日々是情報教育?日記 2003年6月

 

6月30日(月) 朝から停電後のサーバー復旧,プリンタサーバの不調などのトラブルシュートに追われる。授業はプレゼン作成を1時間半,空き1時間で学級事務。午後は中学にて小中交流会の授業参観。2年前の卒業生達の元気な顔が見えて嬉しい。夕刻早々に帰宅。購入した「逃亡者」,レンタルした「追跡者」のDVDを連続で見る。トミー・リー・ジョーンズ扮するジェラード保安官がじつに渋くてかっこいいな。

  

6月29日(日) またも朝寝を楽しむ。(^^; 起き出してメールチェックすると,うなぎゼミ査読第二次審査結果が届いていた。大人数での開催は温情だと感謝。m(__)m しっかり事前の切磋琢磨をして,充実の4日間を過ごせるようにしようと思う。午後はメインのデスクトップ機のデータ整理やチューン,読書など。夕刻から家族で片町・竪町に出かける。メインストリートを散策,「ぼてぢゅう」にて夕食,「無印良品」で買いもの。ボーナス前のつつましい贅沢なり。夜にかけて論文作成のためにローカル勉強会ML「あなごML」を作成。地元メンバー+吉野先生@元吉原小が参加。零細MLだけど,きちんと討議をしていけたらと思う。

  

6月28日(土) 朝寝を楽しむ。午後から松任市の図書館横のライブシアターで「学校図書館を考える会」に出かける。中條さん講演の機器サポートでプロジェクターを担いでいき,松任市の情報教育アドバイザー福井さんとセッティング作業。うっかりデータ移動用のメモリカードを忘れて困った。が,福井さんがさっとケーブルとHubを取り出し,さくっと設定をしてデータ移動をして下さった。この準備周到さはさすがだなあと感服。みならわなければならないことだ。

14時開会。中條さんによる学校図書館利用促進の方略とその効果を示すプレゼン,これまで何回も聞いてきているが,毎回同じではなく確実に実践が積み上がり,説得力に磨きがかかっていくと感じる。さすがの貫禄というか,聞いている教師,司書,そして保護者の方たちだれもが司書のいる学校図書館の効果,そしてその運営のためのちょっとしたノウハウから学校全体を巻き込む方略まできちんと押さえている点がすごい。

16時30分過ぎに終了,帰宅して娘の遊び相手。夕刻後は読書などのんびり,思わず夜更かし。

  

6月27日(金) 体調ようやく回復。1・2限総合,プレゼンシートの作成続行。短縮日課なのであっという間に授業が終わり,ノっている子どもたちはちょっと不満げ。昼休みはキーボー島のβ1版公開に合わせて,子どもたちをPC室に入れる。全国ランキングという新コーナー,県名を入力して正確さと速さでポイントがつき,全国の仲間とランキング争いができるというシステム,ちょっと慣れてきた子どもたちには大人気。そしてついに我がクラスからも初段合格者が登場。28級で足踏みしていた子が24級までジャンプアップなど,大いに盛り上がった。これは本当に良いサイトだ。

放課後は富山大の先生による児童理解の講座。17時30分いったん退庁して自宅で夕食。

19時30分、組合主催の保護者と語る会。21時30分過ぎ終了。長い一週間がようやく終わってほっと一息。

   

6月26日(木) 体調はかなり良くなったが本調子までは…。1・2限,紙芝居プレゼンのシート作成作業を進める。まとめ方がなかなか手際が良い。PC室と教室を行ったり来たりしながら助言に時間を費やす。3限算数T2にて。四角形の対角線の性質の整理はかなり子どもたち苦戦状態。午後は文化会館にて観劇。少人数の劇団だけど質の高い内容に感心した。学校に帰って学級事務をするうち,今度は頭痛がひどくなってきて弱った。17時,さっさと退庁して自宅で休む。夏風邪は長引くというのはやはり真実なのかなあ。メールチェック,若干の返信。早々に就寝。

   

6月25日(水) 起きると体調最悪,弱った…。2・3限総合,全国から取り寄せた観光パンフレットを使い,紙芝居方式プレゼンによる県の特徴紹介の学習に入る。プレゼンの方法やめあてなどオリエンテーション,その後,全体の流れの見通しと各シートの内容を詰める作業。

先が楽しみだけれど,体調の悪さはガマンできないレベルに。後の授業を出張やTTの方にお願いして,年休を取り帰宅,撃沈。

夕方まで寝苦しい状態で過ごし,かろうじてお茶漬けの夕食をとってまた寝込む。

   

6月24日(火) なんとなく疲れがとれない。6限ある授業をたんたんとこなすだけで,一ひねりする気力が湧いてこないのはなんでかなあ?

