日々是情報教育?日記

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2019年02月10日 日曜日 [長年日記] Edit

_ プログラミング教育に今思うこと

今年は、「飛び込み授業」の形で5年生の4時間ほどを受け持たせていただいて、プログラミング学習「正多角形」を実践させてもらった。昨年度の松陽小での実践の焼き直しなので、負荷も少ない。ミニ授業公開として、校内の先生方にも見てもらい、その後、ミニ研修としてプログラミング教育の座学も開かせてもらった。

それはいいのだけれど、気になって仕方がないことがある。

教科の文脈の中で実施というのが小学校のプログラミング教育の前提なのだけれど、「プログラミング教育の手引き(第2版)」を読んだり、教科調査官のコメントを読んだりしても、なかなか教科の枠組みをうまく活用したプログラミング学習の事例としてしっくり来るものが少ないことだ。

「正多角形」は今の所「稀有」な事例として納得がいく。順序性・繰り返しの容易さ・パラメータの調整の試行錯誤など、プログラミング学習の要素と、教科としての学びのシンクロがきちんとある。

しかし、国語科や理科・社会科・その他の教科で単元の文脈、時数の制約、アルゴリズムで考えることのメリット・・・などがうまくシンクロするような実践ってどうだろうか。今の教科書の内容の中で「教科のプロ」がしっくりくるのような実践って、相当に難しいというのが今の所の個人的な感想。新指導要領にしても、「例示」が少なすぎると思う。

2年後からの新教科書は、「プログラミング学習」に対応する作りや内容が盛り込まれているのだろうか?ここはまだ勉強不足なので、これから調べてみたいと思う。

新教科書で、ちゃんとプログラミング学習の「埋め込み」をやっとかないと、2020年度は難しいことになりそうな予感・・・がする。それが外れてくれればいいのだけれど。

現場に任されて実践が次々出てきても、それが「趣旨とは違う」などと次々批判されるような事態は避けたいなぁ。各学年に1本は「これやっとけば間違いない」というような「教科の中のプログラミング学習」のパッケージがないと、初期の立ち上げはうまくいかないんじゃないかなぁ…


2018年12月31日 月曜日 [長年日記] Edit

_ 今年を振り返って

1月

前年秋から1月中旬まで「お勉強」の変な緊張感。初旬の大雪に驚かされた。が…そんなもんでは済まされなかったのがこの冬…

2月

前月を上回る記録的な大雪。地獄の2週間だった。

3月

ようやく春の気配。別れの春になった。4年勤めた松陽小は去り難かった。少人数算数と教務主任の日々は、今思うと子どもたちと授業が楽しくできる至福の日々だったのだなと思う。でも、いろいろと潮時だったのだろう。

4月

河内小に教頭として着任。慣れない仕事、雑務の集積に翻弄される日々。主義として「しない」と決めていた休日勤務も、数日せざるを得ない状況で、そのことが精神的に辛かった。上司である校長や前任の教頭先生、職場の先生方に助けてもらった日々。

5月

中旬に校内の年度初め業務が一段落した。同じく中旬にあった初任教頭研修では、同じ立場の皆さんの奮闘を聞けて安心したり励まされたり。気候も安定して、手取川扇状地の扇頂にある勤務校周辺の自然の美しさを楽しむ気持ちも出てきた。昨年度から復帰した単車での通勤が増えたのはこの頃から。

6月

1学期の仕事のヤマをいつの間にか越えていた感じ。少し余裕が出てきて、残業時間も少しずつ減らすことができるように。

7月

1学期が終わった開放感。夏季休業開始で溜まっていた仕事が片付くに連れて、新しいことをする気持ちが出てきた。

8月

ICTサポータさんと協力して学校のサイトをリニューアルしてCMSを導入できた。10月頃までは初期の立ち上げとして毎日更新を継続できた。

9月

運動会など秋の行事が次々。教頭としてはバス手配など渉外の業務に落ちがないように気を遣う…のだけれど、時々「ややっ!」と冷や汗も。

10月

校内行事、PTA行事、地域行事、学校訪問、指定事業、調べ学習コンクールの表彰式プレゼンター、某監査(晴天の霹靂!)とがまとめてやってきた!胸突き八丁の日々。しんどかった…

