ホームWWWサーバ なんちゃって管理者日記 2002年5月  

 

5/31(金) 9時鶴来朝日小へ。グランドの後ろがすぐ山といううらやましい環境の学校だ。田村先生の3年生算数提案授業参観。道徳研究で知られた方だけに余裕たっぷりの楽しい授業。発言に積極的とは言えない3年生たちを実物操作などで興味をそらさずに最後まで集中力をつなぐ展開。ゆったりと落ち着いた授業運びはさすがだなあと、谷口さんと二人で感嘆。

ただ、「思いを持ち、伝え会う」学校の研究テーマの提案授業として、職人芸的な指導者の児童個人への切り返しによる授業展開以上のものを期待してしまう。「今の説明で納得できた?」「納得できないのはなぜ?」といった聞き手への切り返し、「みんなのために教えてくれてありがとう」「あなたの発言でこんなにみんな納得したよ」「わからないといってくれたおかげでこんなにみんな勉強できたよ」という話し手の満足感を満たすような指導者の評価言が、互いに伝え合おうという学習の雰囲気を作っていくのだと思う。3年生だから先生と子どもの一対一の問答になるのは仕方がない面はあると思うのだけれど。

朝日小を辞去して谷口さんと喫茶店へ。その後昼食のつもりで出かけた鶴来の名物ラーメン屋が改装のため休業中…。このごろ食べ物にはついてない。

12時45分、東明小のネットワークトラブルシュートに参上するも、TAO3のプロキシ規制にあえなく撃沈。ちょっと厳しすぎるWebフィルタリングポリシーに大きな疑問符。これじゃ使えないシステムだ。

続いて6年生のテレビ会議授業を参観。相手は超短期内留の時にお邪魔した浜松芳川北小。子どもたちが機器操作も含めて運営する形に感心。ただ回線接続状態なのか機器のバグなのか映像が寸断し、後半はまったく静止画状態になってしまってせっかく準備した係が出演できないところも出てしまい気の毒だった。しかし担任の中野先生はあくまで平常心。自分ならパニックだが、そこはテレビ会議授業のベテラン、ちゃんと授業をまとめておられた。来週、次の交流が計画されているとのことなので、自分も接続などの機器調整のお手伝いをするつもり。

15時30分小松犬丸小の校内研参加。校舎に入ると子どもたちの元気な挨拶。グランドで遊ぶたくさんの子どもたち。良い雰囲気。6月の保護者地域向け学校公開を中心とした議題の検討。単級6クラスの小さな学校、職員11名というこじんまりとした会議。だが時間をかけるべきところにはしっかり時間をかけ、使える外部資料はうまく拾い上げて流用するなど、するべき事を整理して優先順位をつけ、時間配分を含めたマネージメントをきちんとやるという研修体制に感ずるもの大。今日は三つの学校を駆けめぐるHard dayだったけれど、得るもの多し。内地留学の有り難さを感じた一日。

帰宅後杏子の遊び相手、夕食、入浴、Webのカウンターを自前CGIに置き換えて、Webも更新。動作確認でずいぶん自分でカウンターを回してしまった…

 

5/30(木) 未明、中川先生からの協力要請に応えて作業するも、メール送信時の文字化けに苦戦する。なんとか作業が終わって安心して爆睡。

朝のメールチェック。D-proメーリングリスト勧誘の呼びかけに7名の方が応えてくださった。北海道、宮城、山梨、石川、大阪、山口、長崎…。ネットのつながりのありがたさを思う。近くの他人より遠くの友人。メールってすごいコミュニケーションツールだ。さっそく中川先生に報告。

掲示板を見て応募メールをくださった皆川先生の名前に見覚えがあると思ったらPAPA合宿で発表もされ、NHKの放送教育虎の穴研修にも参加されている方だった。(学校プライベートもWebデザインのセンスとコンテンツの充実ぶりにため息。必見!)アンテナの高い人は行動力もすごい。見習わなければ。山口のManさん、山梨のDumboさんにリンクのお許しもいただく。ありがとうございます。Manさんのリンクコメントに赤面。過分なお言葉、ありがとう。

今日は10時大学。内留生野畑さんのPCのネット接続に大苦戦。

昼食後、実践センターゼミ。M2高野さんの「プレゼンテーションスキル育成」の研究に興味津々。今のところ、Q(クォリティ)=C(コンテンツ)×P(パフォーマンス)のうちのPに重点がある実践を今後Cに子どものモニタリング意識を向けていくための方策・評価のあり方について議論。4年生小林さんはドイツの学校制度の揺れについての情報提供。大きなテーマで焦点化が難しかったが、日本の現状との比較で盛り上がる。終了後、加藤先生と勤務校の研究の相談に乗って頂く。先は長いようだ。

村上さんと谷口さんが取り組んでいる(ちゃんと手伝えよ>自分)D-proプロモーションビデオ(CM)がいい感じで仕上がってきた。二人のプレミア操作スキルはすでに自分の追いつけないレベル。ちゃんと協力しなくってすみません。

 

5/29(水) 玄関のつつじがきれいになってきた。自宅から谷口さんの勤務校、小松の串小へ。今日は谷口さんが授業をし、それを村上さんと正來が撮影。D-projectのCMのビデオクリップ収集というわけである。プレゼンテーション作成の講習に6年生の子どもたちは和気あいあいで楽しく取り組んでいた。まじめで素直な様子に高校の先生である村上さんが感心していた。谷口さんの指導、さすが。しかし、良い表情を逃さず撮るのは本当に難しい。プロカメラマンはさすがだな。

終わって昼食に「勝ちゃん」(餃子がめっちゃ美味)へ駆けつけたが、定休日で大ショック…仕方なく「清ちゃん」へ。うまかったが、胃腸が勝ちゃんモードになっていたので残念感は拭えず。

午後早々に帰宅。D-proメーリングリストの勧誘のメールを関わっているMLのアクティブメンバー数名に送る。テスト中の掲示板(たくさんのアクセスありがとう m(__)m )にも告知。たくさん参加してくれるといいな。

 