16時富陽小に移動して,町の情報教育特別委員会に出席。町担当者から来年度以降の新機種入れ替えの予定など説明があった。情報教育の推進,教育・校務の情報化の観点がごちゃ混ぜになっている気がして,その点について質問と意見をする。問題は,いろいろ意見を述べてもそれが意志決定権限を持つ行政のコアの人たちに伝わるかどうかが保証されないこと。この規模の町なのだから,現場と意志決定の場との距離はもっと近くてもいいはずなのに…。なんとも歯がゆい。

17時30分過ぎ終了,18時30分に東明小に移動して,県の教育工学会研究部の年度方針決定ミーティング。加藤先生@金沢大,中條さん@東明小,山下さん@大根布小,坂上さん@扇台小,清水さん@大徳小,飯田さん@条南小,遅れて細川さん@浅野川小が参集。のっけから様々な提議が出されて,2年間続けてきた研究部体制を根幹から見直すことになった。県の工学会に参加する意義も含めた本質的な議論もでき,今年度また頑張っていこうという合意も出来て,解散したのは23時近くと遅くなったけれど有意義な会になった。予算面などいろいろ苦しい面もあり,メンバーもみんな2年前の発足時の頃とは比較にならないぐらい忙しくなってきている。けれど,その中で「研究部」を続けていくモチベーションはまだまだ高いことが確認できたのは大きな成果だと思った。会の終了後もそんな諸々の思いを含め,玄関先で遅くまで中條さんと話し合う。

23時30分帰宅。さすがに疲れてメールチェックもそこそこに就寝。

   

6月23日(月) いくつかの教科の単元まとめに入って,一学期の学習も一気に先が見えてきた状態。といっても,まだまだ時間のかかる所はあるのだけれど,気分は学期末モードになりつつある。夜になって体調今ひとつの感が抜けない。

   

6月22日(日) 東京でのフリータイムな一日。(^o^)

8時過ぎゆっくり起床,身支度してチェックアウト。ロビー階のコーヒーハウスの朝食バイキング,小川先生@浜松とテーブルを共にすることになりラッキー。「ダッシュ村」や浜松の近況,ハワイでの学会の話など時間が経つのを忘れた。すごい実践の数々に圧倒される。

ロビーで石原先生,山田先生,皆川先生と一緒になり,地下鉄駅まで歩く。三々五々解散、名残を惜しみつつそれぞれの目的地へ。秋葉原駅まで山田先生@福島とゆっくりお話ができて楽しかった。

上野にむかい,30年ぶりの上野公園を散策,国立博物館に入る。禅宗の特別展(人多し)と法隆寺収蔵品館(まったく人影なし。都会の静寂を満喫)を見学,その後,あるもの見たさで隣の国立科学博物館に入るが,ターゲットは残念ながら数年前に展示から外されていてかなわず,飛行機オタクは無念の涙,がっかりして呆然とかき氷を食べる…。

再び秋葉原に移動。またも喫茶東洋にて昼食とメールチェック。目をつけていたDVD-MULTIドライブを購入して早々に退散し羽田に向かう。15時前に到着、あわただしくお土産を買い、15時45分発のANAで小松へ。嫁さんと杏子が迎えに来てくれていた。18時前帰宅、ゆっくり夕食。ついつい深夜までおNewのDVDドライブの組み込み作業。

  

6月21日(土) 嫁さんと杏子に見送られ小松空港発8時30分,羽田10時前着。さっそく秋葉原に向かい,DVD-MULTIドライブの価格調査とジャンクショップ散策。目星がついたので,無線LANと電源が利用フリーな中央通り沿いの喫茶「東洋」に潜り込む。あやしい同人誌系ショップのすぐ脇なので入りにくいこと… (^^; 。調べると東京にはフリーのHotspotがたくさんあってうらやましいかぎり。閑話休題,昼食を摂り,コーヒーを飲みながらメール処理と情報収集。こういう場所が金沢にも増えると,仕事がしやすくていいのだけれど。

