プロモビデオ制作に取りかかる。DVをキャプチャするハードディスクの容量が足りないので増設が必要。80GBぐらいほしいところだが、それでも1万円少々で買えてしまうのだから幸せな世の中だと思う。購入は明日。編集が終わったら、ファイルサーバとして容量不足になってきたLinuxサーバにマウントしてやろうと思う。夜、SSH経由のVNC接続のノウハウを学習。

 

9/20(金) 午前中は家でノンリニアビデオ編集環境の再構築。野々市小プロモビデオの編集を頼まれているので、そろそろとりかからないと。

昼少し前に家を出て、近所のDOCOMOショップでPHSカードの解約。メインで使っているPHSは、番号抜きの解約PHSカードからの通信を中継してくれる機能を持っているので、Thinkpadに差しているPHSカードカードの番号を抜き、思い切ってそちらに一本化。

本当はAU第三世代携帯の高速データ通信(144kbps)に興味があるのだけれど、パケット料が高すぎ。試算すると1メガバイトあたり800円近くになる…。暴利だなあ…

昼過ぎ、野々市小着。前から懸案の放送スタジオ配線の改善作業。切り替え機でデッキ、DVカメラ、スタジオカメラからの映像を簡単に切り替えられるようにした。次に職員室のPCのセキュリティーアップデート。IE関連で最近アップデートパッチがWindows Updateにいくつか上がっているのでその適用。Windowsのパッチ類をまじめに適用していると手間はともかく時間がかかりすぎる。PC室の21台も面倒を見なくてはならないが、また後日。

その後、放送担当の先生とビデオ編集ソースのテープ探しをするが、どうしても一本大切な行事のテープが見つからず。昨年度のものを流用するしかないか…

一通りの作業が終わり、2時過ぎに学校を出る。書店に寄って帰宅、嫁さんと娘が今日も夕方まで外出なので静かに読書。今日も大学に行かずに済ませてしまった。

 

9/19(木) すばらしい上天気の一日。大学へは行かず、細々とたまった用事を片づけるために外出。サンルーフ、ウィンド全開、高くなった空、刈り入れのすんだ水田をながめつつのんびり車を走らせる。郵便局、銀行、書店、ホームセンターで野暮用を済ませ帰宅。ネットバンキングでいくつかの送金処理。午後からは嫁さんと娘も外出したので、一人静かに読書。内留生活ならではの一日。

 

9/18(水) 9時45大学着。10時過ぎから、内留生プレゼンテーション作成講座。講師は教育研究室の野畑さん。我々情報での内留生3人はアシスタント役。他研究室の4人の方にPower Pointの基本的な扱いをレクチュア。講師の野畑さん自身も操作を習得してからそれほど時間が経っていないのだが、それゆえに一つひとつのステップを丁寧に優しく教えておられて感心した。受講者にも非常に好評だった。学校でも、いつも教える人間が固定化せずに、こういう形で教え合いの輪が広がるように仕掛けていく必要があるんだな…と学んだ思いがする。

研修としてみると、プレゼンテーションをする機会はこれから現場でますます増えていくだろうこと、また、やったことがわかりやすい成果物として残るので受講する側のモチベーションも維持できやすいことがポイント。いわゆるIT研修としての取り組みと校内研究の取り組みのクロスする部分としてやはり有効な部分なのだろうと感じた。

最後にフリーウェアの名刺作成ソフトをCD-Rに焼いたものを配り、その使い方を自分が伝え、試作してみる。谷口さんが作成された名刺をすばやく印刷してくれて、名刺を持たないみなさんにはこれまた大好評だった。情報教育の世界では名刺を持ち歩くことはすでに当然になっている気がするが、そうでない分野ではまだまだ名刺を持ち歩かない人も多いことが改めてわかった。なるほどなあ。

 

9/17(火) 大雨で金沢の町中は渋滞。9時半大学着。しばらく研究室で待機。その間に加藤先生に来ていただいて我々内留生からご結婚祝いの品の贈呈式。谷口さんが選んでくれたバカラのワイングラスセット。喜んでいただけたようでよかった。

