Web管理者日記 2002年10月

 

10/31(木) 疲れが出ている。外にばかり出ていて少々自分の吸収能力を超えた日々が続き、風邪まで引いた。正直しんどいが、充実した日々だと思う。現場にいたときはこういう勉強ができる日々を切望していたのだから、その気持ちを忘れないようにしなければ。ぜいたくを言うと罰があたる。

午後遅くに栃木大会に向け出発。行きがけに近所の旅行代理店で切符の手配をするが、思ったよりも時間がかかり大いに焦る。指定がとれない列車もあり、急遽割引のグリーン切符(往復で3000円高)に変更、豪華な道行きになってしまった。美川駅に車を置いて乗車する予定を変更し、より近い野々市駅に急ぐ。幸い車の置き場も見つかり、金沢乗り換え上越回りで22時頃宇都宮着。グリーン車の旅は初体験だったが、こんなに快適なものとは…。癖になりそうである。ホテルサンルート宇都宮泊。論文発表に備えプレゼンの最終修正とリハーサル。25時過ぎに就寝。

#日記の更新が滞り、見に来てくださっている方々すみません。堀研超短期内留2と平福小参観記録については、近日中に「内留見聞記」にて詳細レポートを予定しています。m(__)m 

 

10/30(水) 朝、小川先生と待ち合わせでタクシーで出発。岡山平福小公開研参観。堀田先生、小川先生、田中先生、才所先生、金井先生、澤橋先生、山脇先生、山中先生、中川先生、生藤先生、石井先生、森先生 …等々、たくさんの先生方が全国から集まる「自主発表」のすごさ。噂の三宅先生のパワフルさは評判通り。岡山→京都→美川、帰宅。風邪が少し悪化。(内留見聞記に詳細レポート近日公開)

 

10/29(火) 大学にてプレゼン修正作業。昼休み、中川先生にプレゼンを見てもらう。導入やまとめの部分で見せ方に問題があることを指摘してくださった。メモをして後の修正に備えておく。

息つく間もなく午後は中川先生の講義二つ「映像メディア論II」「カリキュラム開発特論」に出席。現場の教師主体の後者での議論はいつも白熱するのでおもしろい。今回の担当、中村さんのレジュメと司会の的確さは大いに見習いたいと感じた。白熱はするが拡散しがちな議論に、中川先生のびしりとしたコメントが入って場が締まる。ブレインストーミングから脱却するには、やはり外部の情報を的確に把握してコメントできる役割をだれかが果たさなければならないことを改めて思う。

終了後急いで美川駅に車を置き、岡山へ出発。22時前に到着。駅を出たところで小川先生@都田小にばったり出会う。明朝の行動を共にすることを約束し別れる。ホテルサンルート岡山泊。

 

10/28(月) 大学にてプレゼン作成等の作業をするも、前日大阪からの帰りにひいた風邪がだんだん悪化してくるのがわかる。早めに帰宅して暖かくして休む。

 

10/27(日) スカイシンクシステム社にてミーティング2日目。昼食後解散。どこにも寄らずに夕刻帰宅。

 

10/26(土) 午前大阪への出発準備。夕刻、新大阪スカイシンクシステム社にてプロジェクト顔合わせミーティング。車内見学、懇親会。

 

10/25(金) 大学。土日の2005校内LANプロジェクトの宿題準備。ほりたんプロジェクトで宿題が出ないはずはないだろうと思っていたらやはり出た…。校内LANについてつれづれにこれまでの経験を含めて書けば良いとのことだったが、経験不足に改めて思い至る。なんとか書き終えるが、我ながら今ひとつ… (T_T)

 

10/24(木) 自宅にて終日Linuxサーバ再構築作業。なんとか仮復旧。各種の設定ファイルのバックアップをミスで失ってしまったので従前の機能はまだまだ回復できていないが、これにばかり時間をかけるわけには行かない状況。きりをつけて、栃木大会プレゼン修正作業。堂々巡りは終わらない。

 

10/23(水) (執筆中)堀研超短期内留4日目、富士市元吉原小校内研参加。東名高速大渋滞。西富士道路→中央道→長野道→上信越道→北陸道の北回りで7時間かけて深夜帰宅。

 

10/22(火) (執筆中)堀研超短期内留3日目、都田小・スズキ教育ソフト訪問。堀田中川NEW対談見学。懇親会。

 

