Web管理者日記 2002年8月

 

8/31(土) 午前中をばたばたと過ごし昼過ぎに大学へ。村上さんと研究室で話していると、久しぶりの中川先生が来室。13時30分会議準備。

14時、ともだち100人プロジェクト会議が始まる。前回6月9日は東京、今回はここ金沢の地でのオフラインミーティング、全国から交流学習の精鋭実践者が集まる。今回の自分の役割は議事録記録者。

旅費や経費書類書き込みなどの事務処理を終えた後、中川先生から今日の課題と方針の説明、各スタッフから実践の経過説明と今後の方針の提案がある。1学期にすでに実践が活発に動いているが、2学期はそれをさらに深め広める視点での討議。

実践の方針表明に対し、中川先生から「それは子どもの力のどの部分を高めるのか?」「子どもに取り組みの必要感を感じさせる手だては?」「そのための教師の具体的な仕掛けは?」、何度も繰り返しシビアに突っ込みが入る。

どう「壁」を設定し、それをどう乗り越えさせる「仕掛け」を作るかがキーワードになり、なぜ交流学習が必要なのかが繰り返し問われる。非常にシビアだが、みなさんそれにちゃんと応えられるのがまた凄い。

興味深く感じたのは、今回中條さんが上谷さん@三重との交流学習で提唱した「相手を絞った交流で相手意識を高め、実践力を高める」という仮説が、ディスカッションの中で実践者みなさんの意識、コメントでかなり証明されたんじゃないかと感じたこと。詳しくは書く力も紙数もないが、これだけ力のある交流学習実践者のみなさんでもやはり、ある程度相手を絞った交流学習をしないと子どもの意識や力は高まらないと感じておられることが垣間見えた。深めるため、広めるため、敢えて相手を絞るという逆説が成り立つのか。

討議が深まって予定時刻を過ぎ、30分遅れで会議終了。その後、懇親会場へ移動。東山「佐兵衛」にて一次会。比較的こじんまりとした人数なので、みんなの会話が共有できる感じでいい雰囲気。清水さん@大徳小はノートPCとV-chat機材を持ち込んで、益永さん@鹿児島枕崎(今回台風の影響で出席できず)と宴会交流学習(?!)を実施。N條姫暴言事件、下僕M氏の下克上事件、富山S氏の馬耳東風事件などハプニング続出で大笑いの一次会。さらに二次会では季節ビールの販促くじ引きをめぐって中川先生VS白江・上谷・中野連合の飲み比べが白熱(結果は中川先生が賞品ゲットで勝利、上谷さんダウン寸前)など夏休み最後の会議打ち上げにもかかわらず最後まで盛り上がりすぎるぐらい盛り上がった。みなさん、月曜日からの新学期はだいじょうぶなんだろうか…

終わって、みなさんそれぞれ宿に引き上げ、自分は飲まずに車で帰るので、中川先生、清水さん、内垣戸君を送ってから帰宅、26時。さすがに疲れ、Webを少し書いて沈没。

内留見聞記とも100プロジェクトフォトアルバムを掲載しました。ご笑覧あれ!)

 

8/30(金) 未明、サーバーアップデートに取りかかるも眠くて中断。起きると今日も暑い日。夏休みの終わりも近いのにな。

サーバーのアップデート作業続行。OSをRed Hat Linux7.2→7.3へ、Apacheを1.3.26→2.0.40へそれぞれ更新。別に不都合があったわけでもなく、単なるお遊び。

ところが、Apache2.0の設定ファイル(httpd.conf)が旧バージョンとは互換性がなく、何度いじくりまわしても起動に失敗し往生。3時間あまりApacheを停止させ、Webで情報収集しつつhttpd.confを書き直すハメに。やれやれ…

そうこうするうちに結局大学には行けない時間になってしまった。夕食まで娘と遊んで過ごす。Webカウンタの5555が近い。踏んだ方は掲示板に書いていただけるとうれしいな。(と書いたら、みぽ氏とささやん氏から投稿があって嬉しかった。踏まない方もぜひどうぞ。)

夕食後、家族でこの夏最後の花火。線香花火でしんみり。

杏子を風呂に入れ、寝かせる。今度はSSH導入にチャレンジ、意外なほどあっさり成功。これで、外からサーバーの操作が安全にできるようになる。でも、UNIXのコマンドをほとんど知らないので宝の持ち腐れ

 

8/29(木) 朝から暑い日に逆戻りだが、今日は野々市小の研修部に参加のため早起き。徳島三好郡ITCeの中川先生から、昨日おくった論文チェックのお願いに対する返信が返ってきていた。問題なしとのお言葉に感謝のメールを返信。

8時過ぎに家を出る。9時、野々市小研修部会。加藤先生も来られての10月の生涯学習フェスティバルに会わせた校内研究発表についての様々な打ち合わせと調整。西田さんが作った学校研究紹介のプレゼンも披露される。見やすくて印象の良い画面構成だった。大会場での発表ということで渡辺さん@東明小言うところの「メディアクション」はできず原稿朗読になるのが残念だが、これはしかたがない。それにしても、Uchiwa-MLの仲間が大きな舞台で発表するのは、嬉しいことだなあ。

会議自体は昼を過ぎてもまだ議題が尽きず。一度切りをつけて、加藤先生と自分は退出。学校近くの喫茶Joy Houseにて昼食をとりながら論文指導をしていただいた。結論部分等で若干の記述上の問題、あるいはまとめ方等のポイントなど指摘を受けつつ、大筋で問題はないとのコメントをいただいた。ありがたい。

加藤先生にお礼を申し上げ、学校前で別れて職員室に戻る。榊原先生にチャイム設定プログラムの設定方法とデータ保存、転送方法を伝達。西田さんからのWebページ作成に関する質問と釜谷さんから児童用ソフトの操作方法の質問に応え、15時30分、学校を出る。エアコンのない職員室での作業はホントにつらい… 夏休み勤務が厳しくなったぶん、きちんと職場の環境を考えることが大事だと痛感する。上にはトム・デマルコでも読ませたい気分になるなあ…エアコン、なんとかしてくれい!!