13時30分,秋葉から総武線で飯田橋,都営南北線で永田町,徒歩で赤坂プリンスの前を通り過ぎて会場の都市センターホテルに14時到着。チェックインして部屋で一休みと身支度。

中條さんと会場で合流,15時,「キーボー島」プロジェクトミーティングがスタート。堀田先生,横幕社長はじめとするスズキ教育ソフトの開発・営業スタッフのみなさん,そして全国のモニター校実践者20名が一同に会する。趣旨説明,開発過程の解説,実践報告など進むなかで,このプロジェクトにかけられるエネルギーと情熱を感じざるを得ない。実践者も石原先生を筆頭に情報教育の手練ればかり,いつもながら緊張してしまう。

17時よりプレスリリース。横幕社長の挨拶,そして堀田先生のブリーフィングからも気合いがひしひしと伝わってくる。途中,コメントを求められて一言二言しゃべくるが,後でもっとマシなことが言えなかったかと大反省…。

しかし,このプロジェクト,本格公開の9月からじわじわと確実に大きな反響を呼ぶにちがいないと確信を持った。自分も微力だけど貢献できるようにがんばらなければ。

終了後,移動して18時30分より懇親会。ITCe2級の同期生,熊本の才所先生と2学期に画策している交流学習について話し合ったり,徳島の小原先生から三好郡の最近の情報を教えて頂いたり,密度の濃い時間が過ごせて幸せだった。二次会は近くの喫茶店で吉野先生@本吉原小情報主任に「今」の元吉原小を聞く。しっかりした礎の上に全校体制の実践が重ねられている様子が聞けて,またいつか勉強させていただきたいなあと強く思った。

ホテルに戻り,ロビーで別れがたくみんなで雑談。渡辺先生@富山,皆川先生@宮城,山脇先生@鳥取と研究談義。実践論文に取り組む一年間の方略…のような話になって引き込まれる。3学期がやはり肝なんだなあ…。23時過ぎ,解散して部屋へ。本を開いてみるが,読むまもなく眠りこける。

   

6月20日(金) 生徒指導的にちょっとバタバタした一日になってしまった。高学年らしさがぼちぼち顔を出しつつあるのは仕方がない。雨降って地固まる…の構えで受け止め,対応することが必要だと自戒。同時に,子どもを変な意味で閑にしてしまってもいけないなあ…と反省。

一段落つけて授業を進める。放課後,学級事務を済ませてから明日のミーティングの資料を仕上げ,カラーレーザーで印刷。サーバのメンテナンス等もついでに作業。18時過ぎ帰宅。旅支度をしつつ,校内LAN利用の今後の展開を考える。一台予備で転がっているNT4サーバを校内イントラの核にしようと思う。そのための情報収集。WebサーバはApacheでいくかオールインワンのBJDでいくか,PerlやPHPをWin-NT上で動かすための設定は…等々。それ以上に,コンテンツが問題だし,校務のフローに関わる部分も出てくるのでそこをどう提案していけばいいのか…中川先生@三好郡ITCeや鳥取の田中先生の実践レポート,小牧中のレポートや記録写真を引っ張り出して沈思黙考。いつの間にか25時を過ぎ,あわてて就寝。明朝は早い。

  

6月19日(木) 算数平行四辺形作図,TT体制で個別指導たっぷり。しかしまだまだ。5限終了後,今日も会議なし。蒸し暑さにへばりつつあるので,二日続けてのゆとりの午後がなんともありがたい。帰宅19時。

  

6月18日(水) 理科は単元まとめとテスト。国語はパンフレットを送ってくれた各県の観光課に礼状を書く作業。子どもたちは真剣に取り組んでいた。実物の強みかな。算数は平行四辺形の作図指導でかなり時間を割く必要があることが判明。基本的な定規の扱いがあやふやな面があり,三角定規の組み合わせによる平行線書きやコンパスによる長さの移動などで「手が虫歯」状態の子どもが複数名いる。幸い進度は予定以上なのでここでじっくり時間をとろうと思う。