11月

初旬に10月からの秋の怒涛の業務ラッシュが終わる。ぽっかり気持ちに穴が空いた感じ。月の残業が初めて80時間を切った。

12月

楽しみにしていた「調べる学習コンクール・全国3次審査会」の審査員として4年ぶりの東京へ3泊。審査も興味深かったし、プライベートタイムに訪れた神田古書店街・秋葉原電気街等々はさらに楽しかった。3日間のホテルぐらしで、いろいろ来し方行く末を考えたり。

というわけで、2018年は年明けから記憶に残るイベント続きの日々だったように思います。来年はもう少し平穏でありますように…

このサイトを気長に見続けてくださっている皆様、どうぞ良いお年を。


2018年12月18日 火曜日 [長年日記] Edit

_ 2月再び東京出張か?

学校安全教育の全国大会に出張できるかも…とのお達しがあり、驚いた。2月15日金曜日、ということは終了後は土日だな。

先週出かけた調べる学習コンクールでの東京に続いての東京出張、実現したらいいなぁ。

_ その後のサイト状況・Windowsって実はなかなか…なのかな

先の記事の後は何事もなく動いている当サイト。CoreServerのアナウンスを調べてもRuby関連の更新情報がないので、本当の不調原因はわからないままだ。こういうの、なんか気持ち悪いですな。

自宅サーバ時代もOSがアップデートするたびに、各種のサーバソフトのアップグレードをすべきか否かで悩まされた。Unix系のソフトはWindowsに比べ互換性にシビアで素人にはやはり面倒なもんだなと思う。

アップルのOS-Xみたいに過去機種を非互換とばっさり切り捨てるのもそうだけど、Windowsというのはそれらに比べると上位互換で過去資産を大切にしてくれるのが有り難いOSなんだな。おかげでUIは古いのと新しいの入り混じってひどいことになってるけれど。

スマホとタブレットさえあれば十分という時代になってしまったので、こういうOS談義をしてもしょうがないのかな。


2018年12月16日 日曜日 [長年日記] Edit

_ サイトダウンの原因は… Coreserverにおけるrubyの仕様変更?とtdiary

先週の東京行き、調べる学習コンクールの審査は流石にレベルが高くて、長時間審査で疲れはしたけれど楽しかった。審査員のみなさんは殆どが公立図書館関係者か教委関係者のようにコンクール主催者側。自分のように学校関係者が師走に参加…というのは珍しいようだった。普段はなかなかじっくり聞けないような分野の話ができてそれも楽しかったし、余暇時間で出かけた久しぶりの東京のあちこちも楽しかった。それはまた後のお話にして…

当サイト、2002年2月の開設から16年余。自宅サーバ時代にはLinuxとApacheを自前管理していて時折サーバが物理的に故障したり、設定に失敗してダウンしたり、なにやかやとトラブルを楽しんでいた。2011年春からはセキュリティ的なこともあって有料のレンタルサーバに移行。そこで困るのが、サーバ側の仕様変更だ。

今回はこの日記サイトのシステムであるtDiaryが乗っかっているRubyの仕様が変わってしまったらしい。アナウンスでサーバメンテナンスが入ると聞いていたが、気づくとInternal Server Error500が出るようになってしまった。どう見てもメンテナンスの前後のタイミングなんだよな。