帰宅すると、論文が完成に近づきつつあることに呼応したかのごとく、教育情報化コーディネータ準2級の合格証書がJAPETから届いていた。たなぼた的合格(2級1次試験のみ合格なのだ)だけれど、やっぱりうれしくなってしまった。2級受験資格が年限を切られなくなったのもありがたい話。準2級の「準」がとれるように、12月の2次試験がんばろう。でも、面接官はだれになるんだろうなあ…? (^^;

 

8/28(水) 自宅で少し作業をした後、10時大学着。今日も野畑さんと高野さんがおられて、研究室がにぎわう。論文の若干の手直し。村上さんのサーバー設定作業を手伝う。いよいよIIS(アップデートに大苦労…)が動き出し、Dynamic DNSの契約もオンラインで行って、村上さんのWebサイトのテストページ公開成功。たぶんこれで、自宅に持ち帰ってIPアドレスの設定変更をすれば即Webサーバとして稼働する状態にまで来た。こんどはWeb作成ソフトの習得だとばかりに、AdobeのGoLiveに二人で取り組む。面白くなってきたな。

気づくと5時を過ぎていたので帰宅。夕食後、杏子の遊び相手と読書。夜中前に堀田先生から論文指導の返信メール。一部をのぞきほぼOKをもらう。苦労して作った対照表がなかなか良いと言われ、なんともうれしい。お忙しいのにきちんと対応してくださり、感謝と言うほかない。ありがとうございます>堀田先生 

 

8/27(火) 10時過ぎに大学で夕刻まで雑務。谷口さんは今日もIMETS参加で不在だが、村上さん、野畑さん、M2高野さん、4年亀田さんと久しぶりににぎやかな研究室。移動して、17時過ぎ東明小へ。17時30分石川県教育工学会研究部の打ち合わせ。参加は岡部先生@星陵大、部長中條さん@東明小、山下さん@大根布小、飯田さん@条南小、坂上さん@扇台小、正來。各企画の経過報告や予算について討議。岡部先生からアドバイスを頂く。岡部先生がリードしている企画1のメディア倫理の実践研究、そして盛り上がっている企画2の実践交流会、研究部として今年最大のイベントになる11月の石川松任地区担当(講師堀田先生!)の打ち合わせで大いに盛り上がる。今から楽しみだ。9時前に打ち合わせ終了して解散。

帰宅してメールの処理など。堀田先生にメール添付で論文の途中経過と指導のお願いを送信。夜中までうだうだ読書。

 

8/26(月) 9時半に大学に到着。村上さんがサーバー設定に取り組んでいた。谷口さんは今日から二日間IMETS参加のため不在。うーん、2005に続き、この夏二つ目の見逃し球…。「押さえどころというのはやっぱりあります。」という堀田先生の言葉が頭に浮かんで消える。

そうとばかりも言っておられず、早速論文の最終追い込みに取りかかる。業務の対照表を仕上げ、考察を書き直していく。どちらかを書くともう片方の微修正が必要になり、行ったり来たりで執筆。昼前に村上さんが所用で退出。ひとりさみしく吉野家の牛丼弁当の昼食をとって少々休憩。またひたすら作業続行。集中すると時間の経過が早い。結論の書き直しをようやく終え、PDFファイルに図表と本文をまとめるとすでに17時を過ぎていた。大学全体が静かなので今日は集中して取り組めたが、いつもこのぐらい頑張れなくちゃダメなんだろうな…。

加藤先生も中川先生も不在なので、メール添付で指導をお願いし大学を出る。外はすっかり涼しく、ヒグラシの声。夏も終わりである。

19時前に帰宅。夕食後、読書。P.McCartnyコンサートチケットをファミリーマートで引き替え。大阪ドーム3塁側P列というのは、前からどのぐらいの席なのか、見当もつかないが、彼の最後になるかもしれない日本公演に立ち会えるのは本当に幸運だろうと思う。

 

8/25(日) 朝から読書、娘の遊び相手など。メール少なく、外は静か、なのに仕事ははかどらず。

 

8/24(土) ゆっくり起床。ポールマッカートニーの大阪ドーム公演チケット(11月18日最終日)に当選のメールが到着。14000円のS席、楽しみ。

IBMより注文したThinkpadのパーツ(USキーボード、ゴム足等)も届き、交換作業。英語配列キーボードは見た目すっきり、キーもすべて等間隔配列になっているのでスマートで良い。へたっていたトラックポイントのクリックボタンもシャキッとした感触をとりもどす。なくしたゴム足も復活して、リニューアル完了という感じ。気持ちがいい。

午後、論文書きに机に向かう。表の手直しなど。

夕刻、お買い物と食事のための外出。東明小のミニネットデイの時のお手伝いのお礼にと中野さん、山守さんからココスの食事券を頂いたので、有り難く使わせて頂く。ありがとうございました>中野さん、山守さん