5/28(火) 未明までサーバーで遊んでしまった…。7時起床。今日は杏子が機嫌良く幼稚園に出かけていった。いくつかのメールに返信。掲示板もKids Meetingの仲間、堀田先生、芳川北小の高見先生からも書き込みあり。(^o^) CGIでWebの可能性がぐっと広がる気がしてこれから楽しみ。芳川北と東明の交流学習に使うかもしれない。きちんと学習せねば。

10時大学。ITCe論文の基礎調査のために、徳島三好郡のITCe中川先生のWeb日誌をすべてプリントアウト。まずは読み込んで業務の切り分けから。

午後は大学の中川先生と鶴来の朝日小の指導案検討会に出かける。1時間強の検討。授業者の田村先生は地区では道徳教育の実践者として名の知られている方。「伝え合う力」「思いを持つ力」をどのように授業研究全体会で検討できるようにするか、中川先生からはその点にかなり力を入れた助言がなされていた。校内研修のデザイン・戦略…。

授業は「算数」だが、研究テーマは「情報教育」そのもの。だから全体研を一時間の「算数の授業」の検討に終わらないようにどう提案するかが肝。

自分の考えでは、一単元を通した評価構造(教師、自分の高まりをいかに実感させるか…自己・相互評価のリンク)を話し合うように持って行ければ成功なんだろうと感じる。田村先生は授業の振り返り評価カードは提示されなかったが、単元を通してどんな評価の仕掛けを作っていくのか。金曜授業がとても楽しみ。

 

5/27(月) 早めに家を出て9時過ぎ大学。Amazonから届いた本を取り出したがなかなか集中できず。今枝さんが信州視察から帰還。信州大附属中の授業レベルは高かったとのこと。村上さんと学食。谷口さんは午後から辰口中央小へ中川先生と出かけていった。午後早く大学を出て、家具店、PCショップ、書店を巡回して帰宅。なんだか疲れていてなにもする気がない一日になってしまった。5月ももうすぐ終わりだな。

久しぶりにサーバー設定の学習。まず、Access Logにパスワード認証をかける。あっさり成功。次に懸案だったCGI設定に取り組む。Perl.modをアップデート、httpd.confをいじくりまわし、Perlスクリプトのパスを書き換え、アクセス権をチェックをし…ついに成功!\(^_^)/ 掲示板の試験運用を開始する。ここまで来るのに時間かかりすぎ…

 

5/26(日) 午前中はフリー。中條さんを自宅に迎えに行って超短期内留の報告などしつつ、14:00教育工学会総会@教育自治会館。勤務校の前任教頭、西田先生に久しぶりにご挨拶と近況報告。お元気そうでうれしかった。会の後半は岡部先生のメディアリテラシー教育についての講演。難しいお話だったが、いくつか参考になる書籍をご紹介頂いたので、注文して読んで勉強したい。

帰りも中條さんとああでもないこうでもないと車中で話し合う。勉強会の後のこういうディスカッションでいろいろなことが見えてくる。それが楽しい。一人で勉強していてもなかなか自分などはわからないことだらけなので、こういう機会はありがたい。

帰宅、夕食後家族で書店。杏子に絵本。このところ出ずっぱりで家族サービスゼロ。反省をこめて、今週は家族サービス週間かな?帰宅してAmazonで数冊の本とCD予約。

 

5/25(土) 疲れが出てなかなか起きられずうだうだ。読書したり杏子と遊んだり。

堀田先生からHorilab-MLからの削除通知。5月15日からの11日間で430通のメールが流れるパワフルなMLだった。その雰囲気がいつの間にか日常になってしまっていたなあ。

夕刻、実家にて夕食会。地域の祭りに出かける。夜店がにぎやかで杏子は大喜び。ケーキも平らげゴキゲン状態。

帰宅後、Webを見ると自分でカウンター#1000を踏んでしまう。ここ数日のアクセス数はこれまでにない勢い。堀田先生のWeb日記からのアクセスが多いんだろうな。感謝です。m(__)m

 

5/24(金) Horilab超短期内留が終わって抜け殻のような一日…というわけにもいかず、自宅で朝からメールの整理とたまった宿題の片づけ。12時大学。中川先生に誘われ村上さん、4年生亀田さんと金沢大附属小のクラブ活動的総合「かしわ学習」を見学。第一回目ということで、今のところはクラブ活動との違いが見えないが、これを今からどうしていくかを研究していくとの中川先生コメント。なるほど。

帰ってきて夕刻からの「2005年の教室を考える会(石川版)」の準備。内留生の担当は学習会後半のデジタルカメラ演習の計画・運営。事情で短い準備時間しかなく困ったが、学習パッケージ(「ねこの目でうつそう」)を使った指導事例紹介&実習(担当 正來)、デジタルカメラ撮影の3つのコツ(村上)、フォトレタッチデモンストレーション(谷口)ということで準備。

16:00中川先生と谷口さん・村上さんの研究テーマ相談。

18:30学習会のスタート。チーフの清水さんの進行で5本のプレゼン。中でも浅野川小の細川さんのプレゼンのまとまりと演出はさすが。唯一座らずにアイコンタクト(パンニング)を大切にした発表姿勢も堂々たるもの。ゆとりと笑いと内容と演出が高度にバランスしていて、場数を踏んでいる事が伝わる。さすが。

清水さん、山下さん、坂上さんのプレゼンも手慣れていて危なげない。初任者の飛龍さんのプレゼンはPower Point習得二日目の作品とのことだったが、そうは思えない出来。初任者がここまでできるのだから、我々ももっとがんばらなくてはなあ…

後半は我々内留生によるデジタルカメラ講習。「ねこの目でうつそう」学習パッケージの意図と情報教育的な価値、背景を説明しつつ実習。熱心に聞いてもらえ、評判はまずまずだったようで安心。村上さんの撮影ワンポイントアドバイスはさすが。笑いを交えつつ三つのコツを短くうまく伝えられる話術に感心。谷口さんはフォトショップをきびきび扱ってデジタル補正の効果を実演、参観者はしきりに感心していた。終了後、次回の打ち合わせをして解散。内留生3人+4年生亀田さんで王将へ。

帰宅後、Horilabメルマガ原稿書きなど。いよいよHorilab-MLともお別れ。切なくなる。

 