10/21(月) (執筆中)堀研超短期内留2日目。朝にホテルの駐車場で足を滑らせ筋を違える。以後の行動の障害に…。静岡大附属浜松小公開研、堀研ゼミ。深夜の夕食会。

 

10/20(日) (執筆中)堀田研究室超短期内留1日目、ITCe2級対策特別講座。懇親会。

 

10/19(土) 超短期内留出発の前日で、諸々の準備。プレゼンは構想ができたと思うと迷いが出て戻ることの繰り返しでなかなか進まず気ばかり焦る。

 

10/18(金) 午前中は大学にて二つのプレゼン(栃木大会、ITCe2級講座)についてあれこれ考える。サーバの不調が気になり、なんとも集中できない状態が続き、自分ながら嫌になる。サーバなど後からどうとでもなるはずなのに…

 

10/17(木) 午前中、大学からSSH経由で自宅サーバを設定していて、突然反応がなくなる。青くなっていろいろ試みるも、リモートでの復旧ならず。

午後、恒例の自主ゼミ。今回は参加メンバーも少なく寂しい状況。中川先生も加藤先生も会議などで不在。後半、4年亀田さんの卒論についてみんなで話し合う。残り時間は多くはないので、方向性を今一度再確認してがんばってほしいというのがみんなの思いだ。帰宅してサーバ再設定にとりかかるも今ひとつ不調。日曜日のITCe特別講座by堀田研究室の案内メールが届き、徳島ITCe中川先生の取材レポ報告を依頼される。これは責任重大。高価な会費を払って集まる方々に応えられるのか…

サーバは結局、大がかりな修復作業が必要であることが判明。いろいろな設定がリモートアクセスでいじくっている最中、なにかの拍子におかしくなったらしい。設定ファイルの書き換えではどうにもならないレベルでシステムの根幹部分がゆがんでしまった感じだ。まいったなあ…

 

10/16(水) 9時過ぎに大学着、プレゼンの作成をしつつ、谷口さんのLinuxサーバの設定につい口と手が出てしまう。ルータが順調に動き出し、Apacheも起動して、ついにWebサーバとしてはとりあえず竣工。谷口さんの自宅のADSL環境との整合が次の課題になってきた。谷口さんはもう一度自分で一からLinuxインストールと設定をするつもりでいるらしい。見上げた心意気!

午後は谷口さんは小松の学校に呼ばれて出かけ、村上さん、野畑さんと諸々の話をしつつそれぞれの仕事を続行。15時過ぎ、退出して野々市小へ。テレビ電話セットを皆川さん@宮城に貸し出すために梱包作業。帰宅途中に近所のコンビニから着払いで発送。交流学習に有効に使ってもらえたら望外の幸せだ。銀行ATMから栃木大会の参加費等を振り込み処理して帰宅。Amazonから「議論のレッスン」「分かりやすい表現の技術」「徹底反復漢字プリント」が届いていた。「積ん読」にならないようちゃんと読まねば…

 

10/15(火) 大学にて栃木大会プレゼンの作成にとりかかる。シートの大まかな流れをいろいろ構想。発表時間がある程度(15分)あるだけに、ストーリーの組み立てや画像・動画をどの程度取り入れるかなど、なかなか考えがまとまらず。

午後、中川先生の「カリキュラム開発特論」、新情報教育の手引き第2章がテーマ。修士対象の輪講なのだが、それぞれ専門分野が違うだけにそれぞれの方の情報教育に対する認識はかなり大きな開きがある。情報教育のレベルアップというレベルの話と「機器リテラシー」を均等に保証するにはどうするべきか…というレベルの違う話が切り分けられずに議論が流れてしまいがちなこと、それを参加者が意識できずにいることが非常に気になったので、それを指摘するコメントをしてみた。機器リテラシーで困っているのは、子どもたちではなくて指導者である教師集団のほうだろうになあ…

そしてもっと気になったのは、ある中学の先生の「総合や情報教育の推進を文科省がより細かく規定しないから我々現場は何をしていいかわからず困っている。なんとかしてほしい…」というニュアンスの発言。身分と収入を保証されて研修に来ている14条修士の方がその程度の意識でいいのだろうか…と強い疑問を感じた。まわりが見えていないというべきか…

狭い職場の常識や、上から与えられるものだけで勝負できる時代はとっくに終わっている。修士で学習の機会が与えられたのは、それを学ぶためではないのかなあ…

講義が終わって、研究室で中川先生と内留生とで続きの議論。意見の一致や中川先生から新たな見方も提示されて、とても有意義だった。人を変えることは難しいけれど、その姿をもって自分を変えることはできるはず。心しなくては。