10時過ぎ、センタースタッフで車にPCセットを積み込み、志賀町高浜小へビデオ編集PCセッティングに出かける。村上さんFITに乗せてもらい、一般道で北へ。12時過ぎに高浜小着。少々のセッティング作業の後、帰途につく。山頭火にて昼食。15時過ぎ大学に帰投。研究室で野畑さんがコーヒーを入れて待っていてくれた。明日の内留生ミニプレゼンテーション作成講習会の打ち合わせをする。野畑さん@教育研究室が4月からIT的に長足の進歩を遂げて、今回は講師役。自腹を切り、なんでも人に聞かずにまずは自分で取り組んでみようという気持ちのある方の進歩は、やはり速い。当たり前のようだけれど、これができる人というのは案外少ないものだと思う。オウンリスクの原則と呼びたいな。

夜半、ApacheのSSLモジュールを狙うワームの存在をニュースで知る。自サーバはすでにパッチを当てて対処済みだったので一安心。しかし、NT系サーバほどではないにせよ、Linuxサーバ管理者も安穏とはしていられないことを改めて認識。

 

9/16(月) 午前中はゆっくり読書したり、昼食のは焼きそばを作ってみたり。午後、家族で出かけ、Yamada電気でデジタルカメラのネックストラップ購入。その後、東京インテリアに回って子供用プレイランドへ。1時間ほど杏子は大喜びで遊び回る。休日で子供が沢山いて杏子は物怖じするかと思いきや、押しのけられても負けずに遊具に向かっていた。幼稚園で鍛えられつつあるのかも。うむ、いい傾向である。

帰宅して昨夜に続き、PDAのSSHクライアント探し。

GOOGLEで検索、Windows-CE関連のWebで情報を漁るが、結局フリーウェアで適当なものは存在しないことが判明する。

しかたがないので、デンマークのMochaSoft社製SSH兼用telnetクライアント(25US$なり)をダウンロードして使うことにした。手持ちのPDA2種(SigmarionII、G-FORT)ともに接続はスムーズに完了。これでなんとか、外からいつでもサーバをGUIでいじくれる環境ができた。次はいよいよメールサーバかな!? (^^)

 

9/15(日) 一日外で活動した前日の疲れをいやすべく、家族でのんびり一日を過ごす。Amazonから届いたトム・デマルコ”Slack ゆとりの法則”を読み始める。

午後はサーバのリモート制御のノウハウをリサーチ&トライ。SSHによるコンソールエミュレーションによって仮想XウィンドウのVNCサーバを起動終了制御できる。この二つを組み合わせると、必要なときのみVNCを動かしてサーバのデスクトップ画面を呼び出すことできるはず。早速必要なソフトをダウンロードし設定。見事、PHS接続環境から自宅サーバデスクトップの呼び出しに成功。Telnetを使わないところがセキュリティー上のミソ。SSHのポートフォワード機能を使ってVNCプロトコル自体を暗号化すれば一番安全らしく、これは今後の宿題。

あとはWindows-CE搭載のPDA(ふだん持ち歩いているG-fort)用SSHクライアントに適当なものがあれば、サーバ制御にノートパソコンさえ要らなくなるのだが、高価な商用クライアントはあるものの、フリーで簡便なものが見つからず。フリーソフトでやるときには、RSA認証の学習が必要みたいだ。これまた宿題。

夕刻、家族で買い物にでかけ、杏子の紙芝居を買う。帰宅、夕食、遊んでいるうちに杏子はコロリと寝てしまう。夜更けまで読書。

 

9/14(土) 8時野々市小運動会準備。放送機器の最終セッティング、開会式。ビデオ撮影係としてあちこちに移動して記録。これがまなびピアでの野々市小研究プロモビデオのソースになるので、できるだけ多くの場面を撮るように心がける。昼は昨年度の同僚、竹内さん@東明小とジョイハウスにて昼食、久しぶりにゆっくり話すことができた。卒業生たちのことや近況について情報交換。

午後の部スタート。3年目の全校ダンス「よさこいソーラン」に今年もアンコールがかかる。午後競技は少なく、14時過ぎには閉会式も終了。野々市小はこの後も研究発表の負荷、高学年はそれに加えて郡音楽会の発表学年としての負荷も抱え、昨年度よりもさらに大変。これまで縦割り活動や運動会準備や6年生合宿に注ぎ込んだ時間とこれからさらに行事準備などに使わなければならない時間… 子どもにつけたい力と限られた時間のマネージメントの問題は学校としてもはや避けて通れない段階に来ている。いつまでも高学年任せでいいのか、考えなければならないと思う。