  

8/23(金) 8時前に大学に入る。今日は気合いを入れて、対照表を完成させるつもりなのだ。ひたすら作業作業作業。なんどか煮詰まり頭を抱えつつも、ようやくプロトタイプができる。すでに3時過ぎ。論文の本文を少し見直しにかかったところで時間切れ。

16時30分、大学を出て、東明小へ。準備をして、18時、県教育工学会の研究部企画5、今年2年目の論文検討学習会。去年は7月だったなあ。

講師は県教育センターの村井先生。村井先生からは、論文のプロット構築のセオリー、データ収集方法、データ分析法と具体的な適用方法、論文としてのフォーマットの整え方について丁寧に教えて頂く。村井先生の実際の論文をネタに具体的に話してくださって、とてもわかりやすかった。

続いて、渡辺さんの論文を中心に取り上げて、筋の通し方について検討。それぞれの論文についても若干の討議。中野さんは昨日のプレゼン内容を今度はより研究的なアプローチで実践するためにはどうすればよいかを相談していた。村井先生のコメントをもらいつつ、みんなで意見を出し合う。人の文で見えることが自分の文では見えないことを改めて痛感する。難しいモンだなあ…

時間を忘れて議論が盛り上がり、気づくと22時過ぎ。終わって村井先生にお礼を申し上げ、お見送り。片づけながらみんなでさらに雑談。帰宅23時過ぎ。

 

8/22(木) 午前中は大学で論文書き。業務対照表の構成要素がやっとまとまってきた。なんとかたたき台にできる見込みが…時間かかりすぎだけど。その間、村上さんがサーバー構築のために自作機を一台組み立て開始。これは楽しみ。NTサーバにするそうなので、リファレンスを数冊お貸しする。

昼過ぎに大学を出て、「学校図書館を考える会」@松任交流センターへ。自分の役割は機材の持ち込みと設定、操作。みぽ氏が世話人の一人の会で、今日は中野さん@東明小が実践発表。いつもの仲間、長澤さん@蕪城小、竹多さん@蝶屋小も参加で、みんなで最前列付近に陣取る。

中野さんの発表テーマは「作家と作品の展示コーナーを作ろう!」。司書さんとの協働による6年国語の読書指導に関するもの。内容の構成といい、話しぶりといい、わかりやすくリズミカル。堂々たるプレゼンにひたすら圧倒された。いや、すごい。

日頃から時間を絞り出して自分の実践をやり、きちんと振り返って考え、他人の優れた実践や発表を自腹を切って貪欲に求め吸収しようと努力している人の発表には敵わない。見習わなくては…

 

8/21(水) 朝一で注文したデジタルカメラが宅配される。なかなかいい感じ。午前中は論文に使うインタビューデータの整理とチャート化にじっくり取り組む。少しずつ分類のポイントが明らかになってきた。どういう形にまとめるか思案。

昼食後、コンタクトレンズを取りに眼科へ。その後、野々市小に貸し出し機材を取りに行く。すぐに出てくるつもりだったが、放送室の備品チェックと整理、配線チェック、村本さんのPC相談など頼まれてこなすうちに、気づくと退勤時間も過ぎていた。論文書きは夜中の仕事になりそう。

 

8/20(火) 9時前に大学に到着。昨晩の続きの原稿チェック作業。10時過ぎにやっと最後まで終わって添付で送信。ピープルウェアの続きを読む。面白い。

村上さんもやってきて二人でぼちぼち話したり作業したり。昼過ぎに村上さん退出、一時間ほど読書を続けてから、久しぶりのジムのプールへ。500メートルほどゆっくり泳いだところで、右目のコンタクトレンズがないことに気づいて愕然!ゴーグルを直した時に落としたらしい。泳ぐ気が失せて悄然と眼科へ。7500円の散財で品の到着は明日。やれやれ…

帰宅して、Thinkpadのへたったキーボード、ポインタ、ゴム足の新部品を電話で注文。部品センタが個人にも部品を直販してくれるところが心憎い。Webで提供されるドライバやユーティリティーの充実ぶりといい、IBMは「わかってるよなあ」と感じる。ビジネスユースでの「信者」が多いのも道理。キーボードは101英語配列を注文してみた。

 

8/19(月) 9時、久しぶりに大学へ。D-pro関連の荷物が研究室に山積み状態になっていたのをとりあえず片づけ、コーヒーなど入れているうちに谷口さん、村上さんも登場。論文を開いたものの、久しぶりの会話がはずみ、進まず。昼食は第七へ。デジタルカメラをネット通販で注文。結局IXY-Digital 200aに決定。四万円弱の散財。Dimage-Xは筐体がやわな印象でスマートさに惹かれつつもボツということに。

夕刻、帰宅して夕食後に夕涼みお買い物で松任アピタへ。杏子の夏休みも今日で終わり。記念でもないが少し遊ぼうということで、プレイランドへ。普段まずは遊ばせてもらいない場所なので、杏子は大喜び。帰宅して宿題、みぽりん中條氏の原稿のコメント付けに取りかかるが、苦戦。人の文章に手を入れるなど十年早いということか…。とりあえず全体の半分を見終えたところでギブアップ。残りは明日の仕事にしよう…。中條さん、すみません。