すっかり暗くなって大学を退出。夕立のような強い雨の下の金沢はまれに見る大渋滞。帰宅に一時間を費やしてしまった。

 

10/14(月) 午前から夕刻にかけて昨日に引き続き学びピア会場での文科省ブース担当。演劇部を引率してきた笹山さん@鶴来町社教主事に久しぶりに出会い、ご挨拶。自分にとっては校内ネットワーク構築の師匠と言える人、昨年度から社教主事に出ておられる。お元気そうでなにより。ブース担当時間もつつがなく終了。村井先生や文科省の担当の方に挨拶して産業展示館を後にする。書店により原田宗典エッセイをまた2冊購入して帰宅。

 

10/13(日) 午前中は読書「自己表現力の教室」(情報センター出版局刊)。平易で分かりやすい例えが豊富なので、読みやすい。先が楽しみ。

午後からは再び「まなびピア」会場に向かい、村井先生@教育センターより依頼された文科省ブース「テレビ会議体験」のアドバイザを谷口さんと共に担当。

午後2時間だけの担当だが、流れる人を呼び込んでアシストするなかなか気を遣う仕事。

終わったらホッとしてどっと疲れが出た。慣れない仕事は疲れるなあ。内留生活の気の緩みか。

帰り際、清水さん@美川町社教主事もブースを担当しておられたのでご挨拶。

帰宅して一休み、内留見聞記に10.10フォトアルバム掲載。それにしてもここ数日のアクセスカウンターの回りが早さはこれまでにない勢い。なぜだろう?昨日は当Web初の一日100アクセス突破も記録したし、#7777も間近。なぜかは知らねど、ありがたさに涙ぞこぼるる…ということで、ご来場ありがとうございます>ALL m(_ _)m

 

10/12(土) 疲れが出て寝てばかり。読書若干の他は呆然と一日が過ぎる。

 

10/11(金) 野々市小公開研当日。自宅でDVカメラやプレゼンファイル等、資料と機材の最終確認をする。忘れ物をすると洒落にならない。

9時過ぎ野々市小着。受付テントと掲示物の準備作業などで忙殺。11時、隣のフォルテに移動し、全体会用の機材と資料提示のセッティングと最終リハーサル。順調に終了。

いったん外出して昼食。やけに長い休み時間が落ち着かない。

13時45分、公開研スタート。西田さんの授業をまず参観。前日のリハでも感じていたが、西田さんが立てた「どんな力をつけるか」をきちんと踏まえた情報教育的にもとても優れた発信型の授業だった。提言に応える町長の発言の方が頼りなく感じるほどで、鍛えられた子どもたちの発表に対する姿勢に感心。授業参観に中野さん@東明小、長澤さん@蕪城小、井表さん@美川小、高桑さん@御園小などサークルの仲間も勢揃い。みなさん、一様に感心していた。

途中で退出し、フォルテ会場の準備に急ぐ。

15時10分、全体会スタート。自作の野々市小のプロモビデオを上映終了、安心する間もなく野々市小の研究提案のプレゼンテーションを西田さんと飯田さんの原稿にシンクロさせて慎重に操作。後で聞けば、西田さん製作の堂々たるプレゼンはとても評判が良かったらしい。さもありなんというべきか。

その後のシンポジウムは中川先生@金沢大コーディネートの元で進む。パネリストの一人、千葉県白井市の女性教育長の今村聡子(なんと30才!!)の発言の的確さ、教育長という仕事に対する姿勢と責任感に大感動する。教育現場と行政との橋渡しとは、こういう人の仕事のことを言うのだろう。「行政はイベント屋になりがち、でもそれではいけない」という言葉に大拍手。行政の圧力に対し、フィルタもかけずに現場に下ろして事足れりとはしない自覚的な姿勢は、経験ではなく資質としかいいようがない。人間、年齢や経験年数だけではないのだということが意図せずとも強烈なアピールとなっている方だった。ビジョンと覚悟のあるこういう行政のもとでなら、厳しくともついていこうという気になるんだけどな。長の資格はこういう人にこそふさわしいと思う。