帰宅し、読書。山下洋輔「ピアニストを笑うな」読了。

 

9/13(金) 杏子と嫁さんは朝から遠足で、富山小杉の太閤山ランドへ。天気が少々心配。家に残り、読書とノートの再設定作業。

2005校内LAN活用プロジェクトのMLで鳥取の田中先生から挨拶メール。昨年度のFATHeRSのMLにて、とあるプレゼン資料を求めておられたことに対応するというご縁があった。それを覚えて頂いていたようだ。田中先生はITCe2級取得者なので、後から考えれば釈迦に説法、冷や汗ものなのだが、巡り巡って一緒に仕事ができるというのは不思議な縁だと思う。今度の大阪ミーティングがますます楽しみになった。

昼食後、野々市小に出かけて、明日の運動会準備のお手伝い。2年前持っていた5年生の子どもたちにたくさん声をかけられる。やんちゃなやつらだったけど人なつこくて、そういう所は実にかわいいんだよなあ。内留生生活でずっと子どもの前に立つことを忘れている自分だが、担任の楽しさを思い出させられる。楽しいことばかりではないことは百も承知、でも戻るのはそこしかないんだな。

放送機器セットとケーブル類の引き回しをしているうちに、大粒の雨が落ち出す。なんとか終了。西田さんと学習会の件で若干の打ち合わせ後、帰宅。

嫁さんに送ってもらい、19時より松任「恵比寿」にて中條さん、中野さん、山守さんの東明軍団と諸々の打ち合わせ兼飲み会。

 

9/12(木) 9時大学にて卒論・修論のプレ中間発表会。4年生亀田さん、小林さん、M2内垣戸さん、高野さんの順で報告。いよいよ残り4ヶ月という時期で、プロットが成立しうるかどうかが検討された。自分もこの夏はたったA4で4枚の論文を書くのにずいぶん苦しんでしまったのでわかるのだが、人のことはわかっても自分のやりたいことというのはなかなか見えないし、書けない。いくつかコメントをしてみたが、評論にならないように建設的なコメントをするというのは実に難しい。自分も内留生活後期のテーマをしっかり追いかけていこうと思わされたセッションだった。

午後は村上さんの家に内留生みんなで出かけてサーバー設置のお手伝い。しかし、大学ではうまく動いていたIISが、なぜか村上さんの家では認証で蹴られる状態に。いろいろ設定を変えるがダメ。これならApacheの方が簡単だなあ…。来週、原因調査をして再設定に来ることを約束し、辞去。

帰宅してノートのOS再導入の続き。1年半にわたって動いていたマシンにほどこされたカスタマイズ、メモをもとに再設定していく。大変な手間…。前の使い勝手に戻すのには、これからも相当かかりそう。唯一の救いは、IBMサイトのドライバ・ユーティリティ提供がきっちりしていること。手間なのだが、そうやって「飼い慣らした」マシンなしには仕事ができない体になってしまっている。依存症である。でも、もはや後戻りはできないんだなあ…。

 

9/11(水) 家で読書をしてから10時過ぎに大学へ。中川先生が来研、11月後半のD-pro東京オフについて話を聞く。今回もスタッフのオフラインと講座、そしてワークショップが並行で行われるとのこと。うーん、何を発表すればいいのか…悩むなあ…

昼食は太陽が丘のちょっとしゃれたイタリアンレストランでランチパスタセット。美味。村上さんに情報技術者試験のことについていろいろ聞く。基本情報処理技術者(旧2種)取得を目指して学習をしようかな…と思いかけている。しかし、過去問題を探してみるとやはり相当の学習が必要。高校時代に独学したカビの生えたBASICとアセンブラの知識ではとても太刀打ちできそうもない。

夕刻、大学を出ていつもと違うルートで帰ろうとして、うっかり右折禁止違反、待ちかまえていた警官にニッコリ丁重に出迎えを受け、御用。2点7000円…とほほほ…。書店に寄って試験参考書を一冊買い、しっぽを下げてとぼとぼ帰宅。

気を取り直し、夕食後に調子の悪くなっているノートのOS入れ替えに取りかかる。サーバにデータをバックアップ、HDDのパーティション再設定、フォーマット…と作業しているうちにも、これから動き出す二つのプロジェクト(2005年の校内ネットワーク活用プロジェクト、CEC学校向けコンテンツ作成ツール開発事業堀田笹原班)のMLが活発に動き出す。自己紹介メールを投稿。はたしてついていけるか、がんばらなくては!