それはともかく、今日から読み始めた「ピープルウェア(Peopleware)」(トム・デマルコ/ティモシー・リスター著 日経BP社刊)が面白い。春に週刊堀田研究室で紹介されていたプログラム・システム開発のマネージメントノウハウ本。ずっと積ん読状態だったのを後悔する出来の本だなあ。

岡本薫が「学校マネージメントが日本では無視されてきた」と述べていたことが思い浮かびつつ、これって学校現場にあてはまることだよなあ…と思いつつ、論文や宿題が気になりつつ…(^_^; 先を読まずにはいられない本だ。

 

8/18(日) 家族で買いもの、昼食を外で。帰ってきた娘の相手をして遊ぶ。Newデジタルカメラの情報集め、読書、論文の読み直しと若干の修正。なかなかエンジンかからず。

 

8/17(土) 一日家族でのんびり過ごす。中條さん原稿のチェック仕事があるが、かなりの量があってぼけた頭になかなか入っていかない。うーむ…

 

8/16(金) 杏子が早起きで、寝過ごせない。仕方なく起きて少し論文書き。

ノートPCの調子がだんだん落ちてきている。OSの入れ替えをやってしまおうかな。サーバーもアップデート(Redhat7.2→7.3)して遊びたいし、ApacheもVer.2を試してみたい。持ち歩けるWebネタ用のデジカメ(Dimage-Xがイイ!)も欲しいし、マニアックに遊び込んでみたい今日この頃。

  

8/15(木) 思わず寝過ごす。9時過ぎから中さん講演のテープ起こしを必死で進めるがなかなか終わらず。作業量の見積もりを誤ってしまった。昼食をはさんで16時前にようやく終了。校正し、メール添付して学校図書館を考える会近畿事務局と中條さんに送付。郵便局に行き、資料とテープを送付手続き。

17時実家にて盆の墓参、夕食会。妹一家も来て、子どもたちはエネルギー倍増ではしゃぎまわり、花火でさらに大騒ぎ。

宿題を済ませて久しぶりにのんびりした気分で過ごした夕方だった。いやいかんいかん、論文がまだだった…明日から気を引き締めてがんばろう。

 

8/14(水) 8時起床。メールチェックや部屋の整頓。中條さん講演のテープ起こし作業を少し進める。ポール・マッカートニーの11月日本公演の話に心が騒ぐ。もしかするとこれが彼の最後の日本公演かもしれないと思うと行きたくてたまらない。ファミリーマート会員対象の抽選による独占販売とのことなのでWebで手続きをとりチケット予約に申し込む。当たってほしいなあ。

 

8/13(火) ゆっくり眠って8時30分起床。杏子の発熱も小康状態。子守をしながら午前中を過ごす。午後、中條さん宅に依頼された仕事を取りに行き、その足で車のオイル交換、こわれたビデオデッキを新調。帰宅して読書するうち、夕食。恐ろしく眠くなり、いつの間にか寝ていた。

 

8/12(月) うなぎ合宿最終日。未明2時頃、同室の高橋先生@岡山が起き出して論文書きに入ったことに気づきつつ、まったく起きられず。5時前に起き出しようやく作業開始。研究の背景を研究目的から分離して新たに項を起こし、ITCe理念の説明を論旨に沿ったものに変更・補足。ここまでで7時。高橋さんと朝食に出かける。堀田先生、小川先生、高橋さん@富山も来られて一緒にゆったり朝食。部屋に戻り、みなさんの仕上がりつつある論文データが持ち込まれ、自分のプリンタでどんどん印刷する。自分の論文も少しずつ進める。やはり、対照表の部分とその分析が完成せずにこの合宿が終わってしまうことがわかる。準備不足が祟った結果だ。

最後の論文チェックは、堀田先生の部屋に順番に入って面接形式でチェック。自分の番は最後の方。論文を手渡すとさっと一読されて、前半部分は直すところなし、後半は筋はともかく、早く表を完成させて分析の文章を書き上げるべきという指示を受ける。

6〜7月の停滞の話になり、「長い事取り組んでいるのに、ちょっと準備不足だったよね。考えてから行動しても、考えずにとにかく行動に出ても、ほとんど結果は変わらない事が多いし、それだったら早く動くべきなんだよね。正來さん、ふだんからそういう傾向があるでしょ」とズバリ指摘を受ける。

まったくその通りだ。来年度、こういう時間の使い方と意志決定をしかできないとしたら、忙しい現場に埋没してしまって、とうていこの合宿に再び参加する事はできないに違いない。この論文を仕上げてからの内留生活の後半、来年度の実践のための種をしっかり蒔いておかなくては…と思う。ここに集う自分を除いたみなさんは、多忙な勤務の中でそれをやり遂げている方ばかりなのだ。

部屋に戻り撤収準備。チェックアウトして、合宿打ち上げの観光。アクティ森で少しゆっくりしお土産など購入。移動してパスタの店「キャナリーロウ」で昼食、美味。最後に中田島砂丘を見学し、喫茶店で一休み、浜松駅に移動して15時過ぎ、2002うなぎ合宿は散会。なんだかとても名残惜しい。

16時、みなさんにお暇し、石川組(中條、正來)で東名を西へ。途中、これからの地区の情報教育推進のことやサークルのことなど話し合いつつ淡々と走る。到着21時過ぎ。7月20日ごろから続いた長い長い夏休み情報教育ロードはこれにて終了。帰ると杏子が風邪で発熱していた。心配しつつ旅装を解き、早々に就寝。