Rubyの設定かなぁ?とSSHでログインしていろいろいじくってみても、根幹のところは管理者権限がないので変更できず、よってトラブルシュートならず。

困っていろいろ情報収集するも、よくわからず。

いよいよサイトを作り直しか?とがっかりしていたが、だめもとでサイトのindex.rb等のruby実行パスを/usr/local/rvm/rubies/ruby-2.3.0/bin/ruby書き換えてみたら、あっさり復旧してしまった。あれれれ、こんな単純なことだったんだ。

というわけで一件落着。今ではマイナーになりつつあるtdiaryゆえ、ウェブ上にも情報が少なくて困ることが増えてきた。

他のメジャーなブログツールにそろそろ乗り換えなくちゃならんのか…ちょっと面倒でありますが、考えなくちゃ。


2018年12月02日 日曜日 [長年日記] Edit

_ 調べる学習コンクールの3次審査会に行ってきます

2012年から関わらせていただいている白山市の「調べ学習コンクール」も早いもので7年目になった。今年は、白山市立図書館の事務局の担当の方から、ぜひ一度全国コンクールの審査会に参加されてはいかが?、と有り難いお誘いをいただいた。喜んで参加させていただくことにする。実は昨年度は日程が折り合わず、残念な思いをしていたのだ。

N姫から依頼があって始めたコンクールの審査員・そして表彰式での優秀作品プレゼンター、夏休み前の調べ学習セミナー講師。

自分には荷が少々重いと思いつつも優れた作品に触れたり、意欲的なセミナー参加者の子どもたち相手にプレゼンする楽しみがあったり。毎年業務多忙な時期と重なるのだけれど、その仕事の魅力も実は大きい。

実のところ、秋の表彰式は特に10月末から11月頭の最重要業務多忙期(某訪問対応や各種イベント…)に重なる。そして表彰式プレゼンテーション作成はかなり手間のかかる作業でもある。

最優秀作品4つ、優秀作品10点前後。それをきちっとまずは読み込む。その内容を分析し、当年度の傾向などと合わせて「レポートとしてどこが優れているのか」をリストアップ。作品の紙面のキャプチャ画像をトリミングして、タイトルやコメントを入れつつシートを作成。それを示しながら解説するというタスクだ。

その昔、自分でも教育実践論文を書いていた頃の「筋肉」を使っての作業となるのだけれど。これが楽しくも苦しい。プレゼン作成だけでも、フルに集中して正味6~7時間は絶対にかかる。なので、結局2日以上は作業日程をとらないといけない。業務多忙期にはこれが辛いところなのだ。

けれど、表彰式で真剣に聞いてくれる受賞者の子どもたちと保護者のみなさんのことを考えると手抜きはできないところでもある。もしかすると年間通じてもっとも頭を使っている仕事だったりして… (^^; いや、まちがいなくそうだと思う。ルーチンワークとは対極にある作業だからなぁ。

この出張はそのご褒美と受け取ることにする。ついでに東京を楽しみたい。

ところが業務的には12月7日(金)の夕方にしか出発できない。8日の土曜日と9日の日曜日は、茗荷谷の図書館流通センターで終日カンヅメで審査となっている。月曜日は通常業務日だしなぁ…。

この日程では久しぶりの東京を楽しむゆとりもなくて残念に思っていたところ、秋の繁忙期をなんとかつつがなく乗り切ったご褒美に、職場の上司から翌月曜日の休暇のお許しをいただけることになった。本当に有り難いことである。

はて、東京をじっくり楽しむのか、帰りに信州の鉄道をじっくり楽しむのか、2つのプランを立てて、まだ迷っている最中だ。

神田の古書店街や秋葉原の電気街散策も魅力的だし見学したい施設も多い東京にするか。あるいは、小海線、篠ノ井線、大糸線など、懐かし(高校生時代以来!)の信州のローカル線の車窓をじっくり楽しむ鉄道旅行にするか。

まずはしっかり審査員をつとめてくるのが先決だけど、実に楽しみな今週末です。いってきます。


2018年11月05日 月曜日 [長年日記] Edit

_ 山を越えるまで、あと一息!