 

9/10(火) 一日OFFに急遽決定して、家でのんびり読書。Linux参考書1冊、PC雑誌1冊を読了、山下洋輔「ピアニストを笑うな」に手をつける。Amazonにトム・デマルコ、教材設計マニュアルものプレゼン能力育成もの(熊本大付属小編)の3冊を思い切って注文。午後、堀田先生から新プロジェクト参加の打診があり、即参加願いを返信。

 

9/9(月) 午前中は嫁さんの両親と我々家族で柳田の植物園までドライブ。広々とした園内は平日でさすがに人の姿もなく、静か。エンジンカー(カート)を借りて園内を回る。公園の遊具で杏子が大喜びで遊ぶ。植物は端境期で見るものも少なかったが、9月の風が涼しく、気持ちのいい半日を過ごした。能登空港の工事の様子を見つつ、輪島に帰り、昼食。一休みして14時、曾祖母に暇乞いをし、一路金沢へ。

 

9/8(日) 肩がやけに痛く、その痛みで起床。背中全体が重い。なんかやっちゃったかなあと考えるが思い当たらず。Webの更新作業に入るも、いつものようには文が出てこず、時間がかかってしまった。

午後から嫁さんの父方の実家の輪島市に向かう準備。出発直前に堀田先生に合宿参加のお礼等のメール処理。輪島市はPHS電波圏外ゆえ、モバイルもままならないのだ。

15時出発、能登海浜道を北へ。17時過ぎ、輪島着。杏子にとっては曾祖母になる「輪島ばあちゃん」と嫁さんの両親が出迎えてくれ、高級寿司とあわび(刺身と蒸しもの)を振る舞ってくれる。毎年恒例になってしまっていて、贅沢な食事の用意に申し訳ない申し訳ない…といいつつ有り難くいただく。杏子を入れて何枚か記念撮影をし、せめてものお返しにと先日購入した小型フォトプリンタでさっそく出力。大喜びしてもらえた。嫁さんの携帯を借りてメールチェックだけするが遅すぎて放り出す。寿司とあわびで満腹になり早々22時過ぎに寝てしまう贅沢な一日の終わり。肩の痛みも少し和らいだ。

 

9/7(土) 7時30分、やっと起床。9時、堀田研ゼミスタート。3年生の卒論に向けての学習発表と4年生の卒論進行状況報告会という趣旨で進められる。4年生のみなさんの研究は前の超短期内留(5月)の頃から着実に前進していて、それぞれ学校現場に密着取材したり、資料の収集が進んでいる。すでに知る人ぞ知る存在の都田小プロジェクトに関わっている山田さん、仲林さん、「あの」小学校教科情報プロジェクト元吉原小に出入りしている山本さん、e-leraningを実際に動かしている森下さん、メディアリテラシー実践を中学と大学を舞台に検証しようとしている平田さん。そして、これからの1年半の方向性を見いだそうと学習している3年生のみなさん。それぞれが堀田先生から「なぜその研究をしようとしているのか」厳しく斬られ、けれど研究の進むべき方向性に気づくことができるような懐の深いサジェストを受けている様を見せて頂いた。厳しいけれど丁寧なナビゲーション、用意されている研究のステージの大きさ。ついていくのに努力は絶対に必要だけれど、そのぶんきちんと力がつく仕掛けが用意されている堀田研のマネージメントにやっぱり感心してしまう。

12時、そばの里で昼食、美味。幹事の福田さん@3年を初めとする学生さんの細やかな配慮に感謝。午後は自由時間となりテニス組、そばうち組、休憩組に分かれてのんびり。高橋先生@富山大について中條さん、中野さん、正來は温泉ツアーへ。新しい大きな公共の湯につかってすっかりリラックスしてしまった。帰ってきて部屋で研究を進めていた山脇さんと午前中のゼミの感想や総合学習のことなどゆっくり話し合う。