  

8/11(日) うなぎ合宿3日目。4時から論文の手直しに入る。途中シャワーに入ったりお茶を飲んだりしつつ進めるが、ITCe業務の対照表がやはりなかなか形にならない。問題意識、方法、結論を大幅に手直しして、表のプロトタイプのようなものを作ったところでタイムアウト、いそいで支度をしてロビーへ。チェックアウト。豪華ホテルともお別れだ。

9時30分、大学にて論文チェックPart2開始。みなさんは着実に仕事が進んでいて、OKをもらう人が増えてくる。自分の順番では、昨日の修正点と業務対照表の作り方について聞く。問題の背景と研究方法の切り分けが甘いこと、ロジックの中でITCe理念の説明がなぜ必要なのかがぼけていること…など、論の土台となる前半部分の組み立ての甘さについてばっさり。そして、対照表の整理の仕方について、まずはソースを加工せずに列挙、整理した上で浮かび上がってくる共通点、相違点をラベル付けしていく方法を教授していただく。なるほど…と必死でメモ。高橋さん@富山大からは、過去に書かれた論文のコピーを頂き具体的な整理の仕方を教えて頂いた。本当なら山ごもりするつもりでじっくりやらないとなかなか整理しきれないとのこと。一晩でできる仕事ではないことは実感していたので、気を引き締めてやらなくては。

コメントはPDAに録音。その時はなるほどと感心しても、書き出すと「あれれ?」ということが自分には多すぎるので、録音は欠かせない。堀田先生のコメントはこれまでもたくさん録音してきたが、後で聞き直すほどたくさんの学びがあるんだな。無駄な事はいわないという凝縮されたコメントはこうやるんだというモデルそのもの。

この日のセッションもきちんと12時に終了。車に分乗し、次の会場へ移動。「月の華」にて上品な豆腐料理の数々で昼食。その後、小川先生@都田小と堀研協働の「都田ダッシュ村」見学ツアー。子どもたちが取り組む米作り、田んぼの様子をライブカメラ、気温、湿度、PHセンサーで継続記録し、Webに発信するとどういう学びがそこに形成されるのかという実にとんがった実践。しかし、それがすべて堀研学生部隊による手作り感覚で運営されている事に驚く。先行グループTEITEN組にも注目されているというこの取り組みの現場は実に興味深かった。小川先生学級が子どもたちも勢揃いしていて、この取り組みが子どもたちのモチベーションをきちんと支えていることが伺えた。

今夜の宿、「葛城北の丸」へ移動。途中、仕事の都合で離脱する中村先生@三重、児玉先生@宮崎を遠州鉄道の最寄り駅でお見送り。堀研4年生の森下さんもここでお別れ。どうもありがとうございました。m(__)m

到着した宿はさすがに気品があり、部屋もゆったり、そして静か。サッカーワールドカップ日本代表の宿舎というのもうなずける。恐ろしく高価な宿料だけど。

部屋に入り、同室の高橋先生とともにじわじわ論文に取り組む。宴会直前まで静かな環境でじっくり取り組む事ができた。

18時、懇親会3日目は堀田先生、中川先生@三好郡ITCe、小川先生@浜松、池谷先生@浜松のそばに座る。高価なワインをどんどんカラにしつつ、堀田先生からこの合宿のプロデュースの意図、本物でセンスを磨くとは…などなどじっくり話を聞かせて頂く。一つ一つの話が貴重。こういう場にいられることの幸せを思えば、高価な合宿参加料など大したことではないと思わされる。

10時過ぎに終了。さすがに疲れてきて、眠くてたまらず。高橋先生もノートPCを開いた前ですやすや。ところが堀田先生が部屋に来られて、高橋さんの修正原稿を持っていく。いっしょうけんめいな人にきちんと応える姿勢に脱帽。

12時過ぎ、目覚ましとモーニングコール、携帯のアラームを3時過ぎにセットしたところで沈没。

 

8/10(土) うなぎ合宿2日目。未明3:30に起床。4:00、洗顔と濃いお茶でぼやけた頭に喝を入れ、論文のアウトライン書き。

ロビーに集合して9時過ぎ静大堀田研究室着。3ヶ月ぶりの懐かしい部屋に、論文ゼミの面々が集う。ネット接続を設定してもらいつつ、準備。

10時ゼミ開始。トップバッターに指定されていきなり緊張、要旨を説明する。堀田先生のコメント開口一番「正來さんの言いたい事はなんですか?この論文を読むとなにがお得なの?」でガツン。ITCeがこれから本格的に配置が進むであろうこと、その際に、現にITCe的な立場で先駆的に実践を蓄積している地域の事例分析によって配置のメリットと現状における問題点、課題を明らかにすることが読み手の「お得」になるはず…としどろもどろで説明。「そうでしょ。じゃあ、その通りに書かなくてはだめだよね。研究の目的や結論にそう書けばいいんだよね」とばっさり斬られる。なるほど、そういうことだったのか…と、目が覚める思いがした。

5月に堀研超短期内留で同じ指導を受けているはずなのだけれど、今回同じことをコメントしてもらってようやくわかった。それは、お二人のITCeの先生からの取材内容が頭にあったからこそ、わかったことなのだろう。やっぱり、もっと早く行動して、取材をしなければならなかったんだな。考える、というより悩むばかりで、ぎりぎりまで行動が遅れる自分の欠点が、堀田先生の一言で改めて浮き彫りになってきた。けれど、斬ってもらったおかげで論の行く先が一気に見えてきた気がして、本当に有り難かった。