昼休み,給食を速く切り上げてキーボー島の一斉アクセステスト。今日も特に問題はなし。

放課後,珍しく会議なし。学級事務に没頭できるのはありがたいこと。18時過ぎ退庁して帰宅。MLにアクセステストのレビュー報告。

   

6月17日(火) 日直を忘れていて大あわての朝。プール当番の仕事を済ませてあわてて教室へ。1限は諸連絡とキーボー島のテストアクセスで終わる。懸念していたバグは修正されていてばっちり。雨が止んで晴れ間がのぞき,だんだん蒸し暑くなるが,国語,図工,図工,体育,算数…と着々と授業を進める。一学期も残りはあと一ヶ月だものなあ,がんばっておかないと。合間にWeb学級日誌を教室PCにインストールし,ID登録作業。相変わらず休み時間の教室PCは長蛇の行列。

放課後は臨時職員会議。有益とは言いかねる議題の論議で退勤時刻30分オーバー…、今どきこんな会議をしていてもいいのかな。19時過ぎまで学級事務ののち帰宅。キーボー島MLに動作報告,子どもの広場MLにご挨拶,事務局にID申請,デジ楽プロジェクト9月ミーティング(豪華!)出席願いなどなど一気にメール処理。

   

6月16日(月) 計算力パワーアップ旬間2週目,おはようタイムの50問わり算は月曜朝にもかかわらず,みな真剣に取り組む。タイムもだんだんup。

4限はプール開きで体育は持っていないのだが,いっしょにプールに入って遊ぶ。給食時間に食い込んだが,みんなてきぱき用意を分担して遅れは最小限に。なかなかいい動き。

午後はテスト返しなどで過ぎる。今日はPCなどにさわらせている余裕が全然なかったことに気づく。休み時間中にキーボー島に出入りさせるための策を練らねば…。

残念ながら諸般の事情(場所の悪さ,出入り口の少なさ…)でふだんは鍵をかけざるを得ない我が校のPC室,いかに「開放」っぽく使わせるか,子どもをうまくしつけないとなあ。

夕刻,いくつかの電器店をざっと巡り,DVDレコーダー,DVD-RAMドライブを物色。やはりWeb通販の安さには全然かなわず。はてさて??

帰宅して週末のプロジェクト会議の宿題に手をつける。その間にも様々なプロジェクト関連のメールが飛び交う。夏の予定を云々する時期になってきた。今年の夏はどんな夏になるのかなあ。

     

6月15日(日) 朝方,某プロジェクトの石川班方針についてメール交換。ついでにお手伝い仕事少々をこなす。

昼過ぎ,学校に寄って7・8月の予定確認。その後ヤマダ電器にて価格調査,ターゲットはWeb通販の3万円高!で話にならず。新機種発表も間近らしいし…,もう少し様子見。100円ショップで教室用消耗品を補充購入していったん帰宅,すぐに実家へ。父の日の花束を杏子から渡す。しばし世間話。

キーボードプロジェクトのαテストサイトの子供の学習状況一覧を見ると,この休みの間にかなり進んでいる子が5人ほどいる。自宅でばしばしやりこんでいるみたいだな。

    

6月14日(土) 未明に杏子が熱を出す。介抱していて,今朝は思い切り寝過ごした。

昼過ぎに新金沢郵便局からキーボー島プロジェクト書類発送。あとは予定なく,ゆっくり休養と読書。杏子の調子は終日今ひとつで,家族でひっそり過ごす。前から欲しかったDVD-RAM&HDDレコーダの情報収集をスタート。驚くほど安くなっていて,気持ちぐらぐら。DVD-RAMドライブも欲しい…!来週の東京行きは物欲的に大いに危険かも。(^_^;)

   

6月13日(金) 雨が降り出す直前の蒸し暑さがこたえる朝。涼しいPC室に逃げ込んで1限はキーボー島のαテスト。子どもたちを2班に分けてローテーションでテストサイトに入らせる。児童用アカウントが発行され,成績記録が一覧できるようになって,実に興味深い。サイト自体も若干のバグはあるものの,子どもたちは没入状態で楽しんでいた。自キャラクターの選択,そのイラストの巧みさ,順を追ってキーボードリテラシーを網羅的に向上させるように仕組まれた「級」のシステム,上達のモチベーションとリテラシーアップを仕掛けるには最高のサイトになっている。新機能が加わるらしい次のβテストがなおのこと楽しみになってきた。記録写真を撮影,終了後,子どもたちに感想文を書かせる。好評であることの確かな手応えあり。自宅からのアクセス方法を伝える。