16時、インターネットフェスティバル堀田班の公開授業打ち合わせとCECのコンテンツ利用学習パッケージプロジェクトの会議。富山班チーフの笹原さんを初めとする富山のみなさんもここで合流。まず公開授業の指導案と展示パネルの詳細についてのすりあわせが行われる。公開授業に求められるものに対し、どのように見せていくかが入念に打ち合わせされた。日常の授業におけるデジタルコンテンツの効用を明示するのが目的。そのためには必要な授業の要素の検討とコンテンツの準備、そして展示パネルの内容構成について残り少ない時間を勘案しながら実務的に話が進んでいた。

17時をかなり過ぎて、CECのデジタルコンテンツ利用の学習パッケージプロジェクトの話に入る。笹原先生から前回の学習パッケージプロジェクトとの違いも含めたアウトラインが説明された。前回よりメンバーは絞られ、仕事内容もかなり違うことがわかる。相変わらず、自分がどこまでやれるのか不安だが、求められるクォリティーのアウトプットができるようがんばるしかない。1月の最終締め切りに向け、年末に金沢合宿が行われることも決定する。こちらのお世話も我々石川組(中條さん、中野さん、渡辺さん、正來)が担当することになるだろう。昨年度は中條さんと正來のみだったのが、今回は仲間が広がっている。嬉しいことだ。

18時終了。堀田先生、学生さんたち、参加の先生方にお暇し、潟辺さん@スズキ教育ソフトも加わって金沢へ出発。またしても悪天候とよくわからない道に惑わされつつ、21時前に無事帰宅。(内留見聞記二日間のフォトアルバムを掲載中)

 

9/6(金) 午前中に大学に顔を出し若干の打ち合わせ。すぐに家にとって返し、堀田研夏の富山合宿に参加の支度をして待機。17時中條邸前にて中條さん、中野さんをピックアップし、チャイナパンで軽く夕食。R8森本→R304福光→R156平村→山の神峠(霧で視界不良、こわい!)→利賀村「スターフォレスト利賀」着21時。堀田先生、学生さんが出迎えてくださった。この宿は元小学校だそうで、そういえば部屋に黒板が残っていたり、部屋番号は「2年2組」とか「6年2組」だったりして面白い。

驚くべきことに、校内LAN(?)が整備されていて、各部屋にRJ45ソケットが来ている。CATV回線が来ているらしく、BB環境ばっちり。堀研学生による臨時無線LANも素早く構築されていて、さらに快適なネット環境である。

さっそく堀田研の宴会に乱入。23時には小川先生@浜松、高橋先生@富山大、山脇先生@鳴門教育大も合流。沖縄の泡盛、宮崎の焼酎、加賀の地酒、紹興酒、ビール、ワイン入り乱れて大変な飲み会に。24時終了、部屋に引き上げる。同室は小川先生と山脇先生。お二人ともはるばる遠くからの参加で、そのエネルギーに脱帽。小川先生から博物館メーリングリストや今話題になっていることなどの情報をじっくり聞く。なるほどと思うことしきり。そうこうするうちに時計は1時をはるかにまわり、どっと酔いもまわって、いつの間にか寝ていた。

 

9/5(木) 8時40分大学。今日は高浜小@志賀町が総合の一環で実践センターに来てビデオ撮影のノウハウ学習。

5年生による地域紹介ビデオクリップ作成の取り組みだそうだ。我々内留生も若干のお手伝い。最終的にはノンリニア編集まで行う予定と聞き、びっくりする。NHKの方による講習とセンタースタッフによる撮影実習。黒上先生も子どもたちに撮影ノウハウを直に教えておられた。豪華だな。

終わって子どもたちは広場でお弁当、我々内留生は加藤先生と王将で昼食。加藤先生のご結婚おめでとう話で盛り上がる。

戻って研究室でそれぞれの作業。

REGOにプログラム送信をしようと思ったら、ノートのドッキングステーション忘れ。接続はシリアルポートが必要なのに、自分のノートにはドッキングステーションにしかシリアルがないのだった。あーあ…