続けて、高橋さん@富山大から二人のITCeの取材内容の対照と整理の仕方についてアドバイスを頂いた。文章でずらずら書き連ねることに限界を感じていたので、なるほどなるほどとうなずくばかり。論文としてすっきり伝えるためのロジックの作り方、見せ方をやっぱり自分はぜんぜんわかっていないということがわかった。無知の知なのだろう、有り難い事だ。

終わって、次々に参加のみなさんの論文が斬られていく。結論をはっきりさせることがとにかく求められる。なぜそのことを書かなければならないのか、なぜそのことは書くべきではないのか、「言いたい事」を前に、説明に必要なこと、説明には無駄なことを峻別すること、そうやって通したロジックをクールに書いていくのが論文なんだという堀田先生からのメッセージが身にしみる。

ゼミはぴたりと12時の予定時刻に終了。このへんのマネージメントのすごさも堀研ゼミならではである。そこには学校の論理じゃなくて、ビジネスの論理が通っている。学生さんたちの相変わらず俊敏で気配り細やかな動きは、その証拠。

移動して、大学そばの「八百徳」にてうな茶。いつ食べても絶品。ここでの食事が浜松に来たときの楽しみ。午後は研究室にてフリータイムの論文書き。徳島三好郡ITCeの中川先生も合流。先日の取材のお礼をとご挨拶。堀田先生に参考文献の提供を頂く。ホテルにいったん戻る。笹原さん@富山も戻るとのことで、自分の車に乗って頂く。精鋭揃いの富山班のチーフ、そして堀田先生の大番頭と呼ばれる方である。短時間ながら初めてじっくりお話させていただき、とても嬉しかった。部屋に入り、論文の修正。18時、浜松駅近くの「玉川」にて懇親会。終了後ホテルに帰り、目覚ましを3時30分にセットして沈没。

  

8/9(金) プレゼンを作っていると6:30には嫁さんと杏子も起きてくる。そろって大食堂でバイキング朝食。午後からのセミナーのプレゼン、明日からの論文合宿のプレッシャーを感じて食は進まず。うーむ。

部屋でちょっと休んで出発。二人を浜松駅に送り、コンビニでプレゼン配付資料65部を増し刷り。コンプマートでプリンタインクを買い(今回もプリンタ持ち込み仕事…)アクトシティのホテルオークラに入る。高級感あるなあ…。今日から三日間ここで論文合宿である。昼食は堀田先生を初めとするみなさんと和食で優雅に。

13:30「すぐできる情報教育、少し先の情報教育」セミナー開始。半日の研修会としてはかなり高価な会費にもかかわらず60名以上の参加者。それに値する発表ができるか、非常に緊張。

発表は中條先生@石川、笹原先生@富山、渡辺先生@富山、正來、國香先生@富山、児玉先生@宮崎、中村先生@三重忍者組の順。このメンバーの中に自分の発表があるというのが、ものすごいプレッシャー。「ちょっとしたお手伝いでみんなが動く情報主任の支援」という題で5分間の持ち時間。会場の視線を感じて声がうわずり、終わるとのどがからから。時間もオーバー…。だめだめじゃん…。

こんなに緊張したのも本当に久しぶり。自分以外の皆さんは余裕の発表である。改めて自分とのレベルの差を痛感。中村先生のプレゼンはD-proセミナー@横浜で聞いたものと同じようでいて、しっかり内容が一ひねりしてある。大爆笑させつつ参加者に自実践を振り返らせ、ちょっと冷や汗をかかせるというプレゼンはもはや「芸」の領域だなあ。

児玉先生の宮崎市の教育情報化についての発表は、今自分が取り組んでいる論文のテーマにクロスする内容で、これまで取材させて頂いたお二方の実践を思い浮かべながら聞く。インフラも先進的だけれど、そこから授業実践につなげるための数々の方策を打ち出しておられる様子を本当に興味深く聞いた。

それにしても、こういう場で発表させてもらえたこと自体、本当に良い勉強をさせてもらっていると思う。だけど…時間とお金をかけて会場に足を運んでいる人たちに話をするんだから、自分が勉強になったかどうかは別問題なんだよな…。参会者にとって自分の発表にその価値があったのかと自問する。反省…

プレゼン発表後、静岡大情報学部の岡田先生による「学校の情報化と情報法」の講演。著作権というのは本当に厳しいもんだと改めて実感。

終了後、ホテル内でバイキング形式のパーティー。山脇先生@鳥取、児玉先生@宮崎、稲垣先生@浜松蒲小、村上さん@堀研M1、森下さん@堀研4年生、伊藤先生・高見先生・高倉先生@浜松芳川北小、宮下先生@大浜中…等々、たくさんの方々とお話ができて、飲み会苦手な自分だがとても嬉しかった。二次会はなく(つまり論文を書けという堀田先生のありがたいご配慮(T_T))、ホテルーオークラ44Fの部屋に入る。夜景の美しさと部屋の立派さに驚く。常時接続のLANコネクタも配備されている。自分には分不相応な部屋としか言いようがないなあ。がんばらなきゃ…