3限家庭科は裁縫の「たまどめ」練習。例によってプロジェクタと実物投影機で手元拡大による手順演示。もっと苦戦するはずと思っていた指導が,以外に短時間でこなせたのはその効果かな。

昼休み、事務さんのノートPCの不調のトラブルシュート。無事終了。

4限,風が出てきて少し教室も涼しくなるが,湿度はピーク。読み聞かせで静かに過ごす。

6限,今週の疲れもピークだが,前半漢字テスト,後半はマイクロディベート新論題の立論作成でギュウギュウ攻め立てたりして。(^^; 負けずに子どもたちはよくがんばった。担任の方がバテバテ。(^^;

放課後,学年Webにいくつか情報を発信。テスト類の処理。18時退庁。

キーボードプロジェクト21日の東京での会議&プレスリリース参加のために航空チケット手配。帰宅19時。杏子から父の日のプレゼントをもらう。

キーボー島プロジェクトの作文とりまとめと発送準備,MLにαテスト報告。昨年度内地留学生の夏期同窓会合宿が決定,今からわくわく。谷口さん,とりまとめと予約どうもありがとう。m(__)m

   

6月12日(木) 計算力パワーアップ旬間の取り組み,子どもたちもエンジンがかかりだして,50問わり算のタイムがぐいっと上向く。子どもの伸びる力のすごさを感じるなあ。

木曜日は朝から空き時間があってありがたい。学級事務を進める。学年通信を発行。学年Webのダイジェストを付録資料として添付。デジタルデバイドを作らない配慮もやはり必要。

2限後半は避難訓練,姿勢はまずまず。3限算数はTT授業のT2にまわる。後ろから子どもたちのサポートに回っていると,前から見ていては見えてこない子どもたちの様子や言葉が拾えて面白かったりはらはらしたり。視点を変えることの大切さを思う。

昼休み後、「つわもの」たちの教室清掃指導。前日のハッパが効いて、今日は時間ぴったりに清掃終了は見事なり!「ぼくらだってやればできるんだ」の言葉はそのとおり。作業人任せ唯我独尊からの脱却、時間はかかるだろうけれど、がんばってほしいな。

蒸し暑い午後の授業の最後は,クラブ活動。「お楽しみ実験クラブ」担当,今日は「スライム作り」。定番だけど,子どもたちはやっぱりノリノリ。ものづくりはいつでも楽しい。高学年の女の子達も夢中だったのが可笑しい。次回はリクエストで,べっこうあめにしようと決定。短いが楽しい一時だった。

放課後,キーボー島アドベンチャーのαテストID登録作業。CSVをうまく吸い上げてくれて,ID登録は簡単に終了。堀田先生からの指示メールを熟読。18時40分退庁,学校のマビカのFDD不調をメンテするためのツールをホームセンターで購入してから19時過ぎ帰宅。

夕食後,学年Webの再構築にとりかかる。ひとこと掲示板をテスト設置,キーボー島Webへのリンク追加,トップページに更新記録や重要連絡が動的に掲載されるようにCGIを設置する。なにが必要とされるコンテンツなのか,試行錯誤は続く。

  

6月11日(水) 蒸し暑い一日,梅雨入り間近を感じる。考えてみれば,一学期も残り一ヶ月。がんばらないとなあ。

8時過ぎ登庁。昨夜セットアップした講師さんのノートPCを校内LANに接続設定して引き渡し。喜んでもらえて何より。

理科テスト,社会「米づくりの問題点」,算数「平行」まとめなど授業は粛々と進む。5限後,会議もなく,じっくり学級事務に取り組める放課後になった。相棒の泉さんと諸々の情報交換と相談。互いに学級の様子を話し合う。貴重な時間だった。キーボードプロジェクトの諸準備。書類提出忘れに気づき,あわてて作成。ID申請用のCSVファイルもついでに作成。

早めの18時過ぎ退庁。夕食後,明日のクラブ活動(お楽しみ実験クラブ)の材料買い忘れに気づき,嫁さんに運転してもらって近所のドラッグストアへ。初夏の宵は気持ちがいい。帰宅して杏子としばし遊ぶ。メール処理,Webの更新。読書。