10.25. 学校訪問

10.27. 白山市調べ学習コンクール表彰式プレゼンター

10.31. 給食会計9月分の〆

11.01-07 学校公開週間

11.02. 永年勤続表彰式・河内文化祭作品引き渡し

11.04. PTA資源回収

11.04. 河内文化祭

11.05. 県学校総合安全事業・河内小会場学習・研修会

11.06. 学校園冬花植え付け

11.09. 河内小学校学習発表会

_      あと一息、がんばるぞぅ!!


2018年10月21日 日曜日 [長年日記] Edit

_ 忙中閑有 下駄代わりスクーターいじり

勤務日は様々な業務錯綜で多忙。富山に新幹線で出かける出張があって金沢駅からわずか23分の乗車時間に驚いたり、重要な校務の準備に日々追われたり、細かな割り込み仕事を粛々とこなしたり。なれど、休日は確保できているので有り難い。心の休養には予定のない休日が一番だ。

昨年春に同僚の方からロハで譲っていただいてから、外装や機関を自分好みにいじって乗り回しているヤマハのジョグ。燃費も2ストの50ccエンジンにしては望外の35km/L以上と上々だ。

この週末は、寒くなってきたせいもあって朝イチのエンジン始動が悪くなっていた。アイドリングも暖気が済むまでは続かない状態。症状をトラブルシュートすべく、キャブレターをメンテナンス。オートチョーク作動不良か、スロー系のジェットのつまりと踏んでいたので、オートチョークのニードルのクリップを一段下げ、パイロットジェットを取り外してキャブクリーナー液にドブ漬け&エアで導通。もとに組み付けたら、エンジンは一発でかかり、アイドリングも冷間時から安定した。よしよし。

残る弱点は足回り。こちらはちょっと厄介ですぐにはどうにもならない。

このジョグ(2001年式のSA16J)のフロントサスはほとんどショックの減衰機能のない「グリス・ダンパー」タイプ。10インチの小径タイヤと合わせ、舗装路のちょっとしたギャップでも簡単に底づきして、衝撃がひどい。

リヤサスペンションも、エンジンがスイングアームを兼ねているユニットスイングアーム形式。なので、バネ下が激重。これまたギャップを超えたショックがそのまま腰を直撃する。

便利に乗り回していたら、先月はこのせいで腰を痛めて病院の世話になってしまい、2週間ばかり不便な生活をよぎなくされたほど。

フロントフォークをなんとかオイルダンパーのものに換装してやりたいところ。ヤフオクで互換性のある上位機種の中古パーツを入手するか、社外品のオイルダンパーのフォーク一式を誂えるか…

今の多忙状態が終わってから、じっくりいじってやろうと楽しみにしているところです。バイクいじりは楽しいやね。


2018年09月16日 日曜日 [長年日記] Edit

_ 勤務校のWebサイトをCMSに移行した

遅まきながら、1学期残務が一段落した8月7日から、ICTサポータさんに依頼して石川県の教育センターが提供してくれているCMS(NetCommons)へと勤務校のサイト(白山市立河内小学校)を移行した。

兼業だけど、久しぶりに情報担当に復帰して一番手を付けたかったことだった。額小明光小時代はまだ公式のCMSがなかったので、PTAにお願いしてレンタルサーバを借りて、XOOPSをインストールして、各種のモジュールを取っ替え引っ替えしたり、素人ながらPHPのコードを読んで作者にバグ報告して直してもらったり…、かなり突っ込んでシステム管理をしていた。J-Kids大賞(学校ホームページのコンクール)というのがあって、更新頻度や内容について全国・全県でランクがついていたり年一で賞が出たり(当時の額小は4年連続石川県優秀校に選ばれた!最優秀校はついにとれなかったけど…)学校ホームページというものが妙にアツイ時代だったなぁ。