全体会も無事終了し、現場撤収、野々市小に戻って後かたづけのお手伝い。視聴覚室でかるく夕食会を兼ねた打ち上げ。お寿司をつまみつつ、今日の感想をみんなで述べあう。シンポジウムでの印象はみなさんも同様だったようで、大いに盛り上がった。我が町の行政はあれをどう聞いたか、知りたいねとみんなでしみじみ語り合った。ともあれ、これで野々市小の今年最大のイベントは終了、みなさん本当にお疲れ様でした。

 

10/10(木) ふと思いついて家族で産業展示館へ。学びピア開催中で会場はとてもにぎやか。目的は、もちろんインターネットフェスティバル堀田班の2005年のデジタル授業公開発表。

気持ちの快晴の空の下、家族で少し離れた4号館までてくてく歩く。

会場では、昨日の夜のメンバーに加え、高橋先生@富山大、笹原先生、澤橋先生、中川先生などなどおなじみのメンバーが勢揃いしていた。

石黒先生、笹原先生、向井康之先生のデジタルコンテンツを使った2005年の教室の提案授業を参観。大徳小の子どもたちを相手に3人の先生方が実に落ち着いた授業を展開。堀田先生が合間に、授業の意味と意図を簡潔に解説していく。

初顔合わせの、しかも観衆が見守るステージ上という条件をものともせず、ごく自然な状態で授業展開できる指導者の力量にひたすら感心。

内容も普段の授業の一場面にデジタルコンテンツが自然な形で埋め込まれて、だれでも「なるほど、これなら使える」というメッセージが伝わる内容だったと思う。まずデジタル教材ありきという感じを少しも受けず、しかしデジタルコンテンツならではの特性が生きる授業だった。

さすが富山班の先生方はただ者ではない。

終わって、先生方にご挨拶。堀田先生への取材が途切れるのを待ち、娘・嫁さんとのスナップをお願いする。中村先生@三重忍者組が撮影をしてくださった。なによりうれしい記念スナップ。ありがとうございました>堀田先生

急いで帰宅して昼食。すぐに野々市小に向かう。西田さんの最終授業リハーサルの準備手伝いと参観。町長への福祉施策提案授業になるので、リハも入念だった。

子どもたちが帰ってからも校内各所で明日の公開研の準備が進む。20時近くまで諸々の作業の手伝い。21時帰宅。

 

10/9(水) 9時過ぎ大学着。大学内LANから自宅サーバへのVPN接続を試みるも、敢えなく失敗。PHSで接続するとOKなので、VPNのパケットが大学のFirewallを越えられない様子、残念なり。ポートが空いていないのでは仕方がない。

気を取り直し、読みかけになっていたトム・デマルコ「Slack」を読み進み、ようやく読了。知的労働とその組織の管理マネージメントにおける「ゆとり」の重要性、学校にすぐにあてはまるものではないけれど、大切な視点だと感じた。

4時前に中條さんが来研、村上さんと生涯学習フェスティバルでの発表資料用ビデオの編集作業。自分は野々市小に用事があり、入れ替わりで失礼する。

17時、野々市小に到着、西田さんの授業会場のセッティングに立ち会う。みんな本当に忙しそう。いよいよ公開は明後日。
帰宅して、軽く夕食。全日空ホテルでのインターネットフェスティバル堀田班の夕食会に参加のため再び家を出る。

会場準備がかなり押していたらしく、中村先生@三重や堀田先生と連絡をとりつつ、到着前になんとか…と店の予約に走り回る。なぜかどの店も混んでいるかオーダーストップの時間で、ようやく全日空ホテル横の「せん」に席を確保。

産業展示館での会場準備と最終確認を終えた堀田先生、中村先生、渡辺先生、向井康之先生も到着して一献。みなさん忙しいスケジュールの中、かなり疲れておられるに違いないのに、相変わらずの盛り上がりでパワフル。楽しいひとときを過ごさせて頂いた。

帰宅すると、D-projectWebで竹田先生@山形が、当Webを記事の中で紹介してくださったのが掲載になっていた。堀田先生笹原先生に並んでの紹介で、恐れ多くも有り難き幸せなり。竹田先生、どうもありがとうございました。m(__)m

明日はインターネットフェスティバル参観と野々市小の公開研前日準備だ。

 

10/8(火) 昨日のアクセス数はあと少しで100オーバーの94。まだ一日100アクセスを達成したことはないので、ちょっと残念。

起床後すぐにノイズの出ていた野々市小プロモビデオの再調整にかかる。音声のレベルを下げて、再レンダリングとテープ書き出し。ノイズはうまく消えてくれた。急いで身支度し大学へ。