  

6月10日(火) 3限は英語活動。ロビンソンさん夫妻をAETに迎えて,「水」をテーマにした10回の授業をする。ネイティブでいきなり5分間にわたって「水」の大切さを語られた子どもたち,目を白黒させるかと思いきや,ロビンソンさんの身振り,そしてわずかにわかる単語に食らいつくように話を聞いている。その後のゲームなどの活動も最初の緊張感が少しずつ解けつつ,和やかに進んだ。

昔の新潟勤務時代の経験を思い出した。アルペンスキー部の外国人コーチの言葉(もちろん英語)に子どもたちが真剣に聞き入る姿と重なる。誉めることを基本にする,真剣に目を見て話す,子どもを上達させたいという迫力。言葉は十分通じないけれどそれを上回る熱意。それが共通している。果たして子どもに対する自分の姿勢はどうだろうか。自問自答せざるを得ない。

4限,マイクロディベートの第二試合をチーム・役割を変えて行う。ふだんみんなの前で発言がなかなか出来ない子が,いっしょうけんめい論を述べ,質疑をしている姿を見る。メリットとデメリットを述べ,それに対し質疑・反駁していくという明快なプロセスが,子どもたちの意欲を高めている気がする。そして審判は懸命に議論する二人を前に,半端な判定ができないという緊張感がある。よく出来た実践方法だとつくづく思う。

暑い一日で,6限が終わるとすっかり消耗した。学級事務を済ませ,18時30分過ぎ退庁。夕食後,預かっていた講師さんのノートPCのOS再インストール作業をする。2時間かけて環境を再現。佐藤先生@山形から放送大学に関する問い合わせメールを頂き,返信。前に日記に書いた放送大学情報サイトの管理人さんからもログから拙Webを見つけて,リンク依頼のメールを頂いた。放送大学のご縁が重なった不思議な夜だったかも。

その後も起きているつもりが,眠くて意識の空白多々。あきらめて就寝24時。

  

6月9日(月) 朝のデジカメスピーチ,3巡目に入る。一枚の写真に限定してしゃべることを科しているので,画像でごまかせないスピーチになっていて,子どもたちはけっこうプレッシャーみたいだ。見る側は相変わらず楽しいのだけれど。

午前中の授業の合間に定期健康診断を受診。体重,昨年度一年間で蓄えた分は半分放出したが,目標値にはまだまだ。油断するとこれからリバウンドしそう,気をつけねば。そのほかは特に問題なさそうだが,胃検診はバリウムがどうにもイヤでパス。(^^;) 血液検査の結果はどうだろうか。

ディベートは今日はできず。子どもたちはやりたかったみたいだけど,諸事情で時間切れ。社会,算数,国語を淡々と進める。

昼休み後の清掃時間,担当班の編制替え。今回はこれまでの清掃時間の取り組みを自己評価,班長評価させて,自分の清掃指導担当場所に「つわもの」を集めてある。よってしばらくは「指導」に時間がとられそう。見ればスポーツ少年団で熱心に活動している男子ばかり。もたもたして8分オーバー。スポ少の有力選手がそうじサボり常習ってのはどーよ?みたいな小言の一つも言いたくなったりして。(^^; しばらくは「強化合宿」だな。

放課後は臨時の会議で,上から降ってきた要請授業や動員的行事のマネージメント相談。こういうの多すぎ。

疲れがたまっていてどうも調子が出ないので,2時間年休をとり早退し自宅で静養。メール処理の後,積ん読のままだった「学校を変える 教師の発想と実践」に手を出す。Amazonで「若きサムライたちへ―自分を生きる10のメッセージ」を発注。ちょっとペースがうまくつかめなくてスランプ気味な毎日を自分で鼓舞しないと。

夜は引き続き読書。夏休みの予定をそろそろきちんと詰める必要がある。今から心づもりしていかないと早晩追いつめられることになりそうだ。学年Webのモデルチェンジに取りかかる。新しいCGIの導入テストなど。

  