5/23(木) 寝過ごして7時起床。最終日の感慨にふける間もなくあわてて朝食、チェックアウト。荷物多すぎ。

8時30分大学。超短期内留最後のセッション「学習情報ネットワーク論」へ。今日は「学校放送番組はどう構成されているか」の概説。放送教育羅針盤のVTRを見た後に、学校放送番組の大きな変化と新しいコンセプトの番組群の解題、放送法の意味、制作のシステムとその裏話など、これって教師向け有料セミナーでやればどんなに人が集まるか!という内容。学生さんにももちろん勉強になる話だけれど、たぶん日本で一番クォリティーの高いこの分野の講義を、たった10名強の人数で聞くのはあまりにもったいない。コストめちゃ高。その分聞き手はお得かな、うーん… 90分フルにあった授業もあっという間に終わってしまう。これですべての日程が終了。

研究室にもどり、最後のメールの整理。堀田先生からイギリスのITCeのリファレンスブックを見せて頂く。もちろん全部英語。目次を読み、前書きを読んだところで挫折。(T_T)その間杉浦さんと堀田先生が研究室をどうやって変えていくかという話をしている。杉浦さんはとても前向きなだけに、研究を高めあえるような下級生のマネージメントに悩んでいる。堀田先生はまず自分から変わること、変われそうな人にそんな自分の姿をさりげなく見せつけて一人でも二人でも味方にしていくこと、簡単には学生の雰囲気が変わるはずもないけれどあきらめないで姿勢を維持すること…そんなことを語りかけておられた。

「研究するために仲良くするんだ、ただの仲良しはサークルでやればいい。院生は嫌われ役を買ってでも厳しく筋を通すことが役目。仕事をきちんとできることが本質的価値、「いい人」かどうかは付加価値でしかない…」堀田先生の信念の言葉。貴重な時間。

いよいよHorilabともお別れ。堀田先生、村上さん、宮崎さんに挨拶をしてHorilabを出る。エレベーターを待っていると、杉浦さんはそっと抜け出して階段を下りていってしまう。泣いてたなあ…

浜松駅に送る車中で、堀田先生は努力している人にしか働きかけないよ、だから自信を持ってじわじわがんばろうという話をする。そういうおまえががんばれよ!と堀田先生につっこまれるなあ…

工事渋滞を避けて国道1号を西へ。名古屋から高速に乗り、21時帰宅。杏子が飛んで迎えに来てくれる。メールの片づけ、Webの更新。

 

5/22(水) 目覚ましを5時にセットするもまったく起きられず。敗北… 超短期内留中間発表どうしよう…

9時にホテル前に内山先生が来てくださって、芳川北小へ。東明小と交流を取り入れた総合をするための前段階として市内の西小学校とテレビ会議交流体験をする。東明との交流でオブザーバー的に絡ませてもらっているので、今日は芳川北の先生方とのオフ会(ではないかな?)的な出会いとなる。インターネット3のネットワークを使ったテレビ会議システムなので、これまでやってきたフェニックスとはだいぶ勝手が違い、技術的な面のアドバイスを期待されているようだったのでちょっと冷汗。今回は問題なくつながって安心。交流学習は芳川北6年生と西小5年生のお楽しみ交流。どちらの先生も子どもたちも初めてだったそうだけれど、進行もスムーズでゲーム(しりとり)が楽しく進んでいた。「またやりたいね〜?」「先生、市外の学校とはテレビ会議できるの?」というやりとりがあって、次につながる良いエンディング。東明との交流にうまくつながっていくといいな。MLでもっと仲良くなっていきましょうということで辞去。

その足で今度はスズキ教育ソフト本社に伺う。堀田先生、杉浦さんも合流。横幕社長より直々に教育ソフトを開発してきた15年あまりの歴史を聞かせていただいた。教育ソフトをソフト本体だけでなく付属のワークブックや解説書に初期から力を入れてきたことなど実物を示しながら熱心に語って下さった。堀田先生の言葉によれば、情報教育用ワークシートとしての要件がすでにこの時代に満たされているとのこと。黎明期から日本の教育市場でトップシェアを維持してきた理由が見えたような気がした。30分間とはいえ、ビジネスの世界に生きる方の貴重な時間を頂いて学ばせて頂いた。午後にお礼のメールを送ると、すぐに返信を下さった。厳しいビジネスの世界に生きる方のこの姿勢にこそ学ばなければならないと痛感。

研究室に帰り、ゼミの準備や論文関連の資料を読む。中国からの留学希望の方が堀田先生と面接をされる。HorilabのWebを毎日チェックして希望してきたそうだ。凛々しさと知性がにじみ出る、印象的な女性の方で、お国では国際ホテルに勤務されていたそうだ。堀田先生が気配りの身のこなしに感動されていた。が、驚いたことにせっかくビザを取得してきたにもかかわらず、大学制度の違いで静岡大には入学資格がないということが事務との交渉で判明した。研究室にいた一同、あまりのことに言葉を失う…。中国でもう一度大学の資格をとるために2年勉強してから日本に来なければならない規定だそうだ。しかし2回目の出国ビザはもうでないかもしれないとのこと。「私にはもう時間がない」とあふれる涙をこらえ帰って行かれる後姿に再び一同言葉を失う。堀田先生は学習意欲のある方を杓子定規に切り捨てる「仕組み」に激怒されていた。自分にとって(そして居合わせた全員にとって)今学べるということがどんなに恵まれたことなのか、そして組織や規定というものの冷たさ理不尽さを思い知らされた事件だった。それにしても…

18:30ITCe自主ゼミ。3級の昨年度問題(学習編)をレジュメ化して読み解く輪講形式。自分は校内リーダとしての経験をコメントする役。とは言え、メタ認知、構成主義などの教育論、学習論が絡む話になると、堀研の学生さんの知見にはまったく敵わない。院生の村上さん、宮崎さん、そして4年生のみなさんはレジュメの内容にきっちりつっこみをいれる力を持っている。こういう力って、年齢にはまったく関係ない。努力の蓄積とセンスの違いがあるのみ。良い勉強をさせてもらったと思う。

終了後、堀田先生、村上さん、宮崎さん、杉浦さん、正來で遅い夕食会。堀田先生の隠れ家的イタリア料理店へ。パスタがめちゃ美味。トマトサラダを頼み顰蹙。Horilabゼミ生としては生トマトはご禁制の品らしい。知らなかった。

 