10時研究室着。今日は、自宅サーバへのVPN(バーチャルプライベートネットワーク)接続設定の方法をWebで調べて設定を試みることにした。インターネットを介した暗号化による疑似専用線の構築ということ。外にいても自宅サーバの共有フォルダをネットワークドライブとして使うのが目的である。

研究室のLANからSSHとVNCで自宅サーバに接続し、Linuxカーネルに専用パッチを当て、再構築。30分以上かかって終了。後の設定は家で直接操作することにする。

昼食をはさんで、谷口さんのLinuxサーバの設定サポート。ルータの内側にサーバを置くことになるので、設定がそれなりにややこしい。ルータ使用が可能になるまで進捗。

14時研究室を退出、野々市小へ向かう。15時前に到着、野々市フォルテに機材を運んでセッティングし、公開発表の全体研リハに臨む。プロジェクタ、音声、プロモビデオ用のDVビデオ、すべて順調に動作。西田さんと飯田さんがステージで読む原稿にシンクロしてのパワーポイント操作もすんなりOKが出る。それにしても、西田さん作成のスライドは力作だった。着々とスキルアップしているなあ。

その他の調整も終えて、撤収。K`s電器に寄ってPowerpoint2002を購入して帰宅する。夕食後、杏子を風呂に入れ寝かしつける。

さっそくVPNサーバの設定の続き。PPTPサーバのインストールと設定を終え、ThinkpadからVPN接続を作成しログオンすると…みごと共有ドライブがPHS接続経由でマウントされた。感動感動!

こんなに簡単に成功するのは珍しいな。明日は大学から接続してみよう。これでWeb更新にFTP操作が不要になり、Web作成ソフトから直接書き換えが可能になるはず。

 

10/7(月) 10時野々市小訪問、明日のリハーサルについての調整をつける。いよいよ間近に迫ってきた。

11時30分、研究室。米田さんが一人で仕事をしていた。しばらくして村上さん、谷口さんも登場。谷口さんのLinuxサーバ構築のお手伝い。Windowsとまったく勝手の違うインストーラに谷口さんはずいぶんとまどっていた。家庭内LANの中にどうLinuxサーバを組み込むかというトポロジの問題から検討しなければならないので、その辺はやはり敷居が高い。でも、それは校内LANなどの理解につながる重要な部分でもある。スキルアップのチャンスなのでがんばってほしいなあ。

帰宅して夕食、メール処理、Web日記書き。

昨日、堀田先生がWeb日記でリンクをしてくださったおかげで、カウンタの回りがいつもより速い。 

 

10/6(日) 11時より野々市フォルテにて金沢大教育学部主催「教育フォーラム2002」の会場準備。12時30分開会。まずは事例発表二つ。山下さん@大根布小の地域の店の工夫を調べる総合学習についての実践発表に引き込まれた。NHK教育「しらべてまとめて伝えよう」の収録裏話的な部分のお話。子どもたちと地域のお店の人とが、数回にわたって繰り返される取材学習を通して他者意識に目覚め、関わりや表現が立体的になっていく報告。そんな学びを意図的に仕掛けデザインしていける教師の力量をひしひしと感じた。

後半は、野々市町関係者がたくさん登壇してのパネルディスカッション。残念ながら、現場教員は登壇せず、行政、学校管理職の主張が前面に出たセッションのような気がしてならなかった。

最終的にさまざまな「要請」「矛盾」が持ち込まれる現場教員の声なしに議論が進むのはやるせない気がする。それとも、限りある時間とマンパワーをどう配分し、より効果的に動かすかというクールな上位組織のマネージメントという視点で議論するのが目的?…ならば今日のような形もありなのか。よく自分の考えが整理できないままだったが、現状を見るに、精神論に流れたり、評論で斬って終わりにならないよう、議論ができる力と意識を我々教師がもたなくてはならないということなのだろう。疑問を感じつつもいろいろ考えさせられたセッションではあった。

帰宅し、家族で外食。10月、11月とこれからしばらくほとんどの土日が押さえられてしまっていて嫁さんと娘には迷惑をかける。どこかで埋め合わせをしていこう。

夜、堀田先生皆川さん@宮城が論文に関してやり取りをしている様子がメールを介して伝わってくる。皆川さんは相談を持ちかけた堀田先生にいきなりざっくりと斬られていたけれど、それは力を認められて期待されている証。昨日、話して今日行動に出ている皆川さんの行動力に脱帽する。「残っていくのは何度斬られてもめげずに挑んでくる人だよね」という超短期内留で聞いた堀田先生の言葉が思い浮かぶ。自分も負けてはいられない。