8/8(木) 6時30分起床。浜松行きの支度。メールチェックとWeb日誌のアップ作業。家族の準備もそろって、8時浜松へ出発。ロード後半のスタートだ。北陸道、名神、東明とたどって浜松西インターを降りる。途中、杏子が車酔いで吐いてしまい大騒ぎ。浜名湖の南の研修施設のような宿に到着。浜松市にとって返して買いものを済ませるともう夕方になってしまう。のんびり入浴、夕食。つかの間のゆとりだが、明日のプレゼンが手をつけたまま完成してない…。未明3時45分起床して仕上げ。相変わらずの直前追い込み体質は変わらず…明日からが思いやられる。

 

8/7(水) 横浜最終日。午前中は江守先生@大門高校がメイン講師の「Go Live」ワークショップ。自分は補助講師。江守先生秘伝の技(?)が数々繰り出され、補助講師の自分が学ぶこと多し。受講者も満足していたようだ。
午後からは江守先生と我々内留生によるブース発表。さすがに最終日午後となると来場者も少ない。急遽、自分が宣伝マンとして会場をまわることに。ワークショップのA1版掲示資料を掲げつつ、声をあげて歩き回る。こう見えても、大学時代はテキ屋のアルバイト、年末スーパーマーケット売り出し4日間アルバイトもしたことがあるのである。後者は某大手ハム会社の担当に入社を勧められれるという輝かしい(??)履歴もある身、少々の冷たい視線にはひるまないのである…。缶バッチ作りは親子連れ、名刺作りは手芸ブースに集う人々をターゲットにアピール。10人ほどの客引きに成功。(^o^) まるでポン引きやな…

無事17時の終了時刻を迎え、一斉に撤収作業。大勢であっというまにブース撤収終了。一足先に会場を出て羽田に急ぐ。横浜の町はパレードで大混雑。なんとか20時発JAS小松最終便に間に合い、22時帰宅。久しぶりの杏子が大喜びしてくれる。明日からは浜松行きだ。夏のロードはまだまだ続いている。

8/6(火) 横浜3日目。今日はOFFということで朝からホテルで向出先生インタビュー資料の整理と中川先生から頂いた三好郡ネットワークセンタ資料の整理。谷口さんと村上さんはランドマークタワーや横浜の市街散策をしてきたらしい。午後から3人合流してタクシーでラーメン博物館へ。午後を過ぎていたのに館内は人でごったがえしていた。行列の比較的少ない京都ラーメンを食べて退散。夕刻、会場下見にパシフィコへ。6月に金沢大に超短期内留に来ていた小松原さん@川崎市教育センターと再会。ずっと我々を捜していたとの事で、ひとしきり歓談。明日のアドビソフトのワークショップの準備のため、マシンの搬入とセッティング、確認作業。終了は6時過ぎ。
そのままない留生軍団4名で中華街に繰り出し、ちょっとお高めの(店名失念…)店に入り、生ビール少々入りつつ豪華にお食事。美味美味!

小松原さんと桜木町駅で別れ、ホテルへ帰る。資料を寝転がってみているうちにいつの間にか寝ていた。

8/5(月) 教育ソリューションフェア初日。ブース発表スタート。パシフィコ横浜という巨大な展示場の一部が会場。三つのD-proブースはとにかく関係者が張り切っていてテンションが高く、楽しい。浜松の市川先生、五十川先生も来場してくださった。
午後、ホテルに戻り論文の資料整理。中川先生と向出先生取材のメモと録音を聞き直して要点を整理。だんだん煮詰まってきて中断。少し昼寝の後、作業続行。夕食は体調不良の村上さんがホテルに残り、谷口さん、江守先生@大門高校、井口先生@東北学院高校とホテル近くのお好み焼き屋へ。夕食だけのつもりが、ビールとお好み焼きで一献ということに。高校の情報教育の状況やITCE受験の話、共通の知り合いの話などで盛り上がる。連日の飲み会で、ホントは飲み会が苦手の自分だけれど、普段なかなか話せない全国の実践者の方々と話ができて楽しい日々。論文はなかなか進まないけれど…(泣)
 

8/4(日) 終日D-proオフ。午前は各種のプロジェクト進行状況報告等。中村先生@三重と中川先生の対談(漫談?)がとても楽しく、勉強になる。きわどい表現も飛び交いつつ、情報教育として授業を成立させるためのポイントが豊富な例示とともに厳しく指摘されていった。

午後からワークショップリハーサルでソフトウェア研修。夕刻より会場(パシフィコ横浜)を下見。巨大な展示場に準備の慌ただしさと活気が満ちる。再び会議室に戻ると、全国の実践者が発表の掲示物の準備をしていた。夕暮れの雰囲気、なにか文化祭前夜の高校時代を思い出す光景。

夜は中華街「三蔵飯店」のフロア貸し切りで前夜祭。谷口さん謹製の特製D-projectTシャツを来て繰り込む。大場さん@山梨と話そうと座ったテーブルには、水谷先生@三重、中條さん@みぽりんモード、笹原先生@富山、竹田先生@山形、深井先生@富山、中村先生@三重忍者組、佐藤幸江先生@横浜、渡辺さん@石川東明小が揃う。「濃い」メンバのテーブルは大盛り上がりだった。Sirius,Kids Meeting,Nanako,そしてD-specialのメンバが微妙に重なり合いつつ今夜一同に会したという感がして、じつに不思議かつ楽しい飲み会だった。思わず飲み過ぎ、ホテルに帰って爆沈。

 