5/21(火) 6:45起床。ホテルレストランで優雅に朝食。杉浦さんと9時Horilab着。すでに堀田先生は来られていて参考のレジュメなどの資料を見せて頂く。仲林さんにコーヒーを入れて頂く。なんでもお世話になってばかりで、本当にもうしわけない。ご恩返しはどうやったらできるだろうか…。午前中はゆっくり研究室で資料の閲覧等。

午後、浜松市立蒲小学校の校内研に参加させて頂く。メディアを使った授業というテーマで研究を進めている学校。各教室を堀田先生に後についてコメントつきで参観させてもらう(ラッキー!)驚いたのは一教室を1分足らず見てデジタルカメラで写真を1〜2枚とるだけで、全体会の終わりの全体指導では堀田先生はすでに指導用のプレゼンを完成していたこと。短い滞在時間の中にメディア利用として意味のある場面を見いだして写真として切り取り、プレゼンのストーリーの中に配置する。それが授業者に意味づけとして伝わる。その出力の素早さとクォリティーに脱帽するしかなかった。自分も同じもの(授業)を「見て」いたのに、これほど「見えていた」ものが違う… 見る目のあるなしとはこういうことだと突きつけられた感じがした。

公開授業の後は、各学年の経営プランをプレゼンする全体会だった。各学年の先生方が初めてのプレゼンテーションを体験されたということで、これはうらやましい研修の形だと思う。みんながプレゼン作れる研究体制ってあるようでなかなかない。研修部の主任は稲垣先生という女性の方。こんな研修のデザインをされるということもそうだが、今年度の国語のカリキュラムの大変化(情報教育的カリキュラムへの大幅シフト)をだれに教わるでもなく見抜き、総合との連携をきちんと視野に入れている!センスある方は、世のトレンドをきちんととらえられということだなあ。どこに居てもすごい人はすごいんだな。

夕刻からは歓迎会を開いて頂き、深夜までがんがん飲む。おなじみの浜松な先生方もたくさん来られる。お客様で会費もとってもらえず、学生さんたちにはとてもよくしていただくばかりで、申し訳ない限り。すっかり酔いが回って1時前にホテルに到着、即沈没。

 

5/20(月) 未明に起床。ゼミプレゼンを一気に仕上げる。悩みつつ足が前に出ない状態で作っていることを思い知らされる。ざっくり斬ってもらわなくては…

6時前、浜松に向けて出発。中條さん宅へ寄り、堀研への差し入れを預かる。美川インターから北陸道→名神→東明→浜松へ。名古屋手前で工事による大渋滞に遭遇。迂回してやっと抜けだし、11時horilab到着。あのライブカムに自分が写っているのが何とも不思議。堀田先生からオリエンテーションの後、ノートPCのネットワーク接続をして頂く。村上さんの院生ミーティング。e-learningに関する用語が飛び交い、論議に目が回る…。自分のレベルではどうしようもないが、遠隔学習の今の状況がわかって勉強になった。

2時25分、堀田先生の「情報社会学特論I」聴講。自分のやりたいと言っている研究テーマに引きつけて聞こうと努力。甘さを思い知らされる。研究を研究として成立させるため必要なエッセンスの数々、考えているとめまいがする思いがした。

4時30分輪講&ゼミ。研究室の学生さん、浜松な先生方で研究室はぎっしり状態。輪講は3年生のみなさん担当。堀田先生からバシバシつっこみが入る。レジュメの書き方、資料の見せ方、意図などに対し、なぜそうしなければならないか、意味づけをきちんと指摘された上での冗談にくるまれているけれど厳しい指導が入る。それは堀田先生からだけでなく、院生の村上さんを筆頭とした先輩からも同様の指摘が入る。これが研究室文化なんだと感じた。

休憩後、今度は4年生卒業研究&現職&超短期内留生がまな板に登る。自分のITCe論文はまず動機が弱いこと、ゆえに誰のために何を明らかにしようとしているかが見えないと指摘される。確かにそうだ。結論を探すために予備調査をするというようなスタンスでは勉強にはなっても研究にはなり得ない。堀田先生から関連の論文を読むようにと、いくつもコピーを渡してくださった。発信しようとすること自体に意義を見つけ出す段階から一歩踏み出して、問題意識をちゃんと自分の中から生み出す努力を惜しむな、そういうメッセージを感じた。「研究する心」の根幹だ。それをこの超短期内留期間に再検討することが一番の課題に。真剣に受け止めて頂いたからこその手加減なしの言葉、本当に有り難かった。

ゼミ終了後、丸久でラーメン。浜松駅前の名鉄ホテルまで堀田先生の車に先導して頂いたうえにチェックインを済ますところまでおつきあいいただいてしまい恐縮するばかり。たぶん日本一忙しい方なのに… 申し訳なくて仕方がなかった。

 

5/19(日) 7時起床、9時から妹夫婦の新居引っ越し手伝い。やはり一軒家はいいなあ… 2時過ぎまで手伝って、明日の準備のために帰宅。家族で買いものにでかけ、堀研への差し入れ物品購入。Horilab-MLにご挨拶メール送信。ゼミの支度はまだ終わらず。いよいよ緊張高まる…

 

5/18(土) 未明3時過ぎまで読書してしまった…

7時起床。ぐずぐず天気で、杏子も登園ぐずぐず。Uchiwa2002オフ会の当日案内を送信。妹夫婦の引っ越し手伝いの段取り電話。浜松行きの支度。メール整理。読書。

夕刻からUchiwa2002オフ会@テルメ金沢。参加は中野さん、中條さん、竹多さん、高桑さん、栗山さん、渡辺さん、山守さん、西田さん、正來。今年度は新メンバーが3名で、初顔合わせの方も多かったが、楽しく焼き肉宴会。中條さんが挨拶をしつつ、素早く今年度のローカル実践発表会のプレゼン割り当てを決めてしまう。いつもながら素早い仕事に一同へへーと従う。組織のマネージメントとは仕事を人に振る事というリーナス・トーバルズの一文が浮かんで消える。再度入浴し、夜中まで仮眠して帰宅。

 

5/17(金) 朝、野々市小に寄って校内LAN関連の修復作業。

10時30分大学。メール整理。いろいろやらなくてはならないこともあるが、昨晩から読み始めた「それがぼくには楽しかったから」が気になって結局読書メインの一日。Linux生みの親リーナス・トーバルズの自叙伝。Linuxサーバを運用しているからというわけでもないが、面白くてITCeゼミ予習もせずに読みふけってしまった…

午後、内留生福山さんの翻訳ソフト操作&メール代送の対応。研究がどこまで進んだか、情報交換&雑談で楽しかった。その間もhorilab-MLの投稿がどんどんたまっていく。(*_*) 指示・反応・相談・応答・情報・冗談・茶々が飛び交い、仕事が進んでいく。いやはや、なんとも!