6月8日(日) 8時過ぎ起床。PC周り(崩壊状態…)を整頓、身支度。10時過ぎ,家を出る。修理完了したIXY Digital200aをMr.コンセントにて引き取り。100円ショップで「光のポストカード」実践(熊大附属の前田先生の実践、リンク先は山形平野小の竹田先生実践 m(__)m )用のガラス玉を大量購入。新金沢郵便局に出向き、24時間窓口で放送大学レポート3通を速達で発送。窓口氏に明日中に到着するか聞くと、大丈夫とのこと。綱渡りはなんとか成功したようだ。

12時過ぎ帰宅。昼食後、忙しさが終わるまで…と封印していた佐藤さとる「だれも知らない小さな話」を読む。佐藤ワールドに30年間はまっている身にははずせない本。

16時過ぎ、家族で外出。近所のカラオケで1時間楽しむ。タブレットPCのような曲検索用端末を発見しびっくり。家族3人で楽しんで1時間600円少々という安さにもまたびっくり。8番ラーメンで食事後、王様の本に寄り、杏子の絵本を購入、19時過ぎ帰宅。深夜にかけて読書。

  

6月7日(土) 7時30分起床。9時30分,杏子の運動会へ。幼稚園に入園して早一年あまり,入園したばかりの年少組の子どもたちの幼さにびっくり。子どもの成長はホントに早い。

杏子の参加競技のカメラマンを務める。かけっこはずいぶんしっかり走れるようになったけれど,押しが弱くて前に出れない様子に持って生まれた彼女の「性格」を感じてしまった。本人は楽しげだからいいけど。玉入れ,お遊戯ものびのび楽しんでいたのでまあ良しとせねばなあ。

終了後,嫁さんの両親とファミレスでランチ。13時過ぎ帰宅,娘と嫁さんは昼寝。

自分は未だずるずるとひきずったまま未完成の放送大学のレポート仕上げに入る。夕食をはさみひたすら作業。こういう情報サイトがあることに気づく。もっと早く知っていれば科目選択も考えたのに。

「生涯学習論」の論文英訳に大苦戦。自動和訳サイト英和辞書サイトのおかげでなんとか完成。「情報教育論」「学校システム論」はレポート規定枚数も少なく,比較的楽に書けた。気づくと25時30分過ぎ。これで5月からずっと頭が痛かった二つの宿題(とも100原稿,放送大学レポート)がひとまず終了して,ホッとした。発送は明日に回して就寝。

   

6月6日(金) 2限、マイクロディベート。子どもたちは初体験ながら楽しんでいたようだ。フローシートにうまく相手の論をメモすることができるかどうかでかなり展開が違ってくることがわかる。審判は特にそれがきちんとできないと説得力のある判定が下せない。話す力、聞く力と書く力の操業力が試されるゲームということがよくわかった。週明けにチーム、役割を変えて第二試合をやることに。

5限は指導主事訪問で4年生の研究授業。算数の少人数習熟度別編成による「わり算」。15時30分より全体会。習熟度別編成にする必然性は、授業のめあてによって変わるだろうことが議論の中心に。指導主事さんからの指導は、ちょっと一般論的に過ぎるような印象。

  

6月5日(木) 5限にディベート本番前ということで,二人の子どもを指名しマイクロディベートのモデルを務めてもらう。照れくさそうだったが,ポイントはきちんと押さえてくれ,見ていた子どもたちは流れをほぼ理解してくれた。いよいよ明日,全員で取り組んでみる。

昼休みは前日の失敗に懲りて,サーバの設定をしっかり確かめた上で,子どもたちとキーボー島プロジェクトベータテスト2に取り組む。なにも問題は起こらず,スムーズだった。15時より鶴来中学に出向き,郡の視聴覚部会の会合に参加。17時前に終了し,早々に帰宅できた。夕食後,少しずつ放送大学レポートに取り組む。「生涯学習論」レポートの論文英訳1500字がなかなか厳しい。英文をテキスト化して,和訳サイトに突っ込んでみるが,出力結果はまさにがちがちの直訳で大意をつかめる程度。それでもずいぶん助かるけれど。苦戦しているうちに眠くなり24時過ぎ、あきらめて寝る。

  

6月4日(水) 理科は単元が一つ終了。算数も次単元に入る。少人数はしばらくやめて、TT指導に戻した。放課後、東明小に出向き、中條さんから算数少人数指導に関する資料を頂き、説明を受ける。きちんとコンセプトを持って戦略的に研究を組み立てようとしていることが伝わる。我が野々市小もがんばらなくてはいけないな。