今度のはお仕着せのシステムだからホントにラクができる。その分柔軟性はないわけだけど、ブラウザ上でのWYSIWYGのインターフェイスは遥かに進化しているので、更新作業自体は当時よりもかなり簡便になっているのが時代の進化ですね。

ICTサポータさん(この方が非常に優秀!)がささっとサイトの骨組みを立てくださり、さらにHTMLベースの旧サイトから必要な基本情報系のページを移植してくださった。あとは日常的に更新・表示するコンテンツをうまくホームの画面に一覧性に配慮して配置していく作業。業務の隙間に2日ほどかけて調整して現在の形におさまった。

更新状況、夏休み中は2日に1回、2学期スタート後は1日1コンテンツが基本。当初はカウンター表示ベースで10アクセス/日…程度だったのが、1ヶ月後の9月半ばで30~40アクセス/日という感じ。順調に伸びている。まだいろいろ企みはあるので、ぼちぼち進めるつもりでいる。楽しみ。白山市立河内小学校ホームページ

_ そろそろ新しいスマートフォンが欲しいな…

今使っているのが2014年3月購入のiPhone5S。さすがに古くなってきた。液晶周りのプラスチックフレームが壊れて交換したのと、バッテリがへたってきたので交換したのと…どちらもDIY作業で楽しかったが、そろそろ4年以上使ってることになるわけで、使って使えないことはない状態だけど、新型のiPhoneも出てきたのでそろそろ潮時。

かなり安くなったiPhone7・8系のホームボタンありのにするか、全画面になっちゃった普及機のXRにするか、中古でお安く済ませるか…現在迷ってます。自分の使い方だと、昔みたいに2年で買い替えというのはもうしなさそうで長く使いそうだし、そんなら最新型を買っておくのもいいのかなぁ。迷います。


2018年06月11日 月曜日 [長年日記] Edit

_ 内田百閒「阿房列車」の魅力にはまる

久しぶりに明るいうちに帰宅できて、ゆったりした宵の口を過ごしている。長期放置中のブログだけど、今日はなにか無性に書きたくなった。といってもなんにもネタらしいネタはない。しかたがないので、超個人的な文章を書いてみる。読む人も絶えて少ない個人サイトの上だから、だれに咎められることでもない。まぁいいだろう。

内田百閒の「阿房列車」の三冊、一番の愛読書だ。高校時代に宮脇俊三から入った鉄道紀行文学志向は、彼が師と仰ぐ内田百閒の「阿房列車」讃にすぐには反応できなかった。大学を出て新潟で始めた教員生活、一人暮らしの休日の徒然に書店で見かけた文庫をなにげなく買って帰り、たちまち引き込まれることになった。

百間氏の文章の巧みさは今更自分ごときが語るべきものでもない。鉄道趣味関係の文章というと、自分のようなマニア気質の素人が書くと本当にどうしようもない。饒舌で情報過多、冗長で独りよがり、上品さのかけらもない嫌味な文章になることが多い。その対極にあるのが内田百閒氏の「阿房列車」だ。何度読み返しても、淡々と濁りなく、くだらないけれど上品極まる、そうかといって難解なものでもない、凄い文章だ。名文家の文章とは凄いものだとしみじみ思う。

そんな名文を夜更けにつらつら読んでいると、自分の鉄道好きはどこから来たのだろうと考えることがよくある。それは物心ついた頃に遡る気がする。

_ 超個人的鉄道懐古の段

父親の転勤で1歳から7歳の夏(小1の夏休み前)まで横浜に住んでいた。その頃、一度か二度ほど、父親に連れられて---おそらく出張のついでだったのだろうけど---二人列車で祖母が住む石川の実家に帰った覚えがある。

一番古い記憶は、まだ幼稚園に入ったばかりの頃だと思う。冬か初春の夕暮れ、混雑する国電に乗せられ大きな駅に連れていかれた。そこで静かに停車している青くて長い列車に乗ったことを思い出す。今思うと上野駅だったのだろう。