帰宅、杏子の快気祝いの外食に「チャイナパン」へ。

深夜、「週刊堀田研究室メルマガ」の次週記事予告に「超短期内留報告(正來)」の文字を発見! (^^; 堀研スタッフはさすがというべきか、油断ならない…

 

5/16(木) 結局昨夜は未明2時過ぎまでうだうだ。7時過ぎ起床。杏子相変わらず登園ぐずる。メールの整理をして10時大学。

中川先生の急な用事で、谷口さんの研究相談会が延期。午前中はみんなでのんびり過ごす。horilab-MLで森下さんが紹介されていたopen sourceのオフィス互換ソフト、Open Office1.0を試してみる。英語版のリリースを知って試していたのだが、日本語版1.0がダウンロードできるようになっていたことを知らずにいた。フォントの初期設定に問題があるがこれは使えるすごいソフト。JAVAベースのオフィススィートの重さと低機能に辟易したことがあったが、これはそんなに重くはない。MS-Officeを買う予算のない勤務校の児童用クライアントにインストールすることを決定。とてもありがたい情報に感謝感謝。

昼食は内留生4人そろっての初めての外食、金沢名物(?)第七餃子。和室でゆっくりしながらおいしく頂く。内留生としての幸せをこんなところで感じている自分。(^^;

午後、実践センターゼミ。谷口さん「交流学習と共同学習」村上さん「学校週五日制をとりまく状況、疑問点」がテーマ。

谷口さんの疑問は、学びがない「交流学習」は必要がないのではないかというもの。そこから交流学習と共同学習の違いなどいろいろな切り口で議論ができた。

キーワードは学びとはなにを指すかということにつきるというのがなんとはなくの参加者の結論になった。

村上さんは、新教育課程のねらいと、昨今の「学力重視→土曜日補習」という世の流れの矛盾を取り上げたレポート。結局、学力とは何かという話になり、旧来の学力ではなく、この厳しい世間をわたっていくのはどんな力かという話に。

海外で評価される日本人スポーツ選手が自らの力を自分で育てることに意識的で、自分の力量に関しまさに「メタな認知」をしていること、企業の人事担当者がほしがる人材は「スポーツ部でがんばってきた学生=集団と自分の折り合い・段取りをうまくつけられる人材」という村上さんの就職指導経験…。これは何を意味するか。そういう「力」をこれまでの自分たちの授業で育ててきたかという世間の厳しい評価ということだろうな。今、いわゆる「学力」論争が起きているのもそういう教育の瑕疵をコインの裏表から見ているような面があるんだろう。情報教育はそこが立脚点だし、これからますます大切になるということを自分の中で再確認。

 

5/15(水) 杏子が久しぶりに登園。泣きながら嫁さんに連れられていくのを見送る。あわれなり…

9時15分大学。Webのデータが壊れかかり、必死で復旧作業。原因不明だが無事復旧。

13時、加藤先生から研究方針の指導をいただく。昨日の中川先生からの指摘同様、まずは結論を絞って明確に仮定しておく必要性、地域リーダーとしての振るまいをしっかりセグメンテーションして予備調査項目を分類→本調査に備えることというアドバイスをいただいた。やはり、予備調査の重要性を指摘された。ここが研究として成り立つかの第一関門ということか。これは5月中に取り組み、6月は本調査に向けて調整できるようにしておかないとならないということ。この3日間ほどでいろいろな方からアドバイスをいただいて、かなり自分のやらなくてはならないことが整理されてきた。反面、もやもやとして見えない部分も多いが、とにかく準備段階をクリアしないとそれは見えるはずもないということがわかったのも収穫。やれることに優先順位をつけてキリキリ自分を追い込まなければ。

14時、向出先生(小松市教育センター指導主事)と中川先生の情報教育推進についての話し合いにオブザーバー参加させていただく。谷口さんも同席。まだITCEとして一月あまりの活動時間しかない向出先生が小松の3年後を見越してきちんとビジョンを語っておられたことに感動した。こういう方がいること、そして力量ある方がちゃんとそれなりのポジションについて動けるようにするという行政側の識見もさすがだと思う。向出先生にはいろいろこれから教えて頂けるようにお願いをした。

帰宅して、杏子の様子を聞く。「楽しかったよ〜」と元気に帰ってきたとのことで安心。

夜はUchiwa、浜松との交流学習関係、堀田研究室超短期内留関連etc.でメールが数十通飛び交い、PCの周囲でウロウロしてスクランブル体制。それにしても、HorilabMLの活発さと学生さんの反応の速さ、的確さに感心する。きちんと運営されている組織が醸し出すキビキビした空気。とろい自分にカツを入れてもらえるかなあ…と受動的ではいけないな。とにかく来週の浜松行きが本当に楽しみだ。

 

5/14(火) 昨夜も2時頃までうだうだ悩んでいて、今朝もしっかり寝過ごす。本当は午後から加藤先生に小松犬丸小に連れて行ってもらうつもりだったが、研究課題が気になり、研究室でじっくり考える時間をとることにした。

10時大学。12時50分映像メディア論。中川先生から内留生の課題はD-projectのプロモーションビデオにという指示!これは責任重大。内留生4人で作戦会議。

村上さんが帰り、研究室に一人。Uchiwa-OFF会の予約電話を入れ、MLに決定事項を流す。その後、じわじわ一人考えに沈む…

16時、中川先生に研究課題の相談。骨格を構築するためにも、論の落としどころをもっと絞る必要があること、そのためにITCE業務のどこをとりあげるかを事前調査して押さえられそうなところの目星をつけることが先決との指摘を受ける。また、ITCE配置地域と非配置地域の差を論ずるのはある意味当然の結論しかでないので、それは本当に必要かとの指摘も受けた。どれも納得できることばかり。全体の構成として各地区で実働されている地域リーダーの資質や効果的な働きかけの共通点を明らかにするような論の流れにする必要があることがわかった。短時間で論の構成に必要な要素を端的に指摘して下さって本当に有り難かった。これから、時間があるようで実は全然ないので、巻きを入れてがんばります。m(__)m