 

10/5(土) 今日は杏子の運動会なのだが、金沢学院大でのセミナーとぶつかってしまっている。開会式だけでも見られるかと思い嫁さんと出かけるが、入場してきたところで時間切れ。後ろ髪引かれつつ金沢学院大へ。

10時30分金沢学院大。美術文化アカデミーという短期講座の最終日。3DCGを使った最先端のバーチャルリアリティーの世界について講義とデモ。谷口さん、中野さん、山守さんも参加。手術シミュレータや遠隔手術の技術などに驚く。時代はそこまで来ているのか…と感心。ドイツの古い油絵から中世の町並みを再現、そこに3Dのヘッドマウントディスプレイをつけて歩き回るというデモも楽しかった。(写真は体験中の中野氏)

昼過ぎに終了して一度家に戻る。16時45分小松空港に皆川さん@宮城を出迎え。金沢のホテルまで行ってチェックイン、野々市町の和食「源助」に移動して夕食会。

お互いに若干のメールのやりとりしかない初対面、しかし互いのWebを見ているので話題には事欠かず。学校での取り組みや悩み、論文のこと、ITCeのこと、放送教育のこと、Web作成のこと…など3時間近くたっぷりと話し込んでしまった。ぜひ来年は二人とも論文を書こう、お互いうなぎ合宿に呼んでもらえるようにがんばりましょう、という結論に。志が高く、でも謙虚な方と話していると本当に勉強になる。有り難いことだと感謝。皆川さん、おみやげもどうもありがとうございました。

皆川さんをホテルまで送って、帰宅。メール処理。24時頃いつの間にか寝ていた。

 

10/4(金) 起床してメールチェックすると、皆川さん@宮城からメール。表彰で富山に来られるそうで、宿泊が金沢なのでご一緒しませんかとのこと。歓迎と時間調整のメールを返信。昨夜からネットがご縁の方々との交流が広がることが続く。嬉しいことだ。

10時前に大学着。週末のセンターセミナーの掲示物作成作業。谷口さんが後半を引き受けてくれて14時過ぎに完成。今日は早めに退出。

夕刻、堀田先生から学習会宿泊先の問い合わせがあり、中條さんに連絡をとり返信。宿泊先もこの際ということで予約。皆川さん@宮城とメールで明日の調整。小松空港まで迎えに行こうと思う。楽しみである。楽しみと言えば、アクセスカウンタ#7000目前。今度はだれが? 自分か??(^^;

 

10/3(木) 機器のトラブルに次々見舞われた一日。

午前中は野々市小プロモビデオの最終編集作業。テロップ挿入や微調整を終えて、一応の完成。レンダリングしてテープに書き出す。が、音声にノイズが乗って不調。リトライが必要みたいだ。うむむ、前回と同じ機器構成と設定なのに…??? 解決は後回し。

中條さんから電話が入り、三重上谷さんとのV-chatを使った交流授業のサポート。自宅からも急遽セッティングを整えたPCで参加するも、上谷学級からの音声がどうしても届かず。東明-自宅間は音声と映像ともにスムーズ。自分がログインしていると負荷が高いのかと考え、途中でログオフして様子を見るが、後の中條さんからの電話では、結局音声が届かなかったとのこと… 原因不明。夕刻、調整のために東明小訪問を約束。

昼食を家で食べ、大学へ。野畑さんのPCネット接続不調を調べてほしいと頼まれて、いろいろ調整するが×、これまた原因不明。Windows MEはどうもネットワーク設定が不安定な気がする。勤務校のMEノートもそうだったしなあ… 原因がわからないのは悔しいが、とりあえず打つ手なし…

15時より6日のセンターセミナーのスタッフ打ち合わせ。掲示物作成などの仕事を引き受ける。1時間弱で打ち合わせ終了。

研究室にもどって、A1プリンタで東明小から依頼された掲示物を印刷、16時30分大学を退出して野々市小に向かう。相変わらずみなさん大変忙しそうにしている。能村に依頼されていたデジカメ画像データのPCへの書き戻し作業を大急ぎで済ませ、榊原さん@教務と公開研前日と当日の動きについて若干の調整。