列車に乗り込むと、進行方向に平行に並んだ大きな寝台車両だった。その上段に登り、ふかふかしたベッドに驚き、そして脇についた楕円形の小窓のシェードを開け、わくわくしてホームを眺めたことを覚えている。初めての夜行列車体験だったわけだ。

翌朝には雪の降るホーム(金沢駅か)に降り立った覚えがあるから、おそらくは上越線か信越線周りの客車急行「越前」か「能登」号、あるいは寝台特急になる前の「北陸」号のA寝台に乗ったのだろうと思う。

その時はただ非日常の体験が嬉しくてしかたがなかっただけだったが、それを今でも覚えているところをみると、今に続く鉄道志向は、このとき幼心に刻みつけられたものに違いない。

次の記憶は、雪の朝の松任駅のホーム。祖母が見送ってくれている風景だ。婆ちゃんっ子だった自分は、横浜に帰らなくてはならないのがひどくさみしかった。泣きこそしなかったけれど、ホームの向こうに立つ祖母の姿がとても小さく見えたなぁ。

それと同じ時だったのかはすでに記憶が定かでないのだけれど、帰りの特急電車の食堂車で昼食をとったこと、大きな窓からは大カーブを曲がる長い列車の姿が見えたこと、周りは晴れた緑の山中だったこと(どうも同じ冬の記憶ではない気がしてならないのだけど…信越線か上越線を走る特急「白山」や「はくたか」に乗ったのかな…)も切れ切れながら忘れられない記憶だ。

こう書いてくると、当時の父親からして相当の鉄道好きだったのだと思う。本人は今に至るもそうだとは言わない。けれど、幼稚園児の息子をわざわざ出張の連れにして汽車旅(しかも夜行列車で)に連れて行ったりするはずがない。単に祖母に孫を見せるだけの目的ではなかったはずだ。

そして、同じ頃と思うけれど、まだろくに扱えるはずもないHOゲージの高価な鉄道模型を、休日のデパートで「買ってくれた」こともある。若かった当時の父親にはそれ相応の出費だったに違いないし、休日はいっしょに長時間お座敷レイアウトを「父親が」楽しんでいたし。

三つ子の魂百まで。おかげで彼の息子は、五十を過ぎた今もこんな超個人的鉄道ノスタルジーを書きなぐる次第となってしまった。

もはやあの頃の懐かしい鉄道の風景はほとんど残っていない。そして間もなく、北陸新幹線と交代するように「北陸本線」もその名を消す。月並みだけれど、時の過ぎるのはあまりにも早いなぁ。あの頃のような鉄道旅行が今一度再現できるならどんなにか…、叶わぬ夢に過ぎないのだけれど。


2018年04月15日 日曜日 [長年日記] Edit

_ なにがなにやら…

新任校での未経験の職務に翻弄された2週間。ありきたりながら個人的には疾風怒濤の日々。ようやく今週は「予定がないのが私の予定です」とうそぶくことができる週末になっている。ホントは業務山積なんだけど、それはまた来週のお話。

残念なのは今ひとつのお天気。先週末は時ならぬ名残り雪・冷え込みと強風で桜は碌々愛でる間もなく散ってしまったし、今週末も土曜の強風、日曜の雨。うららかな春をのんびりバイクで楽しめるのはもう少し先なのかな。

それでも昨日はお昼前にスクーターで新装なった野々市図書館カレイドに出かけて貸出カード作ったり、探していたサピエンス全史の上巻をタイミングよく借り出すことができたりと、久々に休日を楽しめた。

この図書館、運営が民間委託ということで、どんなものか興味津々だったので、初訪問は楽しかった。蔵書はさすがに多いとはいえないけれど、施設やサービスはなかなかユニークなものが感じられて好感触。公共図書館として大切なことを末永く継続してくれればと思う。

さて、今日は午後から日帰りの温泉でも行ってくることにしようかな。