8/3(土) 7時45分嫁さんと杏子に送られて家を出る。ロードの始まりである。

長澤さん@蕪城小の車に拾ってもらい小松の串小へ。第二回の教育工学会実践発表会である。会場に着くと、谷口さん初め、小松班のみなさんが忙しく準備をしておられた。向出先生@小松市教委にご挨拶。今日は会の途中にITCEとしてのインタビューをお願いしてある。

時30分会がスタート。トップバッターは長澤さん。プロジェクタ等を教室でいかに効果的に使うかを5分プレゼンですっきり説明。実物も見せながらのわかりやすいプレゼンだった。2005での経験も織り込まれていたとのこと。さすがだな。

次々とプレゼンが進む中で印象的だったのは、津幡の方の校内情報化推進プレゼン。落ち着いた口調でゆったり説明されるので落ち着いて聞ける。しかも時間は5分ぴったりにおさまり、見事なプレゼンだった。河北チームの力量を見た思い。一方で、5分終了のベルを無視し15分近くにわたって、総合の大単元すべてを説明しようとした方もおられて驚く。5分で治まるプレゼンできりりと運営しようという会で、このような時間意識の無さは致命的。時間厳守に腐心してきた発表者、運営スタッフ、そして聞き手に失礼きわまりないと思う。プレゼン後、各教室の分科会に分かれて意見交換。短時間だったが活発な意見が交わされた。発表者と聞き手、双方向性の確保として成功だったようだ。
講演の時間を利用して向出先生にインタビュー取材。夏休み中、一日たりとも空きがない中、無理を快く引き受けてくださった。情報教育研修を隙間なく入れているゆえの過密スケジュールだそうだが、これもこの先3年間の小松の情報教育を見据えての選択とのこと。石川の中でも先進的と言われてきた小松市の現状とビジョンを語っていただいた。徳島の中川先生とは明らかにアプローチが違う。が、目指す方向は同じであることが見えてくる。そして「教諭」や「指導員」ではなく「指導主事」として動くことの重要性と現状での限界点をくわしく聞くことができたのが大きな成果だった。論文うんぬんを抜きにしても本当に貴重な学びがあって、貴重な時間を割いてくださった向出先生に感謝してもしきれない思い。ありがとうございました。m(__)m

会の終了後、いよいよ横浜へ出発。谷口車で小松インターから北陸道へ。徳光SAで村上さんに合流、キッチンユキで昼食。富山からR41→R158→(安房峠)→松本から中央道で東京へ。途中山梨手前で日没、渋滞に巻き込まれつつひたすら走行。最後に目の前に見えているのに一方通行で近づけないトラブルがあったが、無事、横浜桜木町ワシントンホテルに22時過ぎ到着。中川先生が労をねぎらってくださる。シャワーをしてメールチェック、速攻で沈没。

8/2(金) いよいよD-pro横浜ミーティングへの出発前日。7時30分過ぎ、東明小渡辺さんにA1プリンタ印刷物を届け、8時30分過ぎに大学に到着。谷口さんとひたすら準備作業。A1プリンタ印刷、レジュメ印刷、配布CD-Rの作成、パンフの作成等々に忙殺される。11時、江守先生@富山大門高校が来研、D-proワークショップ(Go-live講座)の打ち合わせ。自分はスキルがないのでひたすら不安。

昼食は壮行会を兼ねた第七餃子大会。戻ってすぐに諸準備再開。直前まで印刷仕事がメールで舞い込みてんてこまい。荷物を谷口さんのRVRに積み込む。大きなパネルを荷室から後席の天井にしばりつけたので、後席の天井の高さ激減、住環境は悲惨そのもの。潜水艦の中のようだ。後席はじゃんけんで負けた人の席だな…

それにしても時間の過ぎるのが早い一日だった。

帰宅して、明日の教育工学会実践発表会に関するメール処理。長澤さん@蕪城小に小松までの自家用車同乗をお願いする。申し訳ない。m(__)m

 

8/1(木) 7月のページビューは7150。Googleのデータベースに載って以来なかなか好調。児童用リンク集に対するサーチがよくかかっている様子がログに残っている。カウンタはメインページ左のメニューへのアクセスを示すもの。だからカウンタ数には反映しない。けれど、見てもらっている手応えがあるのはうれしいもの。

今日は早めに家をでて9時前に大学着、終日D-proブース関連の印刷物の処理で忙殺される。細々とした印刷準備物があり、なにかと設定が気むずかしいA1カラーインクジェットプリンタのご機嫌をうかがいつつ印刷作業を進める。設定ミス一回で、スプールデータを削除、用紙をセットし直し、プリント設定の再確認…という実に煩わしい作業が発生する。失敗するたびに内留生3人でプリンタを罵倒ししつつ作業がじわじわ進む。この作業にこれまでかかり切りになっていた谷口さんの苦労が改めてわかった。準備を終えて早々に退出する予定が大幅に狂って夕方遅く大学を出る。

夕刻、野々市小にて9日の浜松セミナーでのミニプレゼンの資料撮影に出向く。すでにだれもいなくなった学校、こもった熱気の中、情報機器関連の環境を撮影。終わると全身汗だくだった。冷房に慣れた今年の生活に、この熱気はこたえる。

東明小に寄って渡辺さんに頼まれていた大判プリンタの印刷物を届けるつもりでいたが、この時間では無人状態だろうと断念、帰宅。杏子がプールに行って「とびひ」をもらってきていた。しばらくはプール・風呂・汗かき禁止だそうだ。うーむ…

 

 

 

←戻る 

masakiの情報教育レポート 管理者 正來 洋