18時、金沢大内地留学生の懇親会で片町柿の木畠「ボーノボーノ」へ。イタリア料理もおいしく、みんなで大笑いできる楽しい会だった。内留生夏合宿をしよう!などという話も出て、今後も楽しくやっていけそうだ。幹事の吉田先生に感謝。m(__)m

深夜、東明小−芳川北小(浜松)のMLスタート。西遠情報センター(浜松)の内山先生とML設立のための若干のやりとりの後、Free-ML使用でスタート。チーフコーディネータは内山先生、中條さんと自分もお手伝い役、中野さん、山守さんが授業者。勉強になりそうで、とても楽しみ。それにしても、今日もいろいろなことがあったなあ。

 

5/13(月) またもや未明に研究がらみのメールが飛び交い、大いに焦る。杏子は落ち着いたが、今度は自分がピンチである。悩みつつ就寝。

9時30分大学。ITCE論文がものになるのかどうか必死で考え、午後に第一素案ができる。中川先生にまず送信。堀田先生にも今夜中に相談してみよう。何回書き直し、考え直しになるか、これからが勝負。

帰宅途中、勤務校からPC室のパソコンがすべて起動しないと言う電話連絡があり、真っ青。あわてて駆けつけ、サーバと職員クライアントのアンチウィルスソフトのログをチェックする。形跡なし。児童用クライアントを起動すると…起動!え?!あれ??

よくよく見ると、光ファイバの手前のルータの電源コードが緩んでいて機能停止してるのを発見&ずっこけ…

「起動しない」というのは子どもからの訴えで、インターネットに接続できなかったというのが正確な表現。やれやれ、こういうのはホントに心臓に良くない。

全機の機能チェックとNTサーバのウィルスパターン更新設定をして一件落着。本当のデータ消去系のワーム感染だったら復旧の手間とコストは洒落にならない…ので、誤報で良かったということにしよう。(--;)

帰宅してサーバログのチェック、問題なし。引き続き研究方針素案の検討作業…のつもりがメールにかかりきり。加藤先生に相談メール送信。続けてUchiwaオフ会関連のメールを送信。返信が続々帰ってきて久しぶりにMLが爆発状態に。ついでに金沢大実践センターのMLもさる話題で小爆発。ローカルなMLは楽しい。

 

5/12(日) 夜中に杏子の熱が下がりすぎて苦しむ。解熱剤が効きすぎているらしい。なんとか落ち着いたがまだ気は抜けないということか。

午前中はポチポチと昨秋の富山大会論文集をチェック。浜松の仲村先生の論文がかなり自分のやりたい研究に近いことがわかる。他にもいくつか参考になる論文があった。それらが参照している論文をこれから探して読んでみることにする。夜、引き続き研究方針を書き出して悩む作業。

サーバは二日前の設定変更(クロックアップ)から順調に稼働。真夏は排熱がどうなるかわからないが、当面は大丈夫という感触。WWW,SMB(File),FTPのログも特に異常はない。最近はワームからの不正なアクセスでなく、正規のアクセスがApacheログにたくさん残るようになった。(たくさんといってもかわいいもんですが…)

見てくださっている方、おおきに。m(__)m

 

5/11(土) 未明に中川先生からの、研究方針決定催促メール。考えつついつの間にやら爆睡。思い切り寝過ごす。杏子は熱が少し下がって咳も治まってきた。このまま治っていってほしい。ぼやけた頭を叩きつつ、いくつかのメールにちょっと時間をかけて対応。さらに、Uchiwa2002オフ会の案内&出欠確認メール送付。みんな来てね。

午後は今年の研究方針決定のためのR&Dのつもりが、永野先生の富山大会論文を読んでいるうちにいつの間にやら意識を失っていた。(^^; 寝てばかりだな…

夕刻、薬が効いたらしく杏子の発熱は治まり、咳き込みもわずかになって嫁さんが大安心。杏子が生まれてこの方、初めてこんなに長引いた風邪。ようやく終息が近いらしい。

中川先生&AdobeのD-project、Webが本格オープンして初めてじっくり読み込む。オープニングが実にクール。内容も質が高く、さらにこれからどんどん充実していく。さしあたって、自分が属している評価シートプロジェクト、本腰を入れて収集にかからなくては…と書いたら、夜に富山出町小の白江先生から問い合わせがあり、とりあえず手持ちの3枚の評価シートを手直しして送付。

 

5/10(金) 9時、杏子かかりつけの清水クリニック。血液検査の結果待ちで夕方再び出かけることに。10時30分大学。建物入り口ではツバメの巣作りが最盛期。

富山からの3ヶ月内留生、今枝さんと学校事情を話し合う。所変われば学校文化は全然違うもんだな。

2時過ぎに学校を出て、自宅。杏子の診察結果を電話で問い合わせると、今回出された薬が効かずに三日間熱が下がらない場合は入院した方が良いとのこと。こじらせちゃったなあ… 体力消耗はそれほどなく元気なのだが、夜中の咳き込みで苦しむ様子は見るに忍びない。(T_T)

夜、サーバーの設定を変更。CPUクロック333Mhzから500Mhz定格に戻す。静音化のためクロックダウンしていたが、X-windowがどうにも重い。処理能力アップでXは軽くなったが、ファンレスヒートシンクで排熱が追いつくか、この休日で様子見しよう。23時現在は異常なし。

 

5/9(木) 10時過ぎ大学。村上さん撮影の写真2枚を大判プリンタで出力。村上さんはこだわりのカメラの達人である。写真の出来がすばらしくそれをA1版で見ると大迫力。研究室の壁に貼りみんなで鑑賞。一見の価値あり。

12時過ぎ車にPCを積み込んで、小松南部中へPC設置ボランティア部隊(実践センター学生さん&内留生軍団)出発。2時前に到着。美術室に7台のPCを設置し、ネットワーク化。みんなでワイワイとLANケーブルを作ったり(失敗多々!)、PCの設定をしたりするのを、中学生が物珍しそうに見に来ていた。こういうのは楽しいな。

ついでに図書室のLAN配線が不調という相談のトラブルシュート。ケーブルをたどると、なんと接続先にコネクタなし!谷口さん村上さんと思わずずっこける。

LANコネクタをつけるとあっさり接続成功。誰だ、こんないい加減な仕事をしたのは?