  

6月3日(火) 2限から4限を使ってプール清掃。晴れて暑い日に感謝。水はけが悪い古いプールを子どもたちは懸命に清掃していた。子どもたちの作業だけで近年になく綺麗になったと他の職員からの評判も良く,子どもたちも嬉しげだった。午後はさすがに授業はしにくく,涼しい教室で静かにプリント学習,読書など。放課後は職員によるプール清掃の仕上げ。1時間弱で終了。さすがに疲れて18時前に退庁,夕食後読書をしているうち,いつの間にか寝てしまっていた。どうする,放送大学レポートは!?〆切は9日必着,果たして間に合うのか?? (^^;

  

6月2日(月) ゆっくり寝たが,まだ寝ていたい!のはいつもの月曜の朝だなあ。子どもたちも月曜日はエンジンがかかるまで時間がかかる。少しずつマイクロディベートの準備を進めたりする以外は,普通の授業を淡々と進めた一日だった。18時過ぎに帰宅。夕食後,「とも100」本に入れる写真を選定する。全部で8MBにもなり,メール添付は不可能に。Webサーバにアップロード,URLを中川先生にメールでお知らせ。続いてうなぎ合宿参加のための二次予選論文プロットの修正作業。昨日指摘された点をできるだけ取り入れて修正したつもりだが,果たして結果は…?22時頃堀田先生にプロットを送信。さて,次の仕事は放送大学の3本のレポート提出。まだまだ気は抜けない。24時過ぎ就寝。

  

6月1日(日) 2005年の教室を考える会in中部の琵琶湖合宿セミナー2日目。6時に起床し,プレゼンの手直しにかかる。3分プレゼン(!)という極限状況なので,とにかく結論と問題点を明確にできるように大幅差し替え。窓の外には巣離れ間近の燕の子がエサを運ぶ親鳥を並んで待っている。ぼんやり眺めている閑はないのだけれど。

7時過ぎ階下の食堂で朝食。早々に部屋に戻り,プレゼン最終調整,部屋の撤収。会場へ。

8時30分,2日目スタート。ほりたんに実践をざっくり斬られる「堀田塾」。

「自信のない人順でやればいいよね」の一言でダッシュ。自分がトップの鉄砲玉に。早く斬られて楽になりたいという… (^^;

携帯対応学年Webネタ,コンテンツをどうするか,携帯でアクセスする必然性はなにか,悩みとなっていることを交えて3分プレゼン。堀田先生からは,保護者アンケートの方針についてまず聞かれ,コンテンツが緊急性を要するものかどうかきちんと考え分けて発信する必要があること,更新頻度の高さがわかるようなトップページのインターフェイスの検討が必要であることなどのサジェストを頂く。容易な更新を可能にするシステム構築によって,更新頻度の高さは確かに実現されている。けれど,それが保護者のニーズに結びついているか,さらに検討が必要ということなのだろうと思う。インターフェイスの問題,ニーズの掘り起こしの問題,さらに考えていかなければと思う。

さらに延々20数名の3分プレゼンが続き,それにびしびしコメントが返されていく。3分の発表からそのツボを聞き取ることがなかなか自分にはできないが,堀田先生は易々とそれをやっているように見える。いつ見ても不思議でしかたがない。聞き取る力,解釈する力,コメント力,経験値…まだまだ自分はダメダメ教師ということを痛感。最後に堀田先生によるとっておきのプレゼン「ここに来た人だけに教える,実践研究をするコツ」,みんな必死にメモをとり,プレゼン画面をデジカメで撮影撮影撮影…。これだけでも休みをつぶして来た価値のある「授業」。なるほど,なるほどとうなずくばかり。

12時過ぎに会が終了,事務局のみなさんに感謝しつつ,帰途に着く。車内で再び二日間を振り返り,ディスカッション。これがあるとないとでは,遠出のセミナー参加の充実度は全く違うんだなあ。話し合える仲間がいることのありがたさをしみじみ感じる時間だ。

16時過ぎにテルメ駐車場に到着,富山なみなさんと名残を惜しみつつ別れる。17時過ぎ帰宅。早めの夕食の後,おそってくる眠気に耐えられず撃沈。

  

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masakiの情報教育レポート 管理者 正來 洋