朝5時起床で準備。嫁さんに送ってもらって7時JR金沢駅。中條さんと落ち合って7時3分のサンダーバードにて大阪,東海道線快速に乗り換えて舞子。ハンバーガーの軽い昼食,高速舞子から徳島高速バスにて徳島駅前へ。3年ぶりの徳島だ。そのまま徳島大へタクシーで移動。日本教育工学会徳島大会に午後より参加。
あちこちにこの道では著名な研究者の先生方が勢揃いしていてミーハーモードになりつつ,場の雰囲気に少々気圧される。そのまま全体会に参加。現場教員には少々縁遠い研究者の「査読」関連の情報交換が行われていた。なるほど,査読というのはそういうシステムがあり駆け引き?があるのかと納得。
続くシンポジウムのテーマは「教育工学と学力問題」をテーマにしたもの。清水先生@メディア教育開発センター,渡辺先生@NIME,永野先生@聖心女子大,木原先生@大阪市立大の提案,司会は鈴木先生@岩手県立大。清水先生のIT活用が学力向上につながるという英国のデータ,管理職のリーダーシップとの相関がなお興味深い。
渡辺先生のPISA学力テストのデータは先日の自分たちのセミナーにつながっているのでなお興味津々。今後取り入れられるかもしれないIT関連のスキルや成人対象の学力調査の結果がどう出るのか,学校ばかりが論議の対象となる今の日本にどんなインパクトを与えるのか,早く見てみたい気がした。
永野先生の後段,聖心女子大での「新」入試システムはITCe2級の二次テストで先行的に取り入れられたエッセンスを取り込んだ斬新な「学力」評価システムだなあとうなずかされる。入試のシステムはどんどん変わっていっているんだな。入試を通じて,大学が変われば高校も変わり,中学も変わっていくのだろうと思う。まだまだ時間がかかるのだろうけれど。
最後の木原先生の提案は,現場の実践研究に根付いた木原先生の研究の立場が明らかにされた上での提案で,とても説得力があった。特効薬はない,現場の状況に即し,現場の意志決定を支援する方策の開発が教育工学の役割というくだりが心に残る。ITが広く浸透しきらない状況を説明する言葉でもあるなあと思う。四人の先生方の立場が違い,提案がそれに根付いているのだから,やはり現場の人間にはそれが説得力を持つことになるのかなと考えた。
終了後,いったんホテルにもどり休憩。中條さんと繁華街に出かけて,居酒屋でのんびり飲みながら,今日のセッションの話,Uchiwaの今後,その他諸々,うーむ,ここでは書けない…ことも(^^;含めて21時過ぎまで。旅疲れ,ホテルに戻ってしばらくで就眠。
気になる・・・。宿題が手につかないのはmasakageさんのせいだ。アウト・サイド・イン?
ボスに聞きませう… (^_^;