4時40分、中座して車を飛ばし5時30分東明小。会場準備を手伝いつつ、6時30分石川県教育工学会研究部第一回総会。

今年一年の研究プロジェクトアウトライン決定の場だが、工学会の組織についての議論で一時間以上。各プロジェクトのための時間確保がもっと欲しいところだなあ。組織論を貴重な「研究部の」ミーティング時間でするのは適当かどうか。それをしなければならないとしたら組織各部の権限と責任範囲のセグメンテーション/ポリシーに揺れがあるということではないか。組織上の問題をどうしていくか、それはどこで議論すべきなのか、誰が意志決定をするのか、そしてそれは研究部の仕事なんだろうか。だれに聞けばいいのかわからないけれど。

各企画のセッションの報告、MLで企画立案状況をさらに報告することを確認して終了。清水さん、山下さん、坂上さん、中條さん、正來で雑談しつつ解散。

帰宅11時。杏子の発熱と咳は治まらず、本当に弱ったなあ…明日、再度かかりつけ医への受診を決める。長い一日。

 

5/8(水) 9時大学。昨日の帰り際に動かなくて苦労していたエプソンの超大型インクジェットプリンタMC9000に村上さんと二人で取り組み、ついに運転に成功、中條さんから預かった画像データが見事A1用紙に出力された。二人して万歳! 姫からのタスク遂行完了で一安心した。明日は村上さんの銀塩写真データをポスター出力することになる。楽しみ。

教育情報化コーディネータへの道」(永野和男監修 高陵社)を研究室ソファーでくつろぎつつ読む。試験対策&今年度の研究発表のネタ探し。ポチポチ読んでいると3級部分は流し読みできるが、2級は昨年度の大苦戦が…よみがえる。なんとか一通り読み終わった。今週中になんとか諸先生に相談できるところまで、自分の研究プランを出しておきたいのだが、どうなるか。いよいよのんびりばかりはしていられない時期になってきた。

夕刻、堀研Webをチェックして、堀研M1村上さんによる元吉原小研修会レポートを見つけ、興味深く読む。元吉原小は小学校で教科「情報」を実践しているカリキュラム開発校だ。昨日あった研修会のレポートが、サマリー付きで整理され今日WebにUpされる。そのスピード感、クォリティーはすごいな。

7時、実践センター歓迎会@日航ホテル地下「八兆屋」。中川先生から、内留の一年間にすべきことをいろいろ話して頂く。内留後に芽吹く人とのネットワークの種を蒔くこと、そしてコーディネートの力を磨けという言葉に深く納得。

 

5/7(火) 未明、教育工学会石川支部のWebのmodify&uploadして就寝。

朝、杏子の発熱はいまだすっきりせず。うーん… 気になりつつ家を出る。

野々市小によってビデオテープのダビング。9時30分大学。話しの流れで村上さんから高校の生徒指導状況をじっくり聞かせてもらい、親の役割、学校の役割について思わず考え込む。(-_-)

12:50中川先生の映像メディア論。本日はCM分析のグループ発表。自分は内留生なので学生に発表はお任せする楽なご身分で申し訳ない。みんな苦労してCMを録画し、分析もきちんとしている。さすが大学生、小学生とはわけがちがうな。

ただ自分の事を思い切り棚に上げて言えば、発表内容はいいのになあ、アイコンタクトとか発声などパフォーマンスの部分に意識がいくといいのになあ…という残念さを感じること多々。このあたりは、今「総合」がうまくいっている学級の小学生などにかえって高まりがあるに違いない。

Quality(発表の質)=Contents(内容)×Performance(見せ方)という堀田先生の言葉を思い出す。Q=C×P…難しいんだよなあ。

夕刻、帰ってきてかかりつけの医者に杏子を連れて行く。せきと微熱が続くのでひょっとして肺炎か…と心配していたが、気管支炎という診断に一安心。でも、今週いっぱいぐらいは幼稚園もお休みだな。(-_-)

 

5/6(月) 連休最終日。やはり杏子の発熱治まらず、金沢高校横の当番医へ。ただの風邪で発熱はかえって体力がある証拠という老先生のお診立て。でも明日の幼稚園は欠席。

帰ってきてもどこにも出かけるわけにもいかず、うだうだ過ごす。中條さんより宿題(?)のUchiwa2002MLのWebを仮アップ。昨日アップしたT小ミニネットデイで使ったNANAKO姫の写真(下参照)がローカルに波紋を広げている…らしい。かつて壁紙にして魔よけにと言ったのは某静岡大のH先生だが、姫を怒らすと恐いので引っ込めるかどうしようか思案中。って、こんなこと書くとマジでヤバイなあ… ^^; 

連休も終わり間近だが、Uchiwa-MLがにぎやか。オフ会もみんなで楽しくやれるといいな。最近の当Webもだんだんにぎやかになりアクセスログも全国からのアクセスが記録されている。嬉しい限り。アクセスカウンターも設置から二日で100カウントオーバー。

みなさん、たくさんのアクセス、おおきに。m(__)m

 

5/5(日) 霧が立ちこめる天気同様、杏子の熱は下がらず。食欲もありそこそこ元気なのだが、なかなかすっきりしない。弱ったなあ。

気になりつつ、9時ミニネットデイin某T小学校。工具等をかかえて、渡辺さん、中條ご夫婦と作業。午前中でほぼ作業が終わって4つの教室にLANが開通する。みんなでする作業は楽しかった。(詳細は内留見聞記 ミニネットデイにて)

終了後、サイゼリヤで昼食をとりながら、今年度の支部の活動の方針を考える。ネットの教室での利用、交流学習をメインにしてはどうかという意見を検討しつつ、とりあえずは、オフラインミーティング(要は飲み会)をということに決まる。^^; やっぱりオフラインで盛り上がってからでないとね。中條さんからいくつかの宿題が出る。うむ、早くやらないとだめだろうな。 (^_-)