17時半、次は東明小へ。V-chat用ノートPCの調整をするが、自宅との通信が問題なくできていたわけなので、実はもう調整のしようがない状態。接続サーバの追加のみを行って、あとは中條さんと今後の予定などの情報交換。中條さんも多忙で疲れ気味、なんでもこなしちゃう人だけど、だからこそ仕事の抱えすぎで体をこわさないようにしてほしいなあ… 心配である。

19時過ぎ帰宅して夕食、メール処理等。谷口さん@内留生と大阪の野村さん(Akiさん)がひょんなことでメールを交わす仲になり、驚く。割り込みでメール交換。野村さんはKids meetingで2年前に知り合って以来親しくしていただいている、自分にとって情報教育的世界が広がり始めた初期のお知り合いの方。こんな形でまた知り合いとコネクションができるのが不思議かつ嬉しい。

 

10/2(水) 前夜にやり残したプロモビデオ、今日午後が第一次締め切り。珍しく早起きして編集作業にとりかかる。が、編集ソフトが頻繁に固まり、そのたびに少しずつ工程が逆戻りするのでイライラ…。2年前の夏、CPUをAthlonに換えた時から気づいていたのだが、Athlon系のチップセットはメモリを酷使する動画編集系アプリと相性が悪いような気が…気のせいとは思えない調子の悪さ。思えば前回の編集でもそうだった。次期自作マシンはIntel回帰かな。
14時過ぎまでひたすら編集作業。ノンリニア編集は凝り出すとキリがない。クリップのトリミングと配置、トランジション設定、BGM挿入と来たところで時間切れ。テロップ編集は先送り。αバージョンとしてレンダリングとDVテープへの書きだし、大あわてモード。身支度をして野々市小へ。

14時45分野々市小、すぐに上映準備。15時、全体研、みなさんに初披露上映。概ね好評をいただいたようで、若干の時間短縮を図ればOKという評価。やれやれ良かった…

根を詰めていた疲れが出て急に眠くなる。しばらく学校で雑務後に退出、書店で最近凝り出した原田宗典エッセイの文庫を購入して帰宅。

栃木大会の事務局から参加申し込みを促す封書が届いていた。おお、すっかり忘れていた。いそいで書類を書き、その他のメール処理。眠い眠い…


10/1(火) 後期スタート。午前中は自宅で野々市小プロモーションビデオの編集作業。ビデオキャプチャだけでもかなりの時間がかかる。

昼過ぎに大学に着。すぐに3限授業、中川先生「映像メディア論2」。3つのタームに分けて、テレビ会議授業体験(横浜大口台小の佐藤先生学級と)、REGO Mindstormによるプログラム制御学習、メディアリテラシー教材作成と発表の学習に取り組む。我々内留生は補助講師や評価者の役割を担うことになる。責任重大。

4限、続けて中川先生による院生対象授業「カリキュラム開発特論」に参加。文科省から6月に出た「情報教育の手引き」を輪講形式で読み込みつつ、各種の研究発表校に参加し報告・検討する形で進む授業。数回は我々内留生がリードをとるように指示される。これまた責任重大。しっかり勉強しなくては…

中座して野々市小へ。素材ビデオのテープを探してすぐに退出、今度は松任市の蕪城小へ。長澤さんが三重暁小の水谷先生のテレビ会議プロジェクトに参加するので、テレビ会議設定等のアシストをすることになっている。井表さん@教育センター内留生も合流して設定作業。長澤さんはそれほどのアシストがなくても自分でどんどんネットワーク設定などをこなすスキルがあるので、この先それほどの技術的アシストは必要ないようだ。水谷先生とのテスト接続を強く勧める。まだ若干の余裕はあるものの、事前テストを早めにしておかないとプロジェクト全体の進行に遅れてしまう可能性がある。長澤さんには水谷先生の遠隔授業プロデュースのノウハウ・プロセスをじっくり味わってもらえたらと強く期待している。

帰宅、夕食後、ページ更新作業など。10〜11月にかけて論文発表等で外へ出かける機会が多いので、スケジュールを一覧に書き出してみた。今年一杯、内留生活ならではの旅暮らしになりそう。課題もたくさんあるが、現場に戻ったときの糧となるように、一つひとつ精一杯がんばっていこうと思う。

 

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masakiの情報教育レポート 管理者 正來 洋