村上さんのサーバー構築(いよいよ最終段階)を少し見学してから大学を出る。書店により、Linuxのリファレンスを一冊購入、帰宅。注文していたCanonの小型フォトプリンタ(CP-10、大幅値崩れ中で衝動買い)が届く。杏子がまた風邪。元気だが、のどがはれている。ちょっと心配。

 

9/4(水) 9時、野々市小。運動会練習用セッティングで運動場の放送設備を準備。暑い暑い。放送室に戻り、昨年度の6年生の和太鼓取り組みをDVから静止画切り出し。去年の担任の子どもたちなので、真剣に太鼓をたたく姿を見て懐かしくなる。

続いて西田さんの学年Web(4年生)の手直し。IBMのホームページビルダーはとっつきは良いが、細かなコントロールが効かず、作成画面とプレビュー画面の差にびっくりすることが多い。画面全体を表として作り直してなんとか修正完了。職員室クライアントのセキュリティーアップデートを済ませてから学校を出る。あとは家でのんびり読書と娘の子守り。

 

9/3(火) 家の用事を済ませてから、11時大学着。昨日、中川先生から教材としての調査依頼(?)されたプログラム制御可能なREGOキット"ROBOLAB"の箱を開けて吟味。

"Mind Storm"で瀬田小の石原先生がされたすごい実践がまず頭に思い浮かぶ。

中身は制御器、モーター2、ホイル類・ギア類多数、各種センサと組み立て用REGOブロック多数。お値段4万円弱。お高い値段に見合ったなかなか心をくすぐる内容。

ギア類の中にはディファレンシャル(車の左右輪の回転差を吸収するギアボックス)まで組み立てられるようになっていて、これは今時の子どもたちより、我々ぐらいの世代の元「理科少年」元「工作少年」のオジサンのツボをつきまりである。だんだん興奮してくるヲタクな私… (^^; 

自作のメカが自作プログラムで制御できる、それがうんと手軽に…というのは、自分の小学生の頃には夢のまた夢だったのに…。同室の内留生仲間と、今の子どもたちはいいよなあ…でも、こういう遊びを今の子どもたちはしないからなあ…という話になる。

みんなでプロジェクトXを見て泣いている場合じゃなくて、こういうおもちゃで子どもたちが遊ぶように仕向けていかないと、科学立国日本は早晩崩壊しちゃうんだろうな、など極論が頭に浮かぶ。しかしまあ、こういうおもちゃを企画する文化がある国というのもすごいこと。子どもを「ナメてない」おもちゃに脱帽。

電池がないので、今日はプログラムと走行は不可だったが、作例をもとに動力の組み込みやギアの使い方を学習(そう、学習!)した。明日が楽しみである。

夕刻までじっくり遊んで、いや取り組んでしまい、遅くなってしまったが野々市小へ。放送委員会の先生と運動会放送機器の準備の打ち合わせ、和太鼓演奏画像をDVから切り出す依頼を6年担任から受け、西田さんに相談されていた学年Webのチェックとアップロードなどなどに取り組む。課題が残り、明日もう一度訪問することに。

  

9/2(月) 10時過ぎ大学。向出先生からの論文チェックを受けて最終修正。久しぶりに村上さん、野畑さん、谷口さん、正來の内留生軍団がそろったので昼食は「山頭火」でラーメン。美味。大学に帰り、「とも100金沢オフの議事録の整理、MLへのアップ。

 

9/1(日) 9月入りだが、ものすごい暑さ。日中は暑さを避けて家で家族とのんびりと過ごす。夕刻から買い物などで外出。

夜中にSSHに対応したターミナルクライアント(Teraterm)やファイル転送用クライアント(WinSCP)をいろいろ試す。Linuxサーバ側の設定はすんでいるので、クライアント側の設定は簡単で、あっさり成功。慣れたWindowsはやっぱり楽。これでネット環境さえあればいつでもファイルを引いてきたり、サーバ設定変更をしたりできる。それも暗号化通信で安全にできるというのがうれしい。UNIXコマンドの勉強をしようっと。

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masakiの情報教育レポート 管理者 正來 洋