午後は自宅にて静かに過ごす。昨日からHomeにカウンターを設置した。いろいろな方から見て頂いているようで、うれしい。まあ、自分がいちばんよくカウンターを回しているのは相変わらずなんだけど。

 

  

5/4(土) 夜中にも何度か杏子が起きてしまう。発熱が苦しいらしい。家族そろってゆっくり朝を寝て過ごす。彼女も一ヶ月の幼稚園生活の疲れが出ているんだろうな。夕方からの実家での夕食会をキャンセル。仕方がない。午前中は家でおとなしく、出張続きで片づかない荷物の整理と読書。午後はサーバのログ設定やWebをいじくったり部屋を掃除したり嫁さんの代わりに買いものに出かけたり。

 

5/3(金) 堀田先生から堀研超短期内地留学の詳細日程確認のメールをいただき、返信する。ホテルの予約までしていただき本当に有り難くも申し訳ない。みっちり勉強&夜の情報教育の日程が組まれていて、楽しみ。

その他のメールを片づけのんびりしようと思ったら杏子が風邪で発熱、あわてて近所の当番医へ。幸い大したことはなく安心。待ち時間にATMに入金処理。買いもの後、帰宅。

午後からWebのリンク修正作業。リンク切れを専用ツールでサーチしてGoogleで移転先を探し修正、消えたページは削除。ちゃんと定期的にメンテナンスしないとリンク集ってのはだめなんだけど根気がつづかないんだよなあ…

続けて「教科情報」の内留見聞記作成作業。

夕刻以降、杏子の発熱再発で心配。軽い風邪なのに病気の我が子になんとも言えないあわれとけなげを感じてしまう親馬鹿。(T_T)

 

5/2(木) 9時大学。午後のゼミのレジュメ準備。昨年度見事二次試験で討ち死にしたJAPET主催の資格・ITCE(教育情報化コーディネータ)を取り上げてみることにする。この分野の現状と問題点について研究にならないか、考えている。現にITCE業務をしている徳島の中川先生、宮崎の児島先生、京都の中島先生にくっついてフィールドワーク調査できないかなあ。果たしてそういう方向で「研究」として成立するのか、切り口がわからないでいる。中川先生、加藤先生、堀田先生に相談していこうと考えているのだが、どうかなあ。

レポートを書き終え、Webの更新作業。リンク集をアップ。昔作ったリンクなのでリンク切れ続々。(^^;) 教科情報設計プロジェクトの報告もまだ… 連休中に仕上げ予定。

13時30分ゼミ。内垣戸さん「修論(交流学習について)」正來「教育情報化コーディネータ(ITCE)資格と現状」。

内垣戸さんはNHK教育の「たったひとつの地球」「おこめ…」にも絡んでいて、その実践を中心に交流学習について修論をまとめるとのこと。ネット上での共同体の分析なども考えているようで、かなり奥が深そう。共同体というだけで、社会学の分野では大変な量の資料がありそうだ。交流学習のメリット、指導者のモチベーションと学習としての深まりなどいろいろな切り口がありそうで、この先が楽しみだ。

自分の発表については、ITCEの理念と現状、資格試験の実際(要は不合格話だな…)にざっと触れた。学校現場の状況について話が盛り上がる。

研究の方向性に悩み出している。現にITCE業務をしている方について調査をし、ITCEの理念との比較検証を行ったり、理念と実業務のずれがどこから生じるかなどを行政的な基盤等から問題把握をしたり、あるいは学校における校内リーダーの業務の実際と問題点をアンケートなり実地調査なりから洗い出したり、そういう切り口の研究は成り立たないかなあ。今、愚考中である。

加藤先生にちょっと相談してみたが、もう少し具体的な調査目的なり、論の落とし所を見つけないと難しいという感触。フィールドワークで現状分析をするだけなら内地留学の目的としては十分耐えうると思うのだが、例えばそれを教育工学会なり、学会の場で「研究」として発表しうる物になるか…。来週には中川先生、堀田先生にも当たって砕けろで相談を持ちかけてみようと思っている。

17:00帰宅。杏子が目の横に擦り傷を作って神妙な顔をしている。本人は詳細を語りたがらず…きっとだんだんやんちゃなことをしているに違いない。いろんなことがきっとあるわな…と嫁さんと話し合う。子どもは子どもなりにいろいろ大変にちがいない。我が家では父親が一番のんきなのだろうな、きっと。 (^_-)

深夜、ヤフオクで以前から狙っていたPDA用のCFモデムを落札。安値落札でラッキー。

 

5/1(水) 9時30分野々市小。チャイムマシンの新スケジュール再調整で、新しいミュージックチャイムをPCで編集し、録音、設定。そうこうしているうちに谷内さんが現れ、縦割り活動の顔合わせ会のカメラマンになってほしいと頼まれ、引き受ける。校内各所に分かれて6年生リーダーが自己紹介、1年生を迎える会の段取り伝達、グループ遊びの相談をする。野々市小的には初めての試みで、6年生もぎこちないながら頑張っている姿がそこここに見られ、どんどん撮影。場を仕切るためのスキルを意識する場として高学年にとってはとても重要な場。そしてその姿を見る下学年の子どもたちにとっても意味のある場だと思う。場を仕切る経験をした6年生たち。どのように向かう姿勢を意識させ、ねぎらい、自己評価・教師評価させるかで、この場の学びが変わってくると思う。どうやったのかな。

職員室に戻り、栄養士さんのノートPCをネットに接続。WinXP-Homeも設定にすっかり慣れて15分ほどで終了。お昼前に野々市小を出る。

その足でサンルイのクッキーを手みやげに県教育センター中本さん(かがくさん)に会いに行く。各教科の評価基準をまとめた資料VTRをビデオCD化してくださったものを取りに行く約束で、長居をするつもりはなかったのだが、飾らないお人柄でいろいろなお話しが楽しい。燃料電池の実物模型を見せてもらったり、内地留学や関わっているプロジェクトの近況を話したり、研究テーマの相談をしている内にあっという間に一時間近く経ってしまう。慌てて辞去。仕事の手を止めさせてしまい申し訳なかったが、本当に楽しい時間だった。

 

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masakiの情報教育レポート 管理者 